2012年07月13日
京子「感情伝導?!」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 01:58:03.69 ID:y9LDHn1O0
娯楽部
結衣「はぁ…」
ちなつ「どうしたんですか?結衣先輩」
結衣「いや、ちょっとね…」
結衣(これは、口外してはいけないことだからな)
ちなつ「そうですか」
ちなつ「お疲れでしたら…マッサージでもしますよ?」
あかり「……っ!」ビクッ
ちなつ「こう見えて、マッサージ得意なんですよ」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:01:18.87 ID:y9LDHn1O0
あかり(結衣ちゃん!)フルフル
結衣(あかりが何か言ってる?!)
あかり(マッサージ危険!)クチパク
結衣「あ…いや、遠慮するよ」アセ
結衣「でも、気遣いありがとうね」
京子「ゆーいー!ちょっと、今日は帰ろう」ガラ
結衣「へっ?!」
ちなつ「来てすぐに、結衣先輩を連れていかないでくださいよ!」
あかり「あ、京子ちゃん帰るの?結衣ちゃんと一緒に?」
京子「そうだ、今日はちょっとなー」
京子「じゃあな!」ダッ
結衣「ちょ、京子…袖引っ張るなよ!」ダッ
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:05:40.93 ID:y9LDHn1O0
結衣宅
結衣「ったく…袖伸びたじゃないか…」
京子「ごめんごめん~」
結衣「…一体、あの後どこに行ったんだ?」
京子「ちょっと、西垣ちゃん探しに行ってた」
結衣「会えたのか?」
京子「いや…出張だって」
結衣「だから、手紙に書いたんだな」
結衣「で…先に帰ったのって、やっぱり…あのことか?」
京子「うん…話し合おうと思って」
結衣「話し合っても、無駄だって先生言ってた…ってか、書いてあった?んだけどな」
京子「でも、話し合ってみなきゃわかんないじゃん?」
結衣「ま、それもそうだな…」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:09:12.68 ID:y9LDHn1O0
…
……
………
ある日の放課後 理科室
西垣「よくきてくれた…2人とも」
京子「で、西垣ちゃん、私達に何の用?」
西垣「ちょっと、実験に付き合ってもらいたくてな」
結衣「私達2人に?」
結衣「というか、爆発は嫌ですよ」
西垣「爆発の心配はないぞ!」
西垣「……多分」ボソ
京子「今、多分って言ったよね?」コソコソ
結衣「あぁ、言ったな…」コソコソ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:12:48.23 ID:y9LDHn1O0
京子「で…何の実験なの?」
西垣「まぁ待て、その前に…」
西垣「今からいくつか質問をする」
西垣「答えられる範囲で正直に答えて欲しい」
京子「分かった~」
結衣「?…はい」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:16:56.55 ID:y9LDHn1O0
西垣「お前達2人は…互いに信頼し合っている仲…であってるよな?」
京子「もちろん!」
結衣「まぁ…否定はしません」
西垣「では、今までに喧嘩をしたことがあるか」
京子「まぁ、ある…かな」
結衣「あります」
西垣「仲直りはいつもどっちからか」
京子「結衣かな」
結衣「いや、京子だろ」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:21:19.38 ID:y9LDHn1O0
西垣「今、2人の意見が食い違ったが…それについては?」
京子「確かに、私からもあるけど…ほとんど結衣からじゃん」
西垣「つまり…船見が嘘を言っていると?」
結衣「いいや、京子の方が多いね」
西垣「……もう、いい」
西垣「でも結局仲直りはするんだな?」
京子「まぁ、そうなるかな」
結衣「はい」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:25:29.53 ID:y9LDHn1O0
西垣「では…最後の質問」
西垣「…どんなことがあっても、その仲が崩れない自信があるか」
京子「そりゃあ…」
京子・結衣「もちろんです!」
西垣「そっか、なら良し!」
西垣「実験内容はまた後日知らせる」
西垣「では、またな」スタスタ
京子「なんだったんだ?」
結衣「私にも、わからない…」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:28:51.32 ID:y9LDHn1O0
後日
京子「あれ?」
結衣「どうしたんだ、京子?」
京子「いや、さっきまで机の中に何もなかったんだけど…」
京子「コレ…」
結衣「歳納と船見へ…?」
京子「開けてみる?」
結衣「ああ」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:31:43.20 ID:y9LDHn1O0
歳納と船見へ
先日言っていた実験の件だが
来週から開始する。
その実験によって…
お前たち2人の心がお互いに筒抜け状態になる。
もちろん、それは常時ではない。
アトランダムでだ。
つまり、どのタイミングかは分からないが、
その瞬間思っていたことが、
相手にはっきりと伝わってしまうということだ。
その言葉だけでなく、感情そのものも体感できる。
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:35:18.73 ID:y9LDHn1O0
例えば…そうだな、
自分が落ち込んでいる時に、その悲しいとか寂しいっていうのが
相手に伝わったとしよう。そうしたら、
相手は、そいつが思っている悲しみ、寂しさを感じることができる。
まるで…自分がそう感じているようにな。
また、強く思っているほど相手に伝わりやすい。
ちなみに…距離は関係ない。
どんなに遠くにいても、はっきりと伝わる。
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:39:16.78 ID:y9LDHn1O0
そして、自分の心が相手に伝わってしまったことは
わかるようになっている。
どうだ、面白そうだろう?
