2011年09月21日
京子「主人公はモテモテ・ワヒポウナム」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:45:20.90
京子(今日も部活暇だな~そういえば数学の宿題出てたっけ…そろそろやるとするかなっと、よし。)
京子「結衣、聞いてくれ大好き!」
結衣「…またお前はそんな事ばっかり言って…どうせ宿題だろ?」
京子(うっ…結衣にはやっぱりバレてる)
京子「そ、そんな事ないってば。ホントに結衣が好きだよ?疑り深いんだからまったくー」
結衣(京子はそうやっていつも人の心を乱すんだ…)
結衣(いつまでも冗談で済むと思ってるんだろうけど、もう限界だ…!)
結衣「私も…京子が好きだ」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:48:08.26
京子「やったー!私もだよ結衣愛してる!じゃあ宿題みs」
結衣「違うんだよ京子…そういうのじゃない真剣なんだ」
京子「えっ」
結衣「ごめん…ただ2年になってちなつちゃんや綾乃を見てたらさ…」
結衣「自分の本当の気持ちに気付けたから言いたかったんだ…忘れて」
京子「ア、アハハ…い、いや~モテる女は辛いですなぁ~」
結衣「まったくだよ…ハイこれ。今回だけだかんね。じゃあ今日は先帰るから…」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:59:05.54
京子「う~む。宿題はゲットできて嬉しいけど、結衣真剣だったなぁ…でも私だって馬鹿じゃない」
京子「結衣に向けるちなつちゃんの気持ちや、綾乃が私に向けてくれてる好意もわかってる」
京子「でも私は今のままがいい!ずっとみんなでゆるりと過ごしていきたい!」
京子「このまま結衣と付き合う事は何ら不満はない…ただそうなると綾乃は?結衣を盗られたちなつちゃんはと考えると辛いなぁ」
京子「そうか…みんなで良いんだ、全ての点を線で繋げばバランスは崩れない。いやーこのひらめき、私って天才だな~」
京子「私はみんなが好き、みんなは私が好き、みんなはみんなが好き。これで何の問題もない!」
京子「よし、早速あした結衣にこの気持ちを伝えよう!」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:50:14.03
京子「というわけです」
結衣「昨晩は言った後でどうしようって悩んじゃったけど…まぁ京子だしね。」
結衣「そんな所も含めて好きというか好きになった私が悪いというか…」
京子「やっぱり今の関係がどこか崩れてギクシャクする人が出るとか嫌じゃん?」
京子「だからハーレムを目指す事にしました。」
結衣「…京子だからしょうがないと思うけど…ちゃんと私だけを相手にしてくれる日も作ること。」
京子「結衣は寂しがり屋だからな~ラムレーズンがあれば一秒で飛んでいくよb」グッ
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:52:20.28
京子「ということでちなつちゃんから攻略しますか」
結衣「いきなりだな」
京子「結衣はちなつちゃんの事も好きだよね」
結衣「うん…ちなつちゃん好きだよ」
京子「でしょ。結衣はちなつちゃんが好きでちなつちゃんは結衣が好き。そして結衣は私が好きで私も二人が好き」
京子「まさしく理想としている関係ではないかー」
京子「我が歳納軍は既に将を射る為の馬はもう射てるから結衣がいれば楽勝だよ」
結衣「私は馬かっ!」
京子「まぁまぁ言葉の綾だよー」
結衣「疑わしい…本当はちなつちゃんが目当てで私を抱き込もうとしてるだけじゃないのか」
京子「ち、違うって!確かに言葉が悪かったよゴメン…」
結衣「じゃあ反省してるならぎゅってして」
京子「えっ!?」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:54:26.10
京子「やれやれ甘えん坊さんでちゅね~結衣たんは」ギュッ
結衣「うるさい。たまにはいいだろ」
京子「なんだかこうしてると、泣き虫だった小さい頃の私と引っ張っていった結衣が逆になったね」
結衣「ずっと京子といるから京子菌が移っちゃったんだよ…ハイ、もう終わり」
京子「もう終わりってそっちがしてっていったんじゃん~」
結衣「…だってこれ以上抱きつかれてると我慢できなくなるから…」
京子「そろそろお腹すいたな~綾乃にプリン貰ってくる」
結衣「って聞いてねぇし」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:01:40.47
京子「あやのープリンちょうだい」
綾乃「歳納京子-ッ!ここはプリン配布所じゃないっていつもいってるでしょ!」
千歳「まぁまぁ綾乃ちゃんー。そやけど歳納さん、タダではプリンはあげられへんなぁ」
千歳「プリンは綾乃ちゃんが毎月のお小遣いで一番楽しみにしてる買い物なんや~」
京子「そっかー…ごめんね綾乃」
千歳 スチャ
------------妄想中---------------------
綾乃「歳納京子あなたのフルーツプリンを貰えるなら私のプリンをあげてもいいわよ」
綾乃「大きくはないけれど、さくらんぼが乗ったおいしそうなプリンが二つもあるわね」
京子「あんっ…だめだよ綾乃ぉ…」
綾乃「何がだめなのかしら?このさくらんぼをクリクリすること?」
京子「んっ…だめぇっ」
綾乃「ふふ、そろそろ歳納京子のプリンを舐めさせてもらうわよ…」
京子「うんっ…綾乃が満足するまで味わってね」
------------妄想中---------------------
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:03:49.00
千歳「ブハッ」
綾乃「うああぁ千歳ぇー!ティッシュティッシュ!」
千歳「はぁはぁ…ありがとうな歳納さん…ウチのプリンあげるわ、お代は今もろたけん…」
京子「あ、ありがと。(沢庵プリン…?)」
京子「綾乃ー今度は私が楽しみにしてるラムレーズン持ってくるから分け合いっこしよーぜー」
綾乃「ま、まぁ歳納京子がどうしてもって言うなら考えてあげなくもないわ!」
千歳(これはあ~んで食べさせ合いっこのフラグ!!!)ブハッ
京子「千歳が大変な事にはなってるが…綾乃、今度の日曜日ヒマ?もしよかったら買い物に付き合って欲しいんだけど」
綾乃「そ、そ、そ、それってデ、デデデ」
京子「大王?」
綾乃「違うわよ!!」
千歳(綾乃ちゃんと歳納さんのデート…ウチはまだ死ぬわけにはいかへん!)
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:05:56.36
京子「かなり時間食ったけど…そろそろちなつちゃん部室に来てるかな」
京子「うーむ、ちなつちゃんは結衣にべったり。私とも仲が悪いわけでもないけど結衣ほどではないよなぁ…」
京子「どう事を運ぶかな…と、部室にとーちゃ~く!」
京子「オッス!オラ悟、じゃなくてお待たせ京子だよん」
結衣「おかえり京子」
ちなつ「ハァハァ…京、子…せんぱぁい?」
京子「!?(裸の結衣とちなつちゃん?私がプリンに夢中になっていた間に一体何が!?)」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:08:06.64
結衣「可愛かったよ、ちなつちゃん」チュ
京子「え~と、結衣さん?これは一体」
結衣「ちなつちゃんが私のものになれば、自然と京子のものにもなるって事だよ」
京子「仕事はえー!っていうか色々展開がすっとびすぎてビックリするわ!」
ちなつ「私は結衣せんぱいのもので…私は京子せんぱいのもの…素敵ですぅ…」
京子(いやホントこの短期間でここまで完璧な調教を…?相手は中学一年生だぞ!?結衣恐ろしい子ッ!!)
