京子「これはなかなか………」あかり「は、恥ずかしいよぉ………」

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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/10(土) 16:31:50.19 ID:9WsvdVQDO

京子「しまった。私としたことが。冬になってから夏の日を惜しむことになるとは………」

今年の内に撮った写真を振り返りながら、私は一つの失敗に気がついた。

京子「なんでこういうときも、存在感ないかなー」

そう愚痴りながら机に立てかけた写真を見る。みんなと撮った写真をみる。

大きく手を挙げて、私いるよアピールをしているその子がすぐに目に入る。

「困った、あかり分が足りない」

そして何よりあかりの水着写真が余りにもない!

それこそが私の最大の失態であった。


72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/10(土) 17:03:33.11 ID:9WsvdVQDO

思えば、あかりに告白したときには夏は終わっていたし。告白する前まではアッカリーンの壮絶な威力で、存在感があまりにもなかった。

京子「毎日毎日あかりのことみてきたと思ったけど、なんで水着写真はないのか、納得できん」

これは何とかしなくてはいけない、そう今年最後のあかり分をどうにかしなくては………


75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/10(土) 17:21:49.30 ID:9WsvdVQDO

しかし、この寒い季節に海にはいけない。

私もそうだが、あかりに風邪など引かせたら…………

いや、風邪を引かせてそれを看病するのもなかなかにいいかもしれない。

そう、赤いくまさんプリントのパジャマと、布団からちょっと顔を出して申し訳なさそうにするあかり。

あかり『ごめんね、京子ちゃん………。わざわざお見舞いにきてくれて』
京子『いいんだって、それに恋人が風邪引いてるのに、お見舞いにこないなんてあり得ないことだぜ』

そうして、熱をおでこで計って、そのまま…………

京子「い、いかん。私の中のアッカリーンが、あふれそうだー」


76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/10(土) 17:49:14.53 ID:9WsvdVQDO

これほどの妄想を出来るようになったのは、間違いなくあかりの所為だ。

京子「しかし、どうすればあかりの水着姿を拝むことができるかなー?」

問題はそれだ。いきなり明日からバカンスなんてことは有り得ないわけである。

今できる限りのことで、あかりの水着を拝む方法はあるだろうか?

金銭的に、まだ大きく動くことができないことは明白だから、自然と選択肢は絞られていく。


77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/10(土) 17:56:24.57 ID:9WsvdVQDO

京子「やはりこの寒空の中、海に向かうしか………」

と、そこで部屋のドアをノックする音がした。

入ってきたのは母親で、なんだか少しばかり困っているような顔をしていた。

母「ねぇ、京子。明日までなんだけどこれ使う?」

それはなんともボロボロになってしまっている紙であった。

まったく、今の私はあかりの水着姿を拝むために色々と考えているところなのだ。邪魔しないでいただきたい!

と、心の中で宣言しながらその紙とやらに目を向ける。

向けて暫くして、私に電流が走った。


78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/10(土) 18:09:04.21 ID:9WsvdVQDO

バスに揺られながら、私とあかりはその場所を目指していた。

あかり「でも、あかりたちだけでよかったのかなー?」

隣に座るあかりは、他のごらく部の面々のことを気にするようにそうつぶやいた。

京子「大丈夫だって。それより、これはデートなんだからな」

少しだけ照れているのか、ソワソワしながら服をキョロキョロとみている。

あかり「ど、どこも変じゃないかな?あかりの服なんか変じゃないかな?」

これが初デートって訳でもないのに、あかりはこうやって動揺する。

京子「大丈夫、とっても可愛いぞ」

我ながらなんと恥ずかしい台詞だ。

あかり「き、京子ちゃんも、とっても可愛いよ」


79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/10(土) 18:32:31.49 ID:9WsvdVQDO

京子「あかり、やめて、マジ恥ずかしいから」

あかり「だって、京子ちゃん可愛いよ?」

あかりは普通にこういうことを言ってくる。それが私に伝染はしたが、やはりあかりのナチュラルな発言は、どうも私の心臓をよく射抜く。

現にあかりよりも私の顔の方が赤い。

あかり「京子ちゃん、顔真っ赤だよ?」

京子「うるさい、うるさーい」

あかり「ご、ごめんね」

バスの中ではしゃぎながら私はこれから向かう場所での戦いに備える。


85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/11(日) 17:25:18.84 ID:bzU5edSDO