来週の月曜の放課後、私のところに来い。
実験開始だ。
あ、お前らに拒否権などないからな。
では、健闘を祈る。
西垣
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:42:24.24 ID:y9LDHn1O0
p.s.
対策とか…話し合っても無駄だぞ。
伝わってしまうものは、仕方ないことだ。
実験だからな。
それと、このことを口外するなよ。
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:45:59.50 ID:y9LDHn1O0
結衣「マジかよ…」
京子「Oh, No~」
結衣(これ、結構ヤバいだろ…)
結衣(こうやって、思ってることが…伝わってしまうなんて)
京子(思ってたより簡単な実験だけど、コレは危ないね…)
結衣「…私達に、拒否権はない、か」
京子「…………」ダッ
結衣「え?ちょ、京子!どこいくんだ?」
結衣「…………」ポツン
結衣「部室行くか」
………
……
…
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:49:40.14 ID:y9LDHn1O0
結衣「というか、コレありえない話だろ…」
京子「でも、西垣ちゃんならできそうじゃん」
京子「あんなに、爆発してるんだし」
結衣「まぁ、そうかもしれないけど…」
結衣「けど…やっぱり信じられないよ」
京子「う~ん、心が筒抜け状態になるって…非現実的だもんね」
結衣「うん…」
京子「でも…念のため話し合っとこうよ」
結衣「そうだな」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:52:18.03 ID:y9LDHn1O0
数十分後
京子「結論、無心!」
結衣「いや、無理だろ」ペシン
京子「だって~、それしか思いつかないんだもん」
京子「なら、結衣は何か案あるの?」
結衣「いや…ないけど…」
京子「ほら~」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:55:42.18 ID:y9LDHn1O0
結衣「でも、アトランダムなんだろ?」
結衣「全て、運任せになっちゃうけど…」
結衣「伝わって欲しくないことは、運良く伝わらないかもしれないし…」
京子「伝わってしまうかもしれないじゃん」
結衣「だから、なるべく…そういうことを思わないでさ?」
結衣「どうでもいいこと考えていれば…良いんじゃない?」
結衣「というか、普段通りが一番いいと思う…」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:57:59.01 ID:y9LDHn1O0
京子「そう言うけどさ、それって結構難しいんじゃないかな」
結衣「京子の言う、無心の方が難しいと思うけど…」
京子「そうだけど!…はぁ」
京子「これ以上は話し合わないほうがいいね…」
京子「実験始まる前から、こんなんになっちゃダメだよ」
結衣「そ、そうだな」
結衣(なんだよ、京子が話し合おうって言ったから!)
結衣(考えたのに…)
結衣(ったく…勝手すぎるよ)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:59:46.82 ID:y9LDHn1O0
京子「…………」
京子(この実験は、多分、思ってること…)
京子(つまり、本心が伝わってしまうことで、人間関係にどんな影響をもたらすか)
京子(ってのを…研究というか観察?する意図があると思う…)
京子(だから、もとから仲の良い子達…)
京子(私達を対象にしたかったんだ)
京子(前に、質問してた内容も主に人間関係についてだったし…)
京子(このことを、結衣には言わないほうがいいかな)
京子(結衣は案外もろいし、1人で溜め込んじゃうタイプだから)
京子(このことを意識しすぎると、多分壊れてしまう…)
京子(もっとも…、自分で気づいちゃう可能性もあるわけだけど)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:03:25.59 ID:y9LDHn1O0
京子「…疲れた」
結衣「…今日は泊まるのか?」
京子「ううん、ほら…お互い頭の整理しなきゃいけないと思うから」
京子「今日は、そのまま帰るよ」
結衣「そっか…わかった」
京子「じゃあ、また明日ね」
結衣「ああ、気をつけて帰れよ」
バタン
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:05:57.58 ID:y9LDHn1O0
結衣(あー、大変なことになったなー)
結衣(来週からか…)
結衣(…もう、寝よう)
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:06:33.10 ID:y9LDHn1O0
京子宅
京子「早速、情報収集しよう」
京子「…心が筒抜けっと」
京子「え~っと…どれどれ」
京子「う~ん、あまり役に立たない情報だな」
京子「あれ?今の私達と似たようなヤツがある…」
京子「ココロコネクト…?」
京子「…ふむふむ」
京子「ほとんど私達と同じような状態だ…」
京子「こっちは、2人だけだけど」
京子「よし、…明日買って読んでみよう」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:08:08.69 ID:y9LDHn1O0
翌日
結衣「おはよう、京子…」
結衣(結局、あまり寝れなかった…)
結衣(すごい眠い…)
京子「おはよう」
京子(結衣寝不足なのかな?)