京子(ここに来て結衣の隠された才能が開花したとしか思えない…この女たらしのテクニシャンガールめ)
結衣「これでちなつちゃんはOKだよ。綾乃の方は大丈夫そう?」
京子「え、あ、うん。とりあえず日曜日にキメるっ」
京子「あと二人とも、こんな所誰かに見つかったら大変だから服きて服!」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:10:21.88
ちなつ「ふぅ…落ち着きました。結衣先輩ったら強引なんだからっ」
結衣「次は京子とも…ね?」
ちなつ「はい///」
京子(結衣マジでメタルキング倒したくらい経験値入ってるだろ…)
京子「さてと、今日の部活はここまで。ちなつちゃんも疲れただろうし今日はゆっくり休んでね」
結衣「ちなつちゃん今日は送っていくよ。玄関の所で待ってて」
ちなつ「わかりました~では京子先輩、今日はこれで失礼します」
結衣「京子…今日がんばったご褒美を貰おうかな」ガシッ
京子「え?え?」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:12:27.21
結衣「ふちゅ、ちゅっ、ちゅむ、ちゅ……京子、大好き…ちゅぅ」
京子「ちょ……結衣、いきなりすぎ……んっ、あ、くぷぷっ、んぅ、んぁぅ、は、はぅ……」
京子「ぁ……はふ……ふぁ、あ、あっ……」
京子(こ、これはゆりキャンで見たことがある!キスだけでノンケすらコマすという女スケコマシの技だ!)
京子(ち、ちなつちゃんはこのテクにやられたに違いない…)
結衣「ん……ちゅううっ、ちゅっ、れるる、は……ぷっあ……あー……ん、ちゅるっ…」
結衣「うん、ちなつちゃんも待たせてるし今日はここまでにしておこうかな。ありがと京子」
京子「はぁはぁ…どー、いたひま、ひてぇ…」
京子(もしかして結衣の方がハーレム向いてるんじゃないのかコレ…)ガクッ
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:14:38.51
………………………
………………
………
京子「なんとか回復してきたぞ…」
あかり「京子ちゃーん……」スッ
京子「うわっ!?え?あかり?何で押し入れにいたの!?」
あかり「隠れてたら出るに出れない状態がどんどん続いて…」
あかり「あかりがいなくても何事も無く進行して行って…」
あかり「話のオチはいつもあかりが似合う…いつもそんな感じです…」
京子(マズイ、いくら空気ネタが定評だからと言っても、このままではあかりが孤立してしまう…ここはっ!)
京子「あかり!」
京子「あかりは私の事が好きって言ってくれたよね!」
あかり「う、うん。あかりは京子ちゃんと結衣ちゃんが好きだよ?あとちなつちゃんも」
京子「うん。私もあかりが大好きだよ…小さい頃からずっと一緒」
京子「それが当たり前すぎて逆にその事に気付かない事もあるけどさ」
京子「私の日常にはあかりが必要不可欠なんだよ。ずっと、ずっと傍に居て欲しい!」
あかり「京子ちゃん…そこまであかりの事を」ジーン
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:18:54.34
京子「私にとってあかりは…妹みたいなものかな。ほら私一人っ子だしさ」
京子「何より弄ると素直な反応が可愛い」
あかり「もぉ~京子ちゃん酷いよー」
京子「あっはっはーそういうのが可愛いんだってあかりー」
京子「そうだ、あかりにこれあげるよ。今『マリうに』にハマっててさ美術で作ったんだー」
あかり「これってロザリオ…?」
京子「『マリアさまがうにくってる』で登場するロザリオでさ、これは姉妹の証なんだ」
京子「だからこれはあかりにあげる。お姉様と呼んでもよくってよ」
あかり「えへへ…ありがとう京子お姉様!」
京子「うん。これはないな」
あかり「えーっ!」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:21:20.31
京子「まぁ、それはそれとして皆知っての通り…マリうにではもう一つ大切な儀式がある。」
京子「姉妹でうにを口移しで食べさせる事でスールと認められるという最終儀式が!!」
あかり「もーっ京子ちゃんまたあかりをからかおうとして」
京子「あかりはうには嫌いかい?何ならうどんの口移しでも儀式はオーケーなんだけど?」
京子「とはいえココにはうにもうどんもないわけで…しょうがないから形だけの儀式しちゃおうか」
あかり「えっ冗談だよね京子ちゃん???」
京子「大丈夫、あかりは動かなくていいからね?さ、目をつぶって…」
あかり「う…うん…わかったよ」
京子(何だかんだで素直に言う事を聞くのがあかりなんだよな~悪い奴に騙されないように私が騙さねば)
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:24:55.44
京子「よっしゃ覚悟ー!」
あかり「っ…」ビクッ
あかり「…?」ちゅっ
京子「ハイ、これでおしまい。あかり身構えすぎー」
あかり「だって京子ちゃんが口移しとか言うから」かぁぁっ
京子「HAHAHAくちびるにすると思った?ホントの儀式はあかりからやってくれるのを待つとするさ」
あかり「そんな恥ずかしいこと絶対絶対絶対しな…い…もん」
京子「まぁ、あかりがしない時は私からするだけだけどね~」
あかり「それ全然待ってないよ!!と、とにかく今日はもう帰ろっか京子ちゃん!///」
京子(よかった…姉の私には負けるけどあかりはごらく部のムードメーカー、落ち込んでるのは似合わないからな。)
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:27:11.64
日曜日
綾乃(待ち合わせ1時間前についてしまった)
綾乃「まったく歳納京子ったら本当に強引なんだから!これは生徒会副会長として指導が必要ねっ」
京子「誰が強引だって?」
綾乃「ひゃぁ!歳納京子!?まだ一時間前じゃ…もしかして私の時計遅れてる?」
京子「いや~時計は正確だよ。綾乃なら早く来るかなって思ってさ。案の定来てた」
綾乃「そんな事言って…もし私が来てなかったらどうするつもりだったのよ」
京子「その時は本屋にでも行って時間を潰してた」
綾乃「でも、でもでもっ」
京子「まぁまぁ、まずはぶらぶらりと見て回って映画館に行こっか」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:30:03.10
……………
テクテクテク
京子「あっ、見て見てこの服かわいいー綾乃似合うんじゃない?」
綾乃「べ、別に私より歳納京子の方が似合うわよ」
京子「じゃあお揃いにすれば二人でお似合いだね」
綾乃「な、何言ってんのよっ!///」
京子「しかしながら私達中学生にとっては、こうしてショッピングで眺めるくらいで終わるのが残念なところだ」
京子「やっぱりアレだな。自分で作るのがスキルも上がって一番かも」
綾乃「そういえばあの時の衣装も歳納京子が作ったのよね…」
京子「うん。事前に千歳にサイズ聞いたりしてさー」
綾乃「は?どうして千歳が私のスリーサイズ知ってるのよ!?」
京子「ふっ…知りたい事は友に聞けというのは鉄則だよ明智君。私も結衣のスリーサイズ知ってるしね」
綾乃(な、なんて事なの…私は千歳の親友なのに知らないなんて…今度それとなく聞いてみよう)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:32:20.43