財布の中に入っているボロボロな券を二枚見る。

今年最大のビックイベントがあかりへの告白だとするならば、これはその後のラストイベントになるだろう。

そのキーアイテムワクワク温泉ランドの無料招待券である。

魅力的なのはこの温泉ランドは水着で入ることが前提であり、なんとその水着も貸し出しているというところなのである。

つまり、あかりの水着姿を拝む絶好のチャンスであることに他ならない。

今日だけは母親に感謝せざるを得ない。


86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 00:40:57.34 ID:2DWW7PWDO

あかり「でも、水着で入れる温泉なんてなんか楽しいね」

京子「おおっ、健康ランドっていうけど、中はレジャー施設みたいなもんみたいだし、流れる温水プールもあるんだってさ」

あかり「そうなんだー、楽しみだね!」

可愛い笑顔のあかり、この顔が見れただけでもすでに大豊作である。

と、ここであかりの顔が少しだけ不安な色を帯び始める。

なんだろうか、酔ったのだろうか?

京子「あかり、どうした?」

あかり「あのね京子ちゃん、水着本当に持ってこなくてよかったのかな?」

その言葉に、心の中でにんまりしてしまった。

京子「大丈夫、水着を貸してくれる場所なんだから、私はすぐに準備できたけどあかりは色々と探さなくちゃだめだろ?」

主にお姉さんであるあかねさんの部屋とか………くまさんパンツまだ見つかってないらしいな。

まあ、そういう言葉を並べて、あかりに水着を用意させなかったわけだ。


87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 00:50:53.54 ID:2DWW7PWDO

確かにあかりの水着姿はみたい、それはもう舐めまわすように見たい。

だけど、あかりが用意する水着は多分スクール水着だ。いや、あかりの可愛いさはわかる。スクール水着×あかりは強力なタッグであることはわかる。

だけど………

京子「見るなら、やっぱり可愛いあかりがいい」

あかり「京子ちゃん?」

京子「んっ、何でもないぞー」

そう、私は可愛い水着に身を包んだあかりが見たい。うん、見たい。

今からその水着姿を想像するだけでも、胸が高鳴る。

おっ、落ち着けー。まだ、戦いは始まったばかりだぞー。

やがてバスは温泉ランドに到着した。


88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 00:57:18.13 ID:2DWW7PWDO

ボロボロな券を係員に見せて中に入ると、なかなかに人がいた。

冬場だというのに、やはり水着になりたいという欲望に耐えられない輩は多いようだ。

あかり「京子ちゃんは先に中に入ってていいよー。あかり水着借りてから行くからー」

と、ついて早々あかりが水着を借りるためにカウンターに向かう。

あかりに任せてはスクール水着を選ばれるんじゃないか、そう考えている時期が私にもありました。

京子「ふふー、あかりだって可愛くなりたいに決まってるから、心配はいりません」

あかりが可愛いものに目がないことはわかってるから、私はさっさと脱衣所に向かう。


89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 01:12:38.60 ID:2DWW7PWDO

それなりに私も持ってくる水着は気合いを入れた。

あかりは可愛いとか、綺麗とかそう言うことはすぐにいってくる。

だが、顔を赤くしながらそういうことを言ってくれたことがない。

私だって、あかりに恥ずかしさ混じりの言葉をもらいたい。

その、か、かわいいよ。あ、ありがと、って会話に凄く憧れる。

京子「ふっふっふ、昨日わざわざ部屋の中を探し回って見つけたこれで、あかりを赤くしてやるぜ」

持ってきた水着を手にとりまして、少しばかり妄想中。

あかり『き、京子ちゃん』

京子『どうしたんだよあかり。顔真っ赤だよ?』

あかり『あのね………、か、可愛いくて、そのあかり恥ずかしくなって、ごごめん』

京子『あ、ありがと……』

京子「これだ、これしかない!」


90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 01:21:36.29 ID:2DWW7PWDO

服を脱いで水着に着替えると、いつもと違う私がいる。

今になって無駄に緊張してきた。

こういうドキドキは中々に曲者だった。緊張を隠すために髪の毛をいじりながら、水着の姿を見る。

あまり大きくもない胸、細い位の体、なんだかとても貧相だ。

京子「あかりはどんな感じなんだろう」

そんな妄想を考えていられなくて、タオルを肩に掛けながら先に中に入る。

中に入ると最初に感じたのは、この暖かい空気だ。本当に過ごしやすい夏の日のような感じで、向こう側には大きなプールがまるまるある。

京子「うおー、すっげぇー!」

思わず声を出してしまう。私なりの感動表現である。

だが、すぐに飛び込みたい気持ちを抑える。まだ、あかりが来ていないのだ。