京子(そりゃ、そうだよね…あんなことがあったんだし)
京子(そして、これから大変なことになるのに、大丈夫かな…)
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:09:26.27 ID:y9LDHn1O0
放課後
京子「結衣、今日は私用事あるから、部活任せたよ」
結衣「そっか、分かった」
本屋
京子「あったあった…これか」
京子「早速、買って家で読もう」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:13:05.08 ID:y9LDHn1O0
京子宅
京子「ふむふむ…」
京子「この巻しか買ってないから、まわりの人間関係とかはちょっと分かんないけど」
京子「だいたい分かった…」
京子「これに、対策とかは載ってなかった!」
京子「だって、普段通りって、結局気にしちゃうんだから無理じゃん!」
京子「確かに、西垣ちゃんの言う通りかも」
京子「伝わっちゃうのは、仕方ないこと…か」
京子「まぁ、分かったことは…この本ではこのことを」
京子「感情伝導」
京子「と、呼ぶことだけ」
京子「来週の月曜日か…」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:14:26.61 ID:y9LDHn1O0
月曜日 理科室
西垣「よし、ちゃんと来てくれたな」
京子「だって、私達に拒否権はないんでしょ?」
西垣「まぁ、そうだがな」
西垣「自分の意思で来てもらった方が気持ちがいいじゃないか」
西垣「無理やり連れてくるより…だろ?」トントン
結衣「どっちにしろ実験に参加しなければならないのなら」
結衣「爆発させられる前に、自ら行きますよ」
西垣「相変らず、船見はクールだな」ハハ
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:15:07.25 ID:y9LDHn1O0
京子「で、ちょっと質問良い?」
西垣「なんだ?」
京子「その…実験っていつまで続けるの?」
京子「一日やそこらじゃ、実験する意味がないよね?」
結衣「?」
西垣(なんだ、歳納の方が先に気づいたのか…)
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:15:39.27 ID:y9LDHn1O0
西垣「それは、未定だ」
西垣「まだ、決まってない…」
西垣「それに、歳納…お前わかってるんだろう?」
西垣「私が望むものが何か」
京子「…………」
結衣「?」
結衣(さっきから、2人とも何の話をしているんだ?)
西垣「この話はおしまい」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:16:59.50 ID:y9LDHn1O0
西垣「他に質問なかったら…実験開始するぞ」
西垣「まぁ、開始してからでも質問は受け付けるがな」
京子「結衣…じゃあ、やろっか」
結衣「う、うん」
西垣「じゃあ、この薬を飲み込んでくれ」
西垣「決して噛むなよ」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:17:57.17 ID:y9LDHn1O0
京子「うん」
結衣「…飲み込みました、先生」
西垣「これで、実験開始だ」
西垣「信じられないかもしれないが」
西垣「この実験が本当なのかは…過ごしてみれば分かる」
西垣「では、健闘を祈る」スタスタ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:19:03.35 ID:y9LDHn1O0
娯楽部
結衣(う~ん…口外しちゃだめだし…皆の前では普通に過ごしたほうがいいのかな)
結衣(怪しまれずに、怪しまれずに…)
結衣「な、なぁ…京子、2人とも遅いな~」
京子「そ、そうだな」
京子(結衣のヤツ、ガチガチじゃん!)
京子【逆に怪しいよ】
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:19:45.77 ID:y9LDHn1O0
結衣「えっ?!」
結衣(い、今の京子の感情…?)
京子(まさか…)
京子「ねぇねぇ!今の感情伝導だよ!伝わったでしょ?」
結衣「あ、ああ…」アセ
京子「どんな感じだった?!」
結衣「京子が、そのまましゃべってるような感じ」
結衣「結構、リアルに聞こえたよ」アセ
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:21:44.31 ID:y9LDHn1O0
結衣「ていうか、感情伝導っていうのか?これ」
京子「あ…うん、そうだよ」
京子(元々はそのラノベでの呼び方だけど、いっか)
京子「これ、やっぱ本当だったのか~」
結衣(なんでこんなにテンション高いんだよ)
結衣(本当だったら、ヤバいじゃないか)
結衣(というか、今起きちゃったんだし…)
結衣(しかも、何か知っているような感じだった)
結衣(何か、隠してる…)
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:23:27.20 ID:y9LDHn1O0
結衣【今の京子は…信じられない…】
結衣「あ…」
京子「え?」
京子(何今の…凄い冷たくて暗い感情だった…)
京子(【今の京子は…信じられない…】って…)
京子(結衣に、疑われてる…)
京子(…………)
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:24:40.92 ID:y9LDHn1O0
結衣「きょ、京子?今のは違うんだ…ちょっと語弊が生じたっていうか…」
京子「…………」
京子「言いたいことは、はっきり言えば?」
京子(違う!こういうのが言いたいんじゃなくて…)
京子「その方がお互いのためだと思うよ?」
京子(何で!今思ってることが伝わらないんだ!)