京子「そうこうしてるうちに映画館にとうちゃーく!時間も良い頃合いだよ」
綾乃「何の映画を見るの?歳納京子」
京子「ふっふっふ…私とのデートと言えばミラクるんは外せないっ!」
綾乃「それにしてもこの歳でミラクるんってちょっと恥ずかし…」
京子「そんなことない!ミラクるんは大きいお友達にも大人気なんだ。大人が見ても良いアニメ百選に選ばれたくらいだよ」
京子「それに綾乃のライバるんすげー可愛かったし、また一緒にコスプレしたいから綾乃にミラクるんをもっと好きになってもらいたいんだ」
綾乃「まぁ、まぁそこまで言うなら仕方ないわね…ホントはもう嫌だけどやってあげない事もないわ」テレテレ
京子「さぁいざゆかん!」
━━━━━━━━
━━━━
━━
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:36:45.85
京子「くうぅ~っ!やっぱりミラクるんは何度見ても面白いな~!」
京子「特にあのミラクるんがピンチの時にかけつけたお人好しの登場は燃えたよ~」
綾乃「あのシーンは良かったわね。ボロボロになりながらもミラクるんの為に駆けつける彼女は凄く素敵だったわ」
京子「素直じゃないところが誰かさんに似てるかな~?」
綾乃「だ、誰かさんって誰よ」
京子「さーて誰かな~?お昼ご飯でも食べて考えようのコーナー」
京子「綾乃は何食べたい?どこでもいいよー」
綾乃「あっ、じゃあ最近できたパスタ屋さん行ってみない?」
京子「いいね~なもジェンヌの私にふさわしいランチだ」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:39:04.21
チリンチリーン
イラッシャイマセー
2メイサマデスネー。2サバニゴアンナイシマース
京子「えー何々?オーナーシェフ杉浦が丹精込めてお作りしますか…ここ綾乃んち?」
綾乃「そうそう実はここ私の家―――ってそれ違うから!」
京子「さーて注文呼ぶかね」ピンポーン
綾乃「わ、私まだ決まってな」アセアセ
京子「直感だ、おいしそうなパスタを直感で選ぶんだ!」
ご注文はおきまりでしょうか
綾乃「えーと、えとえと、パ、パッパラパスタとランランサラダのセットお願いします」
京子「私はドクドクドリアで」
ご注文を繰り返させて頂きます
パッパラパスタとランランサラダのセットがお一つ
ドクドクドリアがお一つでよろしいですね
しばらくお待ち下さい。
綾乃「歳納京子ドリアって…パスタは食べないの?」
京子「ふっ…初めてくるパスタ屋でドリアを頼むこの背徳感が、味をひと味もふた味も高めてくれるのだよ」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:44:31.40
お待たせしました。ご注文は以上でお揃いでしょうか
ごゆっくりどうぞ
綾乃「うん。おいしいわね」
京子「こっちのドリアもなかなかいけるよ」
京子「と、いうわけで一口ちょうだい。あーん」
綾乃「はい?」
京子「あーん」
綾乃「えっ?」
京子「も~っ、一人で口開けて周りから見たら私バカみたいじゃん。食べさせてって言ってるの!」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:47:43.11
綾乃「」カアッ
京子「あーやーのーはーやーく」
綾乃「は、は、はい、あーんんんn」
京子「綾乃フォーク震えすぎだよ(汗 あーんっ」パクッ
京子「パッパラパスタうめぇ!体力とスタミナがみなぎる気がする」
綾乃「そ、そう良かったわね(歳納京子が咥えたフォーク歳納京子が咥えたフォーク!!)」
京子「こっちもドリアお返しだ。綾乃あーん」
綾乃「…あ、あーん///」
京子「私達…このドリアみたいにアツアツね」
綾乃「ブッー!べ、別にアツアツなんかじゃないわよ」
京子「あっはっは綾乃きたないー」
綾乃「歳納京子のせいでしょっ!」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:51:14.15
京子「さーてお昼も食べたしー食後は公園でのんびりと過ごしますか」
京子「やはりお金のない中学生のデートコースの定番と言えば公園だよ」
綾乃「公園のベンチってなんだかのんびりするわね」
京子「ま~ゆったりとした時の流れを感じながら駄弁ってますか。ではさっそく」
京子「…ねぇ、綾乃は私なんかのどこを好きになったの?」
綾乃「は、はぁ!?べ、べつに歳納京子の事なんか好きじゃ好きじゃ…」
京子「綾乃、これは大事な話なんだ」
綾乃(歳納京子がこんなに真剣に…そうか、きっと神様がそろそろ素直になれって言ってるのね…)
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:56:30.38
綾乃「歳納京子、そうね…一年の頃あなたは毎回学年トップで私はいつも凄いなって尊敬してたわ」
綾乃「それでどんな人かなってずっと気になってた…」
綾乃「でも本当のあなたは結構むちゃくちゃだし、茶道部の部室は占拠するしで先代生徒会長も困ってたわね」クスッ
綾乃「それからはこんないい加減な人には負けたくないって、ライバル心みたいなものが沸いてきてずっと意地になっちゃった」
綾乃「それでも何より歳納京子をす、好きになったっ…一番の切っ掛けは体育祭よ!」
綾乃「借り物競走で歳納京子が私を選んで走ってくれたの覚えてる?」
綾乃「ゴールした時にお題は何なのって聞いた時にあなたは―――」
京子『これから仲良くなりたい子って書いてあったんだ。よかったら名前、教えてくれる?』って
綾乃「私が一方的にライバル視してあなたは私の事なんて知らないって思ってたから。仲良くなりたいって言ってもらえて…凄く嬉しかった。」
綾乃「歳納京子はいい加減な所もあるけど、私にない素敵なところを沢山もってて…気付いたらどんどん惹かれていったわ。」
京子(じ、実際は借り物競走の用紙に「もみあげが凄い人」って書かれてたから誤魔化したなんて言えない)ダラダラ
京子(本当の事はやっぱり言わない方がいいなこれは…)
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:01:01.83
綾乃「それにしてもあなたってば、その時からいきなり名前で呼んでくれたわよね…ドキドキして競技にならなかったわよ」
京子「それを言うなら綾乃だっていきなりフルネームだったじゃん~」
綾乃「だ、だって名字から勢いつけてでないと恥ずかしくて呼べないじゃない…」
綾乃「仲良くなりたいって思ってるのに素直になれなくて、心の何処かで船見さんがいるから入り込む余地はないんだって諦めてた部分もあると思う…」
綾乃「ずっと…ずっと見てたから、あなたと船見さんがどれだけ親しいかなんてわかってるっ」
綾乃「でも…ぐすっ…わたし恋愛は一番じゃなくていいから、これからもあなたを…好きでいてもいいですか?」
京子「…」
京子「綾乃…確かに私にとって結衣は大切な存在だよ。でもそれと同じくらい綾乃だって大事なんだ」
京子「綾乃には結衣やちなつちゃん、あかりでも埋められない私の隙間を埋めて欲しい。みんなが居てこそ私にとって大切な日常があるんだよ」
京子「だから綾乃だって遠慮なんてしなくていい…綾乃の日常に私が必要なら遠慮無く甘えて欲しいんだ。」
綾乃「歳納…京子…」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:03:19.19