92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 16:15:24.13 ID:2DWW7PWDO

改めて着ている水着に目を配る。

ビキニタイプの水着、胸はまだ無いに等しいけど、あかりを驚かして恥ずかしく目を逸らさせる事だけを目的に選び出したものだ。

なんだか背伸びしすぎた水着だって思う。

でもやはり恥ずかしくて、すぐにタオルを巻いた。

京子「あかりまだかな?」

あかり「京子ちゃーん」
と、そこで聞こえてくるあかりの声。

よしと顔を向ける。


93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 16:30:06.97 ID:2DWW7PWDO

あかり「可愛いの選んでみたけど、どうかな?」

そう言ってあかりが私の前でくるりんって一回転する。

あかりの赤よりは薄いチェック柄のセパレートタイプの水着に、フリルが付いたそれが靡く。

あかりが私の前で、可愛い水着を着て一回転して笑ってる。

京子「あ、あのその、えっと」

あかり「似合わないかな?」

あかりが頬に手を当てながら聞いてくる。

もう可愛い、かわいいです。

抱きしめたいくらい。

あかり「えっ、き、京子ちゃん?」

気づけば抱き締めてました。はい、往来する方達からの視線が熱い。

京子「はうっ!ご、ごめん!」


94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 16:53:13.06 ID:2DWW7PWDO

完全に私が返り討ちにあっている。

京子「えあ、とってもにあってるよ。うんうん!」

あかり「えへへ、京子ちゃんも水着、とってもきれいだよ」


京子「第二波来ましたー!」

思わず背を向ける。顔が火照って本当にやばい。

あかりの水着姿が見れたけど、これは予想以上の衝撃だ。

あかり「京子ちゃん?」

京子「な、なにかね!あ、あかりさん!」

思わずさん付けしてしまった私、それを見てあかりはまた笑う。

あかり「京子ちゃん、顔真っ赤ー、おかしいね」

京子「あ、あかりの所為だ!」


95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 22:34:58.04 ID:2DWW7PWDO

あかり「えー、あかりの所為なの!?」

京子「そ、そうだよ!あかりが予想以上に可愛すぎたとか、そういうんじゃないんだからな!」

あかり「えっと、京子ちゃん?」

しまった、まるでこれではツンデレみたいではないか!

私のキャラじゃないと頭を振ってから、よしと一息。

あかりの姿を見て、やっぱりかわいいという結論に至った。

京子「よし、それじゃプール見に行ってみようぜ」

あかり「うん、京子ちゃん」

と、そこで手になにやら感触。柔らかいそれは手だった。

どうやら、手をつないで行こうということらしい。

あかりは子供だなー、そんなことを思いながら握り返す私なのだった。


96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 22:50:11.09 ID:2DWW7PWDO

あかり「暖かいねー」

京子「だねー」

ぷかぷかと浮かびながら、流されているのはちょっとばかり疲れたからである。

今の間まで結構な数のプールを行き来した。泡プールとか、波のプールとか、普通の25mプールとか様々、やっぱり暖かいこともあってかきてる人の殆どがゆったりとしている感じだった。

京子「やっぱり流れるプールはゆったりと流されるもんだねー」

あかり「そうだね、まだのんびりー」

そんな風に流されながらあかりを見る。

プールに入る前と違って髪が濡れてる。お団子から伝わるように下顎に滴り落ちる水がなんだか、色っぽく見える。

水の中に見えるあかりの胸が静かに上下してて、うす白い肌も少しばかりの幻想的なものがある。

前に海に行ったときは見えなかったけど、少しばかり見えるおへそ、お腹周りのキュッとしてる部分がなんとも舐めまわして見たいくらい。

あかり「京子ちゃん、なんか目が怪しいよ?」

京子「そんなことないよー?」


97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 23:04:31.10 ID:2DWW7PWDO

静かにあかりに向かう。

あかりはなんだか距離を取るようにしてる。

そんなことをされると追いかけたくなるのが私の性分、つまり!

京子「あかりー!」

あかり「わわっ、京子ちゃん!」

京子のだいしゅきホールド!

あかりは寸でで潜って回避した!

京子「くっ、やるなーあかり」

あかり「き、京子ちゃん。落ち着いてー」

京子「私は落ち着いてるぞー、ふっはっはっは」

とは言っても私は落ち着けません。


98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/12(月) 23:33:20.33 ID:2DWW7PWDO

京子「あかり、一回ぎゅーってするだけだから」

あかり「ここじゃ、恥ずかしいよ」

京子「恥ずかしいと思うから恥ずかしいんだよ。だからあかり、私の胸に収まるのさー!」

そういうわけで流れに任せて進撃!