京子「…こんな状態なんだしさ」
京子(…結衣に嫌われちゃうよ)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:25:57.81 ID:y9LDHn1O0
結衣「だから、違うって!」
京子「何が、違うのさ」
京子(あぁ、もう止まらない…)
京子「感情伝導は、嘘の感情を伝えないよ?」
京子「さっき伝わったのって…実際そう思ったからでしょ?」
京子「そして…西垣ちゃんからの手紙にもあったけど」
京子「強く思っているほど相手に伝わりやすいって」
京子「つまり、そういうことだよね?」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:27:08.14 ID:y9LDHn1O0
京子(違う!違う!結衣だって混乱してるのに…)
京子(こんなこと言ったら…また!)
京子(また…聞きたくない感情が伝わってくるよ…)
結衣「確かに、信じられない、って思ったけど…」
結衣「そ、それは!京子が私に何か隠し事をしているからじゃないか」
結衣「しかも…こんな状況だってのに、テンション高めでさ」
結衣「疑うに決まってるだろ!」
京子「っ……」ダッ
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:28:48.72 ID:y9LDHn1O0
「きゃっ…」
「え、今の京子ちゃん?」
あかり「ゆ、結衣ちゃん…どうしたの?」
ちなつ「今、京子先輩が泣きながら…」
結衣「…なんでもない」
結衣「ごめん、帰るね」スタスタ
あかり「…………」ガシ
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:30:29.01 ID:y9LDHn1O0
結衣「何?あかり…腕離して欲しいんだけど」
あかり「ごめんね、結衣ちゃん、腕離せないよ?」
結衣「は?」
あかり「何で京子ちゃん泣いてたの?」
あかり「喧嘩しちゃったの?」
結衣「あかりに関係ないだろ」
ちなつ(あかりちゃんが…怒ってる?!)
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:31:03.74 ID:y9LDHn1O0
あかり「関係あるよ、あかりもちなつちゃんも…」
結衣「…………」
あかり「だって、ここは娯楽部なんだよ?」
あかり「あかりだって、ちなつちゃんだって娯楽部のメンバーだし」
あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんのこと大好きなんだもん」
あかり「無関心じゃない限り…関係ないはずないもん」
あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんに何かがあったのはわかるよ」
あかり「この前、少し様子がおかしかったからね…」
ちなつ(あかりちゃん…皆のこと見てたんだ…)
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:32:17.90 ID:y9LDHn1O0
あかり「…確かに、いくら幼馴染…友達でも、秘密はあるよ」
あかり「だから、何が原因かは聞かない…」
あかり「でも、今結衣ちゃんの腕離してしまうと、ずっとこのままになっちゃう気がしたんだ」
あかり「だから、ちょっと説教じみたことしちゃった」アセ
あかり「結衣ちゃんの方が年上なのに、ごめんね」
あかり「あかr…ううん、私からのお願いです」
あかり「絶対、仲直りしてね…?」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:34:12.46 ID:y9LDHn1O0
ちなつ「!」
ちなつ「私からもお願いします!」
ちなつ「結衣先輩や京子先輩がいない娯楽部は嫌です」
ちなつ「後輩のくせに…でしゃばって申し訳ないですが!」
ちなつ「また…皆揃ってお茶飲みたいです」
結衣「…………」
結衣「…ごめん」スタスタ
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:35:06.32 ID:y9LDHn1O0
京子宅
京子(早速、喧嘩しちゃったよ…)
京子(それに、気づいちゃった)
京子(結衣に、この実験の目的を言わなかった理由)
京子(結衣が壊れちゃうから、なんて建前だけだ)
京子(本当は…)
京子【私が、結衣の本音を知りたくなかったから…】
京子【結局は、自分を守るため…】
京子(あ……)
京子(結衣に、伝わっちゃった…)
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:36:52.35 ID:y9LDHn1O0
結衣宅
【私が、結衣の本音を知りたくなかったから…】
【結局は、自分を守るため…】
結衣(感情伝導?!)