京子「まずは…名前で呼んでみるところからはじめてみようか」
綾乃「えっ!い、いきなりそんな!?こ、心の準備がもにょもにょ」
京子「待たないよ~。さん、ハイ!」
綾乃「きょ、きょう…と、としの…きょ、きょう…歳納京子!」
京子「ブッブー。ちゃんと名前で呼ばないとキスしちゃおっかな~」
綾乃「えっ?えぇっ!?きょ、きょきょきょキョッピー!」カァッ
京子「あれ~綾乃はもしかしてキスして欲しくてわざと言わないのかな??」
綾乃「そんなわけ…」///
京子「ハイ、時間切れ。んっ…」ちゅっ
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:08:41.25
綾乃「ちょ、んっ…とし…の、んちゅ、はっ、ちゅぅ……」
京子「ん……ちゅう、ちゅ、んふ、んっ、ちゅむ……れろっ…可愛いよ綾乃」
綾乃「あぅ…ちゅ、んっ…きょ、きょうこっ…んぅっ…ふぅっ…ぁぅ…きょうこっ!」
京子「ん~っ…ちゅ。ハイ、よく言えました。」ナデナデ
綾乃「~~~っ!どうしてあなたはそんな恥ずかしいことばっかり///」
京子「そりゃあ恥ずかしがる綾乃が可愛いからに他ならないっしょ」
綾乃「もぅ!歳納京子のばかばかばかばかっ!」
京子「またフルネームになってる~もしかしてキスし足りないって事かな?」
綾乃「もうっ!知らないナイナイナイアガラよっ!」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:11:21.23
京子「家まで送らなくて大丈夫かい?」
綾乃「だ、大丈夫に決まってるじゃない。それに歳納京子の家と方向が違うし悪いわよ…」
綾乃「歳納京子こそ気をつけて帰るのよ!また明日学校で会いましょう、遅刻したら許さないんだからねっ!」
京子「あいあい~また明日ー」
京子「名前はまだ慣れてくれないけど、今日は大成功だったな~ラムレーズン買って帰ろう」
結衣「京子」
京子「ん?あれ~結衣に…千歳じゃんどうしたの?」
千歳「歳納さん…今日は天国を見せてもろたで…ハァ…ハァ…」
結衣「日曜ってのは聞いてたからな。千歳が心配で一緒に後をつけてた」
千歳「船見さんすまんな~ウチには死んでも今日という日を見届ける義務があったんや」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:24:23.07
結衣「千歳、千歳は…辛くないの?千歳は綾乃の事が好きなんでしょ?京子に盗られて平気なの」
千歳「?たしかにウチは綾乃ちゃんが大好きやで。」
千歳「でもだからこそ幸せな綾乃ちゃんが見れてウチは幸せなんや。辛い思う事はあらへん」
結衣「私は…私は…心の準備はできてるつもりだった…」
結衣「でも、やっぱり実際に京子が他の誰かとキスしてる所を見るのは辛かった」
結衣「私は…心が狭いのかな?千歳のように広い心は持てないよ…」
結衣「ちなつちゃんを京子より先に私が手を出したのも…」
結衣「ちなつちゃんが京子を好きになったら京子はちなつちゃんに夢中になるんじゃないかって…」
結衣「いっそそれなら3人でって思ったけど…今日の経験からすれば実際にそんな事になったら、嫉妬しちゃうんだろうなって思ったよ…」
結衣「私…最低だ。どうしてこんなにちっぽけな人間なんだろう」
千歳「船見さん…独占欲は愛情表現の一つや。でもな、それは歳納さんを完全に信用してへん現れでもある」
千歳「相手が他に好きな人ができて自分から離れていくんやないやろか…そういう不安が独占したくなる気持ちになるんよ」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:26:52.63
千歳「私が見る限り、どんな事があっても歳納さんは船見さんから離れていく事は絶対あらへん。不安になるだけ損やでー」
京子「そうだよ結衣…これから先、何十年経っても私が結衣から離れるなんて絶対にありえない」
京子「私にとって結衣はもう人生の一部なんだ。他のみんなと同じように無くてはならない存在なんだよ!」
千歳「船見さん…独占欲は時に人を不幸にする事もある諸刃の愛情や。」
千歳「私かて歳納さんが嫌な人間やったら、綾乃ちゃんを渡したくのうなって嫉妬してたかもしれん」
千歳「でもな、私は歳納さんも好きやけん。二人とも好きやからこそ二人が一緒にいると幸せなんよ~
千歳「歳納さんに向けられる乙女な綾乃ちゃんは最高や」
京子「そうだよ結衣、私から結衣への愛情は絶対に無くなったりはしない…」
京子「そして結衣から私への愛が無くなる事だって絶対にない!」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:28:57.77
千歳「船見さんが歳納さんを想う気持ちの10分の1でもえぇ」
千歳「その愛情を人に分け与えれるようになったらもっと幸せになれるでー。なぁ、牧師さんもそう思うよな?」
牧師「YES.汝の敵を愛せよ。汝を呪うものを祝福せよ。
汝を虐げるもののために祈れ。それが私たちの生きる道だ。
憎しみには愛をもって報いなければならない。愛は、敵を友に変える唯一の力である」
京子「いきなり誰だよっ!」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:31:06.23
京子「んーゴホン。結衣がちっぽけだっていうのなら、太平洋より広い私の心が包み込む。そしたら結衣も太平洋だ!」
結衣「京子…」
京子「私は自分が一番好き、だからこそ私を好きになってくれるみんなが大好き」
京子「というわけで結衣も私を好きになってくれるみんなを好きになるといい。」
京子「そうすれば私を好きでいる事とイコールで万事オッケーだよ」
結衣「京子は相変わらずわけがわからないな…でもやってみる。愛を分け与えられる人になってみせるよ」
京子「それでこそ、ごらく部副部長だぞ結衣!」
千歳「めでたしめでたしやな~」
元よりクールで女生徒人気も高かった結衣
愛の波動に目覚めたが故に近い将来、少女セクトの思信のようになるとはこの時はまだ誰も知らない。
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:37:31.43
幾多の困難の乗り越えて無事ハーレムを納めた京子だったが…平穏は長く続かなかった…
・新たなツンデレ…
京子「千鶴とお互いのよだれで口元がベタベタになるくらいのべろちゅーがしたい」
千鶴「うざいからすっこんでろ」
・学校でアブナイ実験してる人達が…
西垣「爆友募集中だぞ」
りせ「…」
・恋のこの字も知らない櫻子の嫉妬も…
向日葵「歳納先輩って不思議な方ですけど尊敬できる所が櫻子と大違いですわ」
櫻子「むー……なんか面白くナイ」
・京子とあかりのスールに試練が…
あかね「あかり歴13年の私に断りなく姉になるとはいけない子ね~兄のように消えたいのかしら?」
愛の伝道師、歳納京子の戦いはまだまだ始まったばかりである。 完
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:39:53.86
以上で終わりです。HC素材出なささにクエ後1分を使ってちまちま書き貯めました。
関西だけどゆるゆり最終日という事で思い出を作りたかった。
スレ立ててくれた方、見てくれた方ありがとう。
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:00:40.71 ID:wLXIPZ0L0
乙!
第二部はいつですか?