あかりは逃げようとするけど、私の方が早い。流れも私の味方、勝利は確定的だ。

一気に勢いをつけてあかりに近づいていく。

もう届く距離になったので一気に床を蹴って飛び上がる。

京子「アッカリーン」


102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/13(火) 01:26:36.32 ID:vcKlny7DO

なんか胸がすぅーってした。

はて、何故にこんなに胸がすぅーっとするのか、そんなことを考えながら下を見る。

なんだあるべきはずの物が見当たらない。

なにが起きたのか数秒考え―――

あかり「きょ、京子ちゃん!」

気づけばあかりに手を回されていた。

なんだか守ってもらってるみたいな、そんな感じで、なんであかりがいきなり積極的になったのかと考えようとした。

あかり「すいませーん、水着だれか取ってくれませんかー」

だけどあかりのその発言で私の置かれた状況がよくわかった。

京子「っ!!!」


103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/13(火) 01:36:16.33 ID:vcKlny7DO

自然とあかりに密着する。

顔の火照りと心臓の高鳴りが止まらない。

たしかにこんな事になってパニックになっているのだけど、何よりも上半身が裸の状態であかりに密着していることが大事件であった。

自然と顔も近くなるし、お互いに鼓動が早くなってるのもわかる。

周りをみるとなんだか野次馬がいっぱいいるけど、今はこのまま待つしかない。

あかり「きょ、京子ちゃん、胸が当たってる………」

何時もなら当ててるんだよ、って言えるんだけど、今は色々なことがごちゃ混ぜになって大変だった。

京子「あ、あかり、今はこのままでお願い」

あかり「う、うん……」

鼓動は早くなる一方で、胸が少しだけあかりの水着で擦れる。

擦れる度になんだかくすぐったいような、そんな感覚があって……


104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/13(火) 01:43:11.05 ID:vcKlny7DO

京子「これはなかなか………」

あかり「は、恥ずかしいよぉ…………」

あかりの顔は真っ赤だった。

胸を隠すようにした手をあかりの胸に当てると、バックンバックンっていう鼓動が感じられた。

なんだか、私でそういう風になってるって感じがして、嬉しくなる。

それに今さっき、水着がとれてしまった瞬間、すぐさま私を庇ってくれたのも嬉しい。

京子「ありがとあかり」
ボソッとそういった。


109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/14(水) 02:08:22.42 ID:hMUUIXxDO

しばらくして水着を係りの人が届けてくれた。

あかり「京子ちゃん、もう大丈夫?」

京子「う、うん。大丈夫……」

再び胸を隠す水着を着ける。これで周りからの視線はどうにか楽になった。

それと同時に、あかりが私から離れる。そんな大きな距離ではないけど、離れるあかりの感触に思わず声が漏れた。

あかり「京子ちゃん?」

京子「な、なんでもないよ」

まだ抱き締めていてほしいとか、そんなこといえない。


111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/14(水) 02:17:30.53 ID:hMUUIXxDO

あかり「ちょっと上がろよ」

京子「うん」

弱々しく返事をして、私はプールから上がった。

プールサイドにあるイスに腰掛けながら、今はあかりがやってくるのを待っている。

今さっきのこともあって私の心は流れるプールより濁流だった。

抱き締められたこともそうだけど、いつもと違ってあかりがカッコ良く見えた。

これじゃ、ますます好きになる。あかりには変に魅力が詰まりすぎてる気がする。

京子「何で私があかりにベタ惚れしてんだよー」

あかりの水着姿見たさに来た。結果は予想以上に可愛くて、困ったときに助けてくれるあかりも見れた。

なんだか一年が終わる時期にしては、幸せなことが起きすぎじゃないだろうか。


112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/14(水) 02:27:03.66 ID:hMUUIXxDO

それに、なんだかまだ今さっきの恥ずかしさが抜けてないのか、頭がクラクラする。

あかり「京子ちゃーん、おまたせ」

京子「ああ、あかりー」

なんだか胸も熱いくて、あかりを見てると頭がぼーっとする。

あかり「京子ちゃん?どうしたの、顔真っ赤だよ!」

それはあかりが可愛すぎるからだよ、とか言いたいけど、頭がなんだか回らない。

椅子から無理矢理立ち上がって、ふらふらな足取りであかりに向かう。

すると自然にあかりが私に近づいてくる。

なんだか支えられてる気がするけど、あかりを近くに感じる。

やったね!