結衣(京子の感情だ)
結衣(寂しさ…悲しさ…辛さ…)
結衣(そして、後悔…)
結衣(胸が痛いよ…)
結衣(京子は、この感情をずっと抱えていたのか…)
結衣(でも…今はきっと冷静になれないから…)
結衣(ごめんね…きょ、お…こ)zzz
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:38:23.85 ID:y9LDHn1O0
翌日 結衣宅
結衣「あ…そういえば、昨日そのまま眠っちゃったっけ」ズキ
結衣「あ、頭が…痛い…」
結衣「それに、クラクラする…」
結衣「風邪かな、熱計ってみよう」
結衣「あ、39度近くある…」
結衣「学校休もう…」
結衣「お母さんに連絡してもらおう」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:40:12.09 ID:y9LDHn1O0
教室
京子(結衣、怒ってるよね…)
京子(迎えに来てくれなかったし)
京子(はぁ…どうやって、話しかけよう)
京子(…って、結衣いくらなんでも遅くない?)
京子(遅刻しちゃうよ?)
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:40:57.40 ID:y9LDHn1O0
教室 HR
担任「えー、船見は今日欠席っと」
担任「高熱をだしてしまったみたいでな」
担任「皆も体調管理しっかりしろよ」
担任「じゃあ、朝のHRは終わり」スタスタ
京子(えっ?!結衣が欠席?)
京子(昨日の今日で…やっぱり私のせいかな)
京子【結衣ぃ…】
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:42:58.19 ID:y9LDHn1O0
結衣宅
【結衣ぃ…】
結衣(あ、また…感情伝導)
結衣(昨日あんなことあったから…京子変な勘違い…してるかも…)
結衣(…………)スースー
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:46:04.97 ID:y9LDHn1O0
…
……
………
幼京子「結衣なんて、もう大っきらい!」
幼京子「もう、しゃべんないもん!」
京子「は?意味わかんないし」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:47:32.76 ID:y9LDHn1O0
京子「言いたいことは、はっきり言えば?」
京子「感情伝導は、嘘の感情を伝えないよ?」
京子「じゃあね、結衣」
結衣【きょ、京子…いかないで…】グス
………
……
…
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:48:18.28 ID:y9LDHn1O0
教室
【きょ、京子…いかないで…】
京子(あ、結衣の感情が…)
京子(結衣が!結衣が私を求めてる!)ガタッ
先生「と、歳納さん?どこに行くの?!」
京子「今、呼ばれたんです…だから行かなきゃ!」スタスタ
先生「歳納さん?!戻ってきなさーい!」
京子「先生、すみません…」ダッ
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:49:02.07 ID:y9LDHn1O0
結衣宅
京子「ハァハァ…」
京子(結衣、寝てるかな?)
京子(だったら、ピンポン押さない方がいいよね…)
京子(ここまで、来たのは良いんだけど…どうしよう)ガチャ
京子(え?!…ガチャ?)
京子(あ、開いてるし)
京子(全く、ダメじゃないか…開けっ放しは…)
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:50:48.66 ID:y9LDHn1O0
京子「お、おじゃましまーす」
京子「結衣ー、来たぞー」
結衣「…………」スースー
京子「やっぱり、寝てたか」
京子「涙まで流しちゃって…」ナデナデ
京子【私は、いつでも結衣のそばにいるよ】
京子【だから、安心して】
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:52:36.71 ID:y9LDHn1O0
京子「あ、伝わっちゃった…」
京子「けど、寝てるから大丈夫かな//」
結衣「…きょーこー」スースー
京子「へ?!」
結衣「…………」スースー
京子「あ、寝言か」
京子「可愛いヤツめ…」フフ
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:54:06.24 ID:y9LDHn1O0
京子「結衣の体、汗だらけだ…」
京子「拭けるところは拭いとこう」フキフキ
京子「それと、熱さまシート剥がれそう」
京子「はりかえたほうがいいかな?」
京子「っと…これで大丈夫」
京子「なんだか…私も、眠くなってきた…」ウトウト
京子「ちょっとぐらい、寝ても…いいよね…」スースー
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:54:46.86 ID:y9LDHn1O0
数時間後
結衣「うん~…何か体が重い~…」ガバ
結衣「って、何で京子がここに?!」
結衣「しかも、寝てるし…」
結衣「あれ…体が大分楽になってる」
結衣「京子が…やってくれたのか?」
結衣「…あ、そういえば…」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:55:22.63 ID:y9LDHn1O0
【私は、いつでも結衣のそばにいるよ】
【だから、安心して】
結衣「…………//」カァ
結衣「全く、恥ずかしいこと言いやがって」ツンツン
京子「ううん~」
結衣「…………」ツンツン
結衣(何か面白い…)
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:56:26.03 ID:y9LDHn1O0
京子「う~ん……って、結衣?!」ガバ
結衣「あ、うん、そうだけど」
京子「結衣…ごめんね」
結衣「え?!」
京子「昨日のこと…と、勝手に結衣んちに上がってきたこと」
結衣「…………」
京子「あのね、私が…結衣に黙っていたことなんだけど」
結衣「うん…」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:57:29.78 ID:y9LDHn1O0
京子「あの、手紙を貰ったとき、気づいたんだ…」
京子「この実験の目的」
結衣「っ!」
京子「…この感情伝導によって、人間関係にどんな影響を与えるか」
京子「だから、西垣ちゃんは…最初私たちに質問をした」
京子「仲がいい子達じゃないと、良いデータが得られないから」
京子「確認のために…」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:58:18.28 ID:y9LDHn1O0
京子「これなら、納得いくよね?」
京子「ほら、実際…感情伝導のせいで、喧嘩したし…」
結衣「う、うん…」
結衣(京子…1人でここまで分析したのか)
結衣(すごいな…)
結衣(なのに!私は…自分のことしか考えてなかった!)