京子(今日も部活暇だな~そういえば数学の宿題出てたっけ…そろそろやるとするかなっと、よし。)
京子「結衣、聞いてくれ大好き!」
結衣「…またお前はそんな事ばっかり言って…どうせ宿題だろ?」
京子(うっ…結衣にはやっぱりバレてる)
京子「そ、そんな事ないってば。ホントに結衣が好きだよ?疑り深いんだからまったくー」
結衣(京子はそうやっていつも人の心を乱すんだ…)
結衣(いつまでも冗談で済むと思ってるんだろうけど、もう限界だ…!)
結衣「私も…京子が好きだ」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:48:08.26
京子「やったー!私もだよ結衣愛してる!じゃあ宿題みs」
結衣「違うんだよ京子…そういうのじゃない真剣なんだ」
京子「えっ」
結衣「ごめん…ただ2年になってちなつちゃんや綾乃を見てたらさ…」
結衣「自分の本当の気持ちに気付けたから言いたかったんだ…忘れて」
京子「ア、アハハ…い、いや~モテる女は辛いですなぁ~」
結衣「まったくだよ…ハイこれ。今回だけだかんね。じゃあ今日は先帰るから…」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:59:05.54
京子「う~む。宿題はゲットできて嬉しいけど、結衣真剣だったなぁ…でも私だって馬鹿じゃない」
京子「結衣に向けるちなつちゃんの気持ちや、綾乃が私に向けてくれてる好意もわかってる」
京子「でも私は今のままがいい!ずっとみんなでゆるりと過ごしていきたい!」
京子「このまま結衣と付き合う事は何ら不満はない…ただそうなると綾乃は?結衣を盗られたちなつちゃんはと考えると辛いなぁ」
京子「そうか…みんなで良いんだ、全ての点を線で繋げばバランスは崩れない。いやーこのひらめき、私って天才だな~」
京子「私はみんなが好き、みんなは私が好き、みんなはみんなが好き。これで何の問題もない!」
京子「よし、早速あした結衣にこの気持ちを伝えよう!」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:50:14.03
京子「というわけです」
結衣「昨晩は言った後でどうしようって悩んじゃったけど…まぁ京子だしね。」
結衣「そんな所も含めて好きというか好きになった私が悪いというか…」
京子「やっぱり今の関係がどこか崩れてギクシャクする人が出るとか嫌じゃん?」
京子「だからハーレムを目指す事にしました。」
結衣「…京子だからしょうがないと思うけど…ちゃんと私だけを相手にしてくれる日も作ること。」
京子「結衣は寂しがり屋だからな~ラムレーズンがあれば一秒で飛んでいくよb」グッ
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:52:20.28
京子「ということでちなつちゃんから攻略しますか」
結衣「いきなりだな」
京子「結衣はちなつちゃんの事も好きだよね」
結衣「うん…ちなつちゃん好きだよ」
京子「でしょ。結衣はちなつちゃんが好きでちなつちゃんは結衣が好き。そして結衣は私が好きで私も二人が好き」
京子「まさしく理想としている関係ではないかー」
京子「我が歳納軍は既に将を射る為の馬はもう射てるから結衣がいれば楽勝だよ」
結衣「私は馬かっ!」
京子「まぁまぁ言葉の綾だよー」
結衣「疑わしい…本当はちなつちゃんが目当てで私を抱き込もうとしてるだけじゃないのか」
京子「ち、違うって!確かに言葉が悪かったよゴメン…」
結衣「じゃあ反省してるならぎゅってして」
京子「えっ!?」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:54:26.10
京子「やれやれ甘えん坊さんでちゅね~結衣たんは」ギュッ
結衣「うるさい。たまにはいいだろ」
京子「なんだかこうしてると、泣き虫だった小さい頃の私と引っ張っていった結衣が逆になったね」
結衣「ずっと京子といるから京子菌が移っちゃったんだよ…ハイ、もう終わり」
京子「もう終わりってそっちがしてっていったんじゃん~」
結衣「…だってこれ以上抱きつかれてると我慢できなくなるから…」
京子「そろそろお腹すいたな~綾乃にプリン貰ってくる」
結衣「って聞いてねぇし」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:01:40.47
京子「あやのープリンちょうだい」
綾乃「歳納京子-ッ!ここはプリン配布所じゃないっていつもいってるでしょ!」
千歳「まぁまぁ綾乃ちゃんー。そやけど歳納さん、タダではプリンはあげられへんなぁ」
千歳「プリンは綾乃ちゃんが毎月のお小遣いで一番楽しみにしてる買い物なんや~」
京子「そっかー…ごめんね綾乃」
千歳 スチャ
------------妄想中---------------------
綾乃「歳納京子あなたのフルーツプリンを貰えるなら私のプリンをあげてもいいわよ」
綾乃「大きくはないけれど、さくらんぼが乗ったおいしそうなプリンが二つもあるわね」
京子「あんっ…だめだよ綾乃ぉ…」
綾乃「何がだめなのかしら?このさくらんぼをクリクリすること?」
京子「んっ…だめぇっ」
綾乃「ふふ、そろそろ歳納京子のプリンを舐めさせてもらうわよ…」
京子「うんっ…綾乃が満足するまで味わってね」
------------妄想中---------------------
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:03:49.00
千歳「ブハッ」
綾乃「うああぁ千歳ぇー!ティッシュティッシュ!」
千歳「はぁはぁ…ありがとうな歳納さん…ウチのプリンあげるわ、お代は今もろたけん…」
京子「あ、ありがと。(沢庵プリン…?)」
京子「綾乃ー今度は私が楽しみにしてるラムレーズン持ってくるから分け合いっこしよーぜー」
綾乃「ま、まぁ歳納京子がどうしてもって言うなら考えてあげなくもないわ!」
千歳(これはあ~んで食べさせ合いっこのフラグ!!!)ブハッ
京子「千歳が大変な事にはなってるが…綾乃、今度の日曜日ヒマ?もしよかったら買い物に付き合って欲しいんだけど」
綾乃「そ、そ、そ、それってデ、デデデ」
京子「大王?」
綾乃「違うわよ!!」
千歳(綾乃ちゃんと歳納さんのデート…ウチはまだ死ぬわけにはいかへん!)
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:05:56.36
京子「かなり時間食ったけど…そろそろちなつちゃん部室に来てるかな」
京子「うーむ、ちなつちゃんは結衣にべったり。私とも仲が悪いわけでもないけど結衣ほどではないよなぁ…」
京子「どう事を運ぶかな…と、部室にとーちゃ~く!」
京子「オッス!オラ悟、じゃなくてお待たせ京子だよん」
結衣「おかえり京子」
ちなつ「ハァハァ…京、子…せんぱぁい?」
京子「!?(裸の結衣とちなつちゃん?私がプリンに夢中になっていた間に一体何が!?)」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:08:06.64
結衣「可愛かったよ、ちなつちゃん」チュ
京子「え~と、結衣さん?これは一体」
結衣「ちなつちゃんが私のものになれば、自然と京子のものにもなるって事だよ」
京子「仕事はえー!っていうか色々展開がすっとびすぎてビックリするわ!」
ちなつ「私は結衣せんぱいのもので…私は京子せんぱいのもの…素敵ですぅ…」
京子(いやホントこの短期間でここまで完璧な調教を…?相手は中学一年生だぞ!?結衣恐ろしい子ッ!!)