あかり「京子ちゃん、大丈夫?」

京子「わかんない、けど………」


113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/14(水) 02:33:14.49 ID:hMUUIXxDO

あかりがいるから大丈夫、そんな恥ずかしい台詞を言おうとして、なんだか体が重たいことに気づく。

あかりが心配そうにおでこに手をおいて、すぐに慌て始める。

あかり「きょ、京子ちゃん!熱あるよ」

京子「そんなことないよー。この胸の暑さとか、頭のクラクラとかはあかりの所為なんだから」

あかり「えー、あかり京子ちゃんに悪いことしちゃったのー」

本当、あかりは見ててかわいいな………


116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/15(木) 00:45:27.43 ID:7T2ni6bDO

こんなにいっぱいあかりを見れたのなら、来た甲斐があったなー。

そんなことを考えて、一度目を瞑った。

そして再び目を開くと、何故だか知らないが、白い天井が目の前に広がっていた。

なんでこんなとこにいるのかと思ってみたが、なんだか頭が動かない。

あかり「あ、京子ちゃん大丈夫?」

京子「あ、あかり?ここは……?」

意識で覚えていることは、あかりに抱きついたこととかであって、こうしてベッドの中に入った記憶はない。

あかり「救護室だよ。京子ちゃん苦しそうだったから、係員さんに頼んだの」

京子「そ、そう。デートの続きを……いてて」


117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/15(木) 00:53:22.15 ID:7T2ni6bDO

少し体を動かすと、頭がジンジンと痛んだ。

なんでかと思ってると救護室の係員が入ってきて、熱があると言われた。

係員「悪いことはいいません、今日はお帰りになった方がよろしいかと」

私としては全くと言っていいくらいに面白くない事だった。

こんな熱、あかりとのデートを続けるためになら耐えられる!

頭の痛みとかと格闘しながらベッドから出ようとしたところで、あかりに声をかけられた。

あかり「京子ちゃん、今日はもう帰ろうよ」

京子「で、でも。まだ遊び足りないじゃん」

あかり「そんなことないよ。あかりもう十分遊べたよ」

京子「だって、私の所為で帰ることになるなんてさ」

格好が付かないじゃないか。


118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/15(木) 00:59:34.10 ID:7T2ni6bDO

今日はもっと長い時間あかりとデートできると思ったのに、悲しいじゃないか。

あかり「京子ちゃんは病人なんだよ?これ以上悪くなったら、あかり悲しいよ」

心配を含んだ表情で、あかりが見てくる。

本当に純粋に心配してくれている、それだけで私の心はあかりの判断に傾いてしまう。

本当はまだ楽しみたいけど、仕方がない。

京子「ううっ、わかったよあかり」

こうして、私たちは温泉ランドを後にした。


119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/15(木) 01:08:45.95 ID:7T2ni6bDO

帰りのバスの中、私は少しばかり不機嫌なままだった。

あかり「京子ちゃん?」

京子「ふーんだ」

変にいじけている私を、あかりは見ながら少しだけ笑った。

なんだ、あかりのくせに生意気だ。

あまり人の乗っていないバス。しずかな時間の中、あかりの肩が私に触れる。

京子「あかり?」

目を向けると、そこには疲れて眠りこけているあかりがいた。

やっぱり私のこともあるけど、疲れていたんだなって思う。

京子「やっぱり今日は疲れたよなー」

あかり「んんー、ムニャムニャ、えへへ、京子ちゃん………」

あかりの夢の中に、どうやら私が出ているらしく。それはそれでなんだかくすぐったい気分になった。

京子「今日は楽しかったよ、ありがとうあかり」

だから現実の私も、あかりの近くにいるってわかってほしくて、その無防備な唇を奪ってやった。


120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/12/15(木) 01:13:00.50 ID:7T2ni6bDO

あかりの唇は柔らかくて、もう一度触れたかったけど、それはなんだか女々しく感じたからやめた。

京子「なんだか、私も眠くなってきたよ」

私もあかりに体を預けるようにして目を閉じる。

心地よく揺れるバスの中、ちょっとばかりの休憩。

大丈夫、今度はあかりにお見舞いにきてもらうつもりだから、今はのんびりとしよう。

私の夢の中にも、あかりが出てきますように………




おわり


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■コメント

 [名無しさん]

あかりは天然攻め

 [名無しさん]

天然攻めかアリだな、だが天然の誘い受けって感じもするな
■コメント


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