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:59:25.33 ID:y9LDHn1O0
結衣「ごめn」
京子「結衣、ごめんね?」
結衣「へ?」
京子「感情伝導で伝わったから…もう、わかってるかも知んないけど」
京子「このことを最初に言わなかったのは…」
結衣(あ…あの時)
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:01:31.19 ID:y9LDHn1O0
【私が、結衣の本音を知りたくなかったから…】
【結局は、自分を守るため…】
結衣(あの感情は、本当に苦しかった…)
結衣「京子…謝らないで?」
結衣「私だって、謝らなくちゃいけないんだ」
結衣「最初に、自分で普段通りが良いって言ったのに…」
結衣「京子のテンションが高いって言って…」
結衣「逆ギレしちゃったし…」
結衣「本当にごめんね」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:03:03.67 ID:y9LDHn1O0
京子「ゆ、い…」ウルウル
結衣「仲直り、しよっか」ニコ
京子「ゆいー!」
結衣「ごめんな…京子」ギュ
数日後
京子(案の定、あのあと、先生に大目玉をくらった)
京子(まぁ、授業中抜け出しちゃったもんな)
京子(だけど、後悔はしてない…)
京子(ほかでもない、結衣が呼んでたから)
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:04:11.30 ID:y9LDHn1O0
京子(…………)
京子(まだ、感情伝導は続いてるけど…)
京子(あれから、お互い思ったことはぶつけ合うことにした)
京子(感情伝導とかで知らされるよりは、マシだろうって)
京子(まぁ、なんとかなってるし…)
京子(大丈夫かなって)
京子(あと、ちなつちゃんやあかりもあのことに何も触れず、普段通り過ごしてる)
京子(ありがとう)
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:04:57.54 ID:y9LDHn1O0
1週間後
ピンポンパンポン
「えー、2年の歳納と船見、今すぐ理科室にきなさい」
結衣「え?!」
京子「今の、西垣ちゃん?」
結衣「もしかして…!!」
京子「結衣、行こう!」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:06:13.11 ID:y9LDHn1O0
理科室
西垣「お~、よく来た」
京子「で、何ですか?」
西垣「なんだ、予想もできないのか?」
結衣「実験終了…」
西垣「まぁ、一言で言えばそうだ」
京子「よっしゃ!」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:07:16.47 ID:y9LDHn1O0
西垣「短い間だったが、お疲れ」
結衣「もう、本当疲れましたよ…」
京子「うん、結構疲れた、精神的にも身体的にも」
西垣「これが、実験というものなのだ、それは仕方がない」
京子「ムムム」
西垣「だが、この実験のおかげで…」
西垣「何か得られるものがあっただろ?」
結衣「まぁ、そうですね」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:07:52.93 ID:y9LDHn1O0
西垣「だったら、良しとしようじゃないか」ハハ
京子「でも、本当に大変だったからね!」
西垣「…ハハ」
西垣「じゃあ、この薬を飲め」
西垣「そうしたら、お前らが言う感情伝導は以後なくなる」
結衣「じゃ、飲もうか…」
京子「うん…でも、なんか寂しいね」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:08:27.90 ID:y9LDHn1O0
結衣「そうだな…けど、感情伝導がなくても…」
結衣「私達はもう、本気でぶつかりあえる」
結衣「だろ?」
京子「そうだね…」
結衣「じゃあ、せーの!で飲もうか」
京子・結衣「せーの!」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:09:07.19 ID:y9LDHn1O0
京子【結衣、私結衣のことが好き】
結衣【京子、私京子のことが好き】
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:11:23.82 ID:y9LDHn1O0
京子・結衣「…………」ゴク
京子・結衣「…………」プッ
京子・結衣「アハハハ」