京子(ここに来て結衣の隠された才能が開花したとしか思えない…この女たらしのテクニシャンガールめ)
結衣「これでちなつちゃんはOKだよ。綾乃の方は大丈夫そう?」
京子「え、あ、うん。とりあえず日曜日にキメるっ」
京子「あと二人とも、こんな所誰かに見つかったら大変だから服きて服!」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:10:21.88
ちなつ「ふぅ…落ち着きました。結衣先輩ったら強引なんだからっ」
結衣「次は京子とも…ね?」
ちなつ「はい///」
京子(結衣マジでメタルキング倒したくらい経験値入ってるだろ…)
京子「さてと、今日の部活はここまで。ちなつちゃんも疲れただろうし今日はゆっくり休んでね」
結衣「ちなつちゃん今日は送っていくよ。玄関の所で待ってて」
ちなつ「わかりました~では京子先輩、今日はこれで失礼します」
結衣「京子…今日がんばったご褒美を貰おうかな」ガシッ
京子「え?え?」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:12:27.21
結衣「ふちゅ、ちゅっ、ちゅむ、ちゅ……京子、大好き…ちゅぅ」
京子「ちょ……結衣、いきなりすぎ……んっ、あ、くぷぷっ、んぅ、んぁぅ、は、はぅ……」
京子「ぁ……はふ……ふぁ、あ、あっ……」
京子(こ、これはゆりキャンで見たことがある!キスだけでノンケすらコマすという女スケコマシの技だ!)
京子(ち、ちなつちゃんはこのテクにやられたに違いない…)
結衣「ん……ちゅううっ、ちゅっ、れるる、は……ぷっあ……あー……ん、ちゅるっ…」
結衣「うん、ちなつちゃんも待たせてるし今日はここまでにしておこうかな。ありがと京子」
京子「はぁはぁ…どー、いたひま、ひてぇ…」
京子(もしかして結衣の方がハーレム向いてるんじゃないのかコレ…)ガクッ
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:14:38.51
………………………
………………
………
京子「なんとか回復してきたぞ…」
あかり「京子ちゃーん……」スッ
京子「うわっ!?え?あかり?何で押し入れにいたの!?」
あかり「隠れてたら出るに出れない状態がどんどん続いて…」
あかり「あかりがいなくても何事も無く進行して行って…」
あかり「話のオチはいつもあかりが似合う…いつもそんな感じです…」
京子(マズイ、いくら空気ネタが定評だからと言っても、このままではあかりが孤立してしまう…ここはっ!)
京子「あかり!」
京子「あかりは私の事が好きって言ってくれたよね!」
あかり「う、うん。あかりは京子ちゃんと結衣ちゃんが好きだよ?あとちなつちゃんも」
京子「うん。私もあかりが大好きだよ…小さい頃からずっと一緒」
京子「それが当たり前すぎて逆にその事に気付かない事もあるけどさ」
京子「私の日常にはあかりが必要不可欠なんだよ。ずっと、ずっと傍に居て欲しい!」
あかり「京子ちゃん…そこまであかりの事を」ジーン
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:18:54.34
京子「私にとってあかりは…妹みたいなものかな。ほら私一人っ子だしさ」
京子「何より弄ると素直な反応が可愛い」
あかり「もぉ~京子ちゃん酷いよー」
京子「あっはっはーそういうのが可愛いんだってあかりー」
京子「そうだ、あかりにこれあげるよ。今『マリうに』にハマっててさ美術で作ったんだー」
あかり「これってロザリオ…?」
京子「『マリアさまがうにくってる』で登場するロザリオでさ、これは姉妹の証なんだ」
京子「だからこれはあかりにあげる。お姉様と呼んでもよくってよ」
あかり「えへへ…ありがとう京子お姉様!」
京子「うん。これはないな」
あかり「えーっ!」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:21:20.31
京子「まぁ、それはそれとして皆知っての通り…マリうにではもう一つ大切な儀式がある。」
京子「姉妹でうにを口移しで食べさせる事でスールと認められるという最終儀式が!!」
あかり「もーっ京子ちゃんまたあかりをからかおうとして」
京子「あかりはうには嫌いかい?何ならうどんの口移しでも儀式はオーケーなんだけど?」
京子「とはいえココにはうにもうどんもないわけで…しょうがないから形だけの儀式しちゃおうか」
あかり「えっ冗談だよね京子ちゃん???」
京子「大丈夫、あかりは動かなくていいからね?さ、目をつぶって…」
あかり「う…うん…わかったよ」
京子(何だかんだで素直に言う事を聞くのがあかりなんだよな~悪い奴に騙されないように私が騙さねば)
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:24:55.44
京子「よっしゃ覚悟ー!」
あかり「っ…」ビクッ
あかり「…?」ちゅっ
京子「ハイ、これでおしまい。あかり身構えすぎー」
あかり「だって京子ちゃんが口移しとか言うから」かぁぁっ
京子「HAHAHAくちびるにすると思った?ホントの儀式はあかりからやってくれるのを待つとするさ」
あかり「そんな恥ずかしいこと絶対絶対絶対しな…い…もん」
京子「まぁ、あかりがしない時は私からするだけだけどね~」
あかり「それ全然待ってないよ!!と、とにかく今日はもう帰ろっか京子ちゃん!///」
京子(よかった…姉の私には負けるけどあかりはごらく部のムードメーカー、落ち込んでるのは似合わないからな。)
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:27:11.64
日曜日
綾乃(待ち合わせ1時間前についてしまった)
綾乃「まったく歳納京子ったら本当に強引なんだから!これは生徒会副会長として指導が必要ねっ」
京子「誰が強引だって?」
綾乃「ひゃぁ!歳納京子!?まだ一時間前じゃ…もしかして私の時計遅れてる?」
京子「いや~時計は正確だよ。綾乃なら早く来るかなって思ってさ。案の定来てた」
綾乃「そんな事言って…もし私が来てなかったらどうするつもりだったのよ」
京子「その時は本屋にでも行って時間を潰してた」
綾乃「でも、でもでもっ」
京子「まぁまぁ、まずはぶらぶらりと見て回って映画館に行こっか」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:30:03.10
……………
テクテクテク
京子「あっ、見て見てこの服かわいいー綾乃似合うんじゃない?」
綾乃「べ、別に私より歳納京子の方が似合うわよ」
京子「じゃあお揃いにすれば二人でお似合いだね」
綾乃「な、何言ってんのよっ!///」
京子「しかしながら私達中学生にとっては、こうしてショッピングで眺めるくらいで終わるのが残念なところだ」
京子「やっぱりアレだな。自分で作るのがスキルも上がって一番かも」
綾乃「そういえばあの時の衣装も歳納京子が作ったのよね…」
京子「うん。事前に千歳にサイズ聞いたりしてさー」
綾乃「は?どうして千歳が私のスリーサイズ知ってるのよ!?」
京子「ふっ…知りたい事は友に聞けというのは鉄則だよ明智君。私も結衣のスリーサイズ知ってるしね」
綾乃(な、なんて事なの…私は千歳の親友なのに知らないなんて…今度それとなく聞いてみよう)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:32:20.43
京子「そうこうしてるうちに映画館にとうちゃーく!時間も良い頃合いだよ」
綾乃「何の映画を見るの?歳納京子」
京子「ふっふっふ…私とのデートと言えばミラクるんは外せないっ!」