西垣(最後に、何か通じ合ったみたいだな)ハハ
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:14:24.44 ID:y9LDHn1O0
京子「あ、そう言えば…西垣ちゃん」
西垣「なんだ?」
京子「この実験の結果…前よりも確かにいい関係になったけど」
京子「もし、私と結衣の間に亀裂がはいって…」
京子「仲が悪くなってたら、どうしてた?」
西垣「いい質問だ」ニヤ
西垣「歳納も船見も、実験開始の時を思い出せ」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:15:49.09 ID:y9LDHn1O0
…
……
………
西垣「まぁ、そうだがな」
西垣「自分の意思で来てもらった方が気持ちがいいじゃないか」
西垣「無理やり連れてくるより…だろ?」トントン
………
……
…
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:16:53.29 ID:y9LDHn1O0
西垣「この時、2人の肩に超小型盗聴器をくっつけておいた」
西垣「だから、お前たちの会話は筒抜けだったんだ」
西垣「主に私に」
結衣「え?主にって…?」
西垣「もちろん、松本も一緒さ…ここにはいないがな」
西垣「そして、歳納、お前船見にこの実験の目的を教えただろう?」
西垣「確かに、この実験は人間関係にどのように影響するか、を調べることだったが」
西垣「私は、この実験で、お前達の関係は悪くならない…とわかっていた」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:17:41.19 ID:y9LDHn1O0
西垣「というか、信じていた、の方が正しいかな」
西垣「だって、最初に聞いただろう?」
西垣「…どんなことがあっても、その仲が崩れない自信があるか、と…」
西垣「そして、お前達2人は…」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:18:12.23 ID:y9LDHn1O0
京子「そりゃあ…」
京子・結衣「もちろんです!」
西垣「ってな」ハハ
西垣「ほら、教師が生徒のこと信じるのは、当たり前だろう?」ニコ
京子「うぉ~、なんか今西垣ちゃんが教師っぽく見えたよ」
結衣「私もだ…」シミジミ
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:18:43.76 ID:y9LDHn1O0
西垣「おい、私は元々教師だ!」
西垣「とまぁ、こういうわけだ」
西垣「じゃあ、私は松本を待たせてるからな…」
西垣「失礼」スタスタ
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:20:08.47 ID:y9LDHn1O0
結衣「なんだかんだ…西垣先生って教師してるんだな」
京子「だね…」
京子・結衣「あのさ!」
結衣「……あ」
京子「…多分、言いたいこと同じな気がする」
結衣「うん」
京子「せーの!で言おっか」
結衣「うん」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:20:49.45 ID:y9LDHn1O0
京子・結衣「せーの!」
京子「…………」
結衣「京子!付き合ってくれ!」
結衣「へ?」
京子「……ププ」
結衣「お、お前…はめたな!」カァ
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:22:04.08 ID:y9LDHn1O0
京子「だって、どうしても…結衣から告白して欲しかったんだもん」ニコ
結衣(そこで、微笑まれると…何も言えなくなっちゃうじゃんか…)
結衣「しょ、しょうがないな…京子は」ニコ
京子「エヘヘ」
京子「結衣、これからもよろしくね!」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:22:36.05 ID:y9LDHn1O0
おわり
娯楽部
結衣「はぁ…」
ちなつ「どうしたんですか?結衣先輩」
結衣「いや、ちょっとね…」
結衣(これは、口外してはいけないことだからな)
ちなつ「そうですか」
ちなつ「お疲れでしたら…マッサージでもしますよ?」
あかり「……っ!」ビクッ
ちなつ「こう見えて、マッサージ得意なんですよ」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:01:18.87 ID:y9LDHn1O0
あかり(結衣ちゃん!)フルフル
結衣(あかりが何か言ってる?!)