綾乃「それにしてもこの歳でミラクるんってちょっと恥ずかし…」
京子「そんなことない!ミラクるんは大きいお友達にも大人気なんだ。大人が見ても良いアニメ百選に選ばれたくらいだよ」
京子「それに綾乃のライバるんすげー可愛かったし、また一緒にコスプレしたいから綾乃にミラクるんをもっと好きになってもらいたいんだ」
綾乃「まぁ、まぁそこまで言うなら仕方ないわね…ホントはもう嫌だけどやってあげない事もないわ」テレテレ
京子「さぁいざゆかん!」
━━━━━━━━
━━━━
━━
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:36:45.85
京子「くうぅ~っ!やっぱりミラクるんは何度見ても面白いな~!」
京子「特にあのミラクるんがピンチの時にかけつけたお人好しの登場は燃えたよ~」
綾乃「あのシーンは良かったわね。ボロボロになりながらもミラクるんの為に駆けつける彼女は凄く素敵だったわ」
京子「素直じゃないところが誰かさんに似てるかな~?」
綾乃「だ、誰かさんって誰よ」
京子「さーて誰かな~?お昼ご飯でも食べて考えようのコーナー」
京子「綾乃は何食べたい?どこでもいいよー」
綾乃「あっ、じゃあ最近できたパスタ屋さん行ってみない?」
京子「いいね~なもジェンヌの私にふさわしいランチだ」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:39:04.21
チリンチリーン
イラッシャイマセー
2メイサマデスネー。2サバニゴアンナイシマース
京子「えー何々?オーナーシェフ杉浦が丹精込めてお作りしますか…ここ綾乃んち?」
綾乃「そうそう実はここ私の家―――ってそれ違うから!」
京子「さーて注文呼ぶかね」ピンポーン
綾乃「わ、私まだ決まってな」アセアセ
京子「直感だ、おいしそうなパスタを直感で選ぶんだ!」
ご注文はおきまりでしょうか
綾乃「えーと、えとえと、パ、パッパラパスタとランランサラダのセットお願いします」
京子「私はドクドクドリアで」
ご注文を繰り返させて頂きます
パッパラパスタとランランサラダのセットがお一つ
ドクドクドリアがお一つでよろしいですね
しばらくお待ち下さい。
綾乃「歳納京子ドリアって…パスタは食べないの?」
京子「ふっ…初めてくるパスタ屋でドリアを頼むこの背徳感が、味をひと味もふた味も高めてくれるのだよ」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:44:31.40
お待たせしました。ご注文は以上でお揃いでしょうか
ごゆっくりどうぞ
綾乃「うん。おいしいわね」
京子「こっちのドリアもなかなかいけるよ」
京子「と、いうわけで一口ちょうだい。あーん」
綾乃「はい?」
京子「あーん」
綾乃「えっ?」
京子「も~っ、一人で口開けて周りから見たら私バカみたいじゃん。食べさせてって言ってるの!」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:47:43.11
綾乃「」カアッ
京子「あーやーのーはーやーく」
綾乃「は、は、はい、あーんんんn」
京子「綾乃フォーク震えすぎだよ(汗 あーんっ」パクッ
京子「パッパラパスタうめぇ!体力とスタミナがみなぎる気がする」
綾乃「そ、そう良かったわね(歳納京子が咥えたフォーク歳納京子が咥えたフォーク!!)」
京子「こっちもドリアお返しだ。綾乃あーん」
綾乃「…あ、あーん///」
京子「私達…このドリアみたいにアツアツね」
綾乃「ブッー!べ、別にアツアツなんかじゃないわよ」
京子「あっはっは綾乃きたないー」
綾乃「歳納京子のせいでしょっ!」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:51:14.15
京子「さーてお昼も食べたしー食後は公園でのんびりと過ごしますか」
京子「やはりお金のない中学生のデートコースの定番と言えば公園だよ」
綾乃「公園のベンチってなんだかのんびりするわね」
京子「ま~ゆったりとした時の流れを感じながら駄弁ってますか。ではさっそく」
京子「…ねぇ、綾乃は私なんかのどこを好きになったの?」
綾乃「は、はぁ!?べ、べつに歳納京子の事なんか好きじゃ好きじゃ…」
京子「綾乃、これは大事な話なんだ」
綾乃(歳納京子がこんなに真剣に…そうか、きっと神様がそろそろ素直になれって言ってるのね…)
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:56:30.38
綾乃「歳納京子、そうね…一年の頃あなたは毎回学年トップで私はいつも凄いなって尊敬してたわ」
綾乃「それでどんな人かなってずっと気になってた…」
綾乃「でも本当のあなたは結構むちゃくちゃだし、茶道部の部室は占拠するしで先代生徒会長も困ってたわね」クスッ
綾乃「それからはこんないい加減な人には負けたくないって、ライバル心みたいなものが沸いてきてずっと意地になっちゃった」
綾乃「それでも何より歳納京子をす、好きになったっ…一番の切っ掛けは体育祭よ!」
綾乃「借り物競走で歳納京子が私を選んで走ってくれたの覚えてる?」
綾乃「ゴールした時にお題は何なのって聞いた時にあなたは―――」
京子『これから仲良くなりたい子って書いてあったんだ。よかったら名前、教えてくれる?』って
綾乃「私が一方的にライバル視してあなたは私の事なんて知らないって思ってたから。仲良くなりたいって言ってもらえて…凄く嬉しかった。」
綾乃「歳納京子はいい加減な所もあるけど、私にない素敵なところを沢山もってて…気付いたらどんどん惹かれていったわ。」
京子(じ、実際は借り物競走の用紙に「もみあげが凄い人」って書かれてたから誤魔化したなんて言えない)ダラダラ
京子(本当の事はやっぱり言わない方がいいなこれは…)
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:01:01.83
綾乃「それにしてもあなたってば、その時からいきなり名前で呼んでくれたわよね…ドキドキして競技にならなかったわよ」
京子「それを言うなら綾乃だっていきなりフルネームだったじゃん~」
綾乃「だ、だって名字から勢いつけてでないと恥ずかしくて呼べないじゃない…」
綾乃「仲良くなりたいって思ってるのに素直になれなくて、心の何処かで船見さんがいるから入り込む余地はないんだって諦めてた部分もあると思う…」
綾乃「ずっと…ずっと見てたから、あなたと船見さんがどれだけ親しいかなんてわかってるっ」
綾乃「でも…ぐすっ…わたし恋愛は一番じゃなくていいから、これからもあなたを…好きでいてもいいですか?」
京子「…」
京子「綾乃…確かに私にとって結衣は大切な存在だよ。でもそれと同じくらい綾乃だって大事なんだ」
京子「綾乃には結衣やちなつちゃん、あかりでも埋められない私の隙間を埋めて欲しい。みんなが居てこそ私にとって大切な日常があるんだよ」
京子「だから綾乃だって遠慮なんてしなくていい…綾乃の日常に私が必要なら遠慮無く甘えて欲しいんだ。」
綾乃「歳納…京子…」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:03:19.19
京子「まずは…名前で呼んでみるところからはじめてみようか」
綾乃「えっ!い、いきなりそんな!?こ、心の準備がもにょもにょ」
京子「待たないよ~。さん、ハイ!」
綾乃「きょ、きょう…と、としの…きょ、きょう…歳納京子!」
京子「ブッブー。ちゃんと名前で呼ばないとキスしちゃおっかな~」
綾乃「えっ?えぇっ!?きょ、きょきょきょキョッピー!」カァッ
京子「あれ~綾乃はもしかしてキスして欲しくてわざと言わないのかな??」
綾乃「そんなわけ…」///
京子「ハイ、時間切れ。んっ…」ちゅっ
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:08:41.25
綾乃「ちょ、んっ…とし…の、んちゅ、はっ、ちゅぅ……」
京子「ん……ちゅう、ちゅ、んふ、んっ、ちゅむ……れろっ…可愛いよ綾乃」
綾乃「あぅ…ちゅ、んっ…きょ、きょうこっ…んぅっ…ふぅっ…ぁぅ…きょうこっ!」
京子「ん~っ…ちゅ。ハイ、よく言えました。」ナデナデ
綾乃「~~~っ!どうしてあなたはそんな恥ずかしいことばっかり///」
京子「そりゃあ恥ずかしがる綾乃が可愛いからに他ならないっしょ」
綾乃「もぅ!歳納京子のばかばかばかばかっ!」
京子「またフルネームになってる~もしかしてキスし足りないって事かな?」
綾乃「もうっ!知らないナイナイナイアガラよっ!」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:11:21.23
京子「家まで送らなくて大丈夫かい?」
綾乃「だ、大丈夫に決まってるじゃない。それに歳納京子の家と方向が違うし悪いわよ…」
綾乃「歳納京子こそ気をつけて帰るのよ!また明日学校で会いましょう、遅刻したら許さないんだからねっ!」
京子「あいあい~また明日ー」
京子「名前はまだ慣れてくれないけど、今日は大成功だったな~ラムレーズン買って帰ろう」
結衣「京子」
京子「ん?あれ~結衣に…千歳じゃんどうしたの?」
千歳「歳納さん…今日は天国を見せてもろたで…ハァ…ハァ…」
結衣「日曜ってのは聞いてたからな。千歳が心配で一緒に後をつけてた」
千歳「船見さんすまんな~ウチには死んでも今日という日を見届ける義務があったんや」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:24:23.07
結衣「千歳、千歳は…辛くないの?千歳は綾乃の事が好きなんでしょ?京子に盗られて平気なの」
千歳「?たしかにウチは綾乃ちゃんが大好きやで。」
千歳「でもだからこそ幸せな綾乃ちゃんが見れてウチは幸せなんや。辛い思う事はあらへん」
結衣「私は…私は…心の準備はできてるつもりだった…」
結衣「でも、やっぱり実際に京子が他の誰かとキスしてる所を見るのは辛かった」
結衣「私は…心が狭いのかな?千歳のように広い心は持てないよ…」
結衣「ちなつちゃんを京子より先に私が手を出したのも…」
結衣「ちなつちゃんが京子を好きになったら京子はちなつちゃんに夢中になるんじゃないかって…」
結衣「いっそそれなら3人でって思ったけど…今日の経験からすれば実際にそんな事になったら、嫉妬しちゃうんだろうなって思ったよ…」
結衣「私…最低だ。どうしてこんなにちっぽけな人間なんだろう」
千歳「船見さん…独占欲は愛情表現の一つや。でもな、それは歳納さんを完全に信用してへん現れでもある」
千歳「相手が他に好きな人ができて自分から離れていくんやないやろか…そういう不安が独占したくなる気持ちになるんよ」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:26:52.63
千歳「私が見る限り、どんな事があっても歳納さんは船見さんから離れていく事は絶対あらへん。不安になるだけ損やでー」
京子「そうだよ結衣…これから先、何十年経っても私が結衣から離れるなんて絶対にありえない」
京子「私にとって結衣はもう人生の一部なんだ。他のみんなと同じように無くてはならない存在なんだよ!」
千歳「船見さん…独占欲は時に人を不幸にする事もある諸刃の愛情や。」
千歳「私かて歳納さんが嫌な人間やったら、綾乃ちゃんを渡したくのうなって嫉妬してたかもしれん」
千歳「でもな、私は歳納さんも好きやけん。二人とも好きやからこそ二人が一緒にいると幸せなんよ~
千歳「歳納さんに向けられる乙女な綾乃ちゃんは最高や」
京子「そうだよ結衣、私から結衣への愛情は絶対に無くなったりはしない…」
京子「そして結衣から私への愛が無くなる事だって絶対にない!」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:28:57.77
千歳「船見さんが歳納さんを想う気持ちの10分の1でもえぇ」
千歳「その愛情を人に分け与えれるようになったらもっと幸せになれるでー。なぁ、牧師さんもそう思うよな?」
牧師「YES.汝の敵を愛せよ。汝を呪うものを祝福せよ。
汝を虐げるもののために祈れ。それが私たちの生きる道だ。
憎しみには愛をもって報いなければならない。愛は、敵を友に変える唯一の力である」
京子「いきなり誰だよっ!」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:31:06.23
京子「んーゴホン。結衣がちっぽけだっていうのなら、太平洋より広い私の心が包み込む。そしたら結衣も太平洋だ!」
結衣「京子…」
京子「私は自分が一番好き、だからこそ私を好きになってくれるみんなが大好き」
京子「というわけで結衣も私を好きになってくれるみんなを好きになるといい。」
京子「そうすれば私を好きでいる事とイコールで万事オッケーだよ」
結衣「京子は相変わらずわけがわからないな…でもやってみる。愛を分け与えられる人になってみせるよ」
京子「それでこそ、ごらく部副部長だぞ結衣!」
千歳「めでたしめでたしやな~」
元よりクールで女生徒人気も高かった結衣
愛の波動に目覚めたが故に近い将来、少女セクトの思信のようになるとはこの時はまだ誰も知らない。
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:37:31.43
幾多の困難の乗り越えて無事ハーレムを納めた京子だったが…平穏は長く続かなかった…
・新たなツンデレ…
京子「千鶴とお互いのよだれで口元がベタベタになるくらいのべろちゅーがしたい」
千鶴「うざいからすっこんでろ」
・学校でアブナイ実験してる人達が…
西垣「爆友募集中だぞ」
りせ「…」
・恋のこの字も知らない櫻子の嫉妬も…
向日葵「歳納先輩って不思議な方ですけど尊敬できる所が櫻子と大違いですわ」
櫻子「むー……なんか面白くナイ」
・京子とあかりのスールに試練が…
あかね「あかり歴13年の私に断りなく姉になるとはいけない子ね~兄のように消えたいのかしら?」
愛の伝道師、歳納京子の戦いはまだまだ始まったばかりである。 完
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:39:53.86
以上で終わりです。HC素材出なささにクエ後1分を使ってちまちま書き貯めました。
関西だけどゆるゆり最終日という事で思い出を作りたかった。
スレ立ててくれた方、見てくれた方ありがとう。
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:00:40.71 ID:wLXIPZ0L0
乙!
第二部はいつですか?
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- 櫻子「見て見て向日葵、すっごいの拾った!」
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■コメント
[名無しさん]
GJ
面白かったです
面白かったです
[名無しさん]
あかりもちゃんとハーレムに入ってて泣いた
[猫好きな名無しさん]
ここギウ綾乃(*´ω`*)
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