あかり(マッサージ危険!)クチパク
結衣「あ…いや、遠慮するよ」アセ
結衣「でも、気遣いありがとうね」
京子「ゆーいー!ちょっと、今日は帰ろう」ガラ
結衣「へっ?!」
ちなつ「来てすぐに、結衣先輩を連れていかないでくださいよ!」
あかり「あ、京子ちゃん帰るの?結衣ちゃんと一緒に?」
京子「そうだ、今日はちょっとなー」
京子「じゃあな!」ダッ
結衣「ちょ、京子…袖引っ張るなよ!」ダッ
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:05:40.93 ID:y9LDHn1O0
結衣宅
結衣「ったく…袖伸びたじゃないか…」
京子「ごめんごめん~」
結衣「…一体、あの後どこに行ったんだ?」
京子「ちょっと、西垣ちゃん探しに行ってた」
結衣「会えたのか?」
京子「いや…出張だって」
結衣「だから、手紙に書いたんだな」
結衣「で…先に帰ったのって、やっぱり…あのことか?」
京子「うん…話し合おうと思って」
結衣「話し合っても、無駄だって先生言ってた…ってか、書いてあった?んだけどな」
京子「でも、話し合ってみなきゃわかんないじゃん?」
結衣「ま、それもそうだな…」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:09:12.68 ID:y9LDHn1O0
…
……
………
ある日の放課後 理科室
西垣「よくきてくれた…2人とも」
京子「で、西垣ちゃん、私達に何の用?」
西垣「ちょっと、実験に付き合ってもらいたくてな」
結衣「私達2人に?」
結衣「というか、爆発は嫌ですよ」
西垣「爆発の心配はないぞ!」
西垣「……多分」ボソ
京子「今、多分って言ったよね?」コソコソ
結衣「あぁ、言ったな…」コソコソ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:12:48.23 ID:y9LDHn1O0
京子「で…何の実験なの?」
西垣「まぁ待て、その前に…」
西垣「今からいくつか質問をする」
西垣「答えられる範囲で正直に答えて欲しい」
京子「分かった~」
結衣「?…はい」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:16:56.55 ID:y9LDHn1O0
西垣「お前達2人は…互いに信頼し合っている仲…であってるよな?」
京子「もちろん!」
結衣「まぁ…否定はしません」
西垣「では、今までに喧嘩をしたことがあるか」
京子「まぁ、ある…かな」
結衣「あります」
西垣「仲直りはいつもどっちからか」
京子「結衣かな」
結衣「いや、京子だろ」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:21:19.38 ID:y9LDHn1O0
西垣「今、2人の意見が食い違ったが…それについては?」
京子「確かに、私からもあるけど…ほとんど結衣からじゃん」
西垣「つまり…船見が嘘を言っていると?」
結衣「いいや、京子の方が多いね」
西垣「……もう、いい」
西垣「でも結局仲直りはするんだな?」
京子「まぁ、そうなるかな」
結衣「はい」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:25:29.53 ID:y9LDHn1O0
西垣「では…最後の質問」
西垣「…どんなことがあっても、その仲が崩れない自信があるか」
京子「そりゃあ…」
京子・結衣「もちろんです!」
西垣「そっか、なら良し!」
西垣「実験内容はまた後日知らせる」
西垣「では、またな」スタスタ
京子「なんだったんだ?」
結衣「私にも、わからない…」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:28:51.32 ID:y9LDHn1O0
後日
京子「あれ?」
結衣「どうしたんだ、京子?」
京子「いや、さっきまで机の中に何もなかったんだけど…」
京子「コレ…」
結衣「歳納と船見へ…?」
京子「開けてみる?」
結衣「ああ」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:31:43.20 ID:y9LDHn1O0
歳納と船見へ
先日言っていた実験の件だが
来週から開始する。
その実験によって…
お前たち2人の心がお互いに筒抜け状態になる。
もちろん、それは常時ではない。
アトランダムでだ。
つまり、どのタイミングかは分からないが、
その瞬間思っていたことが、
相手にはっきりと伝わってしまうということだ。
その言葉だけでなく、感情そのものも体感できる。
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:35:18.73 ID:y9LDHn1O0
例えば…そうだな、
自分が落ち込んでいる時に、その悲しいとか寂しいっていうのが
相手に伝わったとしよう。そうしたら、
相手は、そいつが思っている悲しみ、寂しさを感じることができる。
まるで…自分がそう感じているようにな。
また、強く思っているほど相手に伝わりやすい。
ちなみに…距離は関係ない。
どんなに遠くにいても、はっきりと伝わる。
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:39:16.78 ID:y9LDHn1O0
そして、自分の心が相手に伝わってしまったことは
わかるようになっている。
どうだ、面白そうだろう?
来週の月曜の放課後、私のところに来い。
実験開始だ。
あ、お前らに拒否権などないからな。
では、健闘を祈る。
西垣
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:42:24.24 ID:y9LDHn1O0
p.s.
対策とか…話し合っても無駄だぞ。
伝わってしまうものは、仕方ないことだ。
実験だからな。
それと、このことを口外するなよ。
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:45:59.50 ID:y9LDHn1O0
結衣「マジかよ…」
京子「Oh, No~」
結衣(これ、結構ヤバいだろ…)
結衣(こうやって、思ってることが…伝わってしまうなんて)
京子(思ってたより簡単な実験だけど、コレは危ないね…)
結衣「…私達に、拒否権はない、か」
京子「…………」ダッ
結衣「え?ちょ、京子!どこいくんだ?」
結衣「…………」ポツン
結衣「部室行くか」
………
……
…
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:49:40.14 ID:y9LDHn1O0
結衣「というか、コレありえない話だろ…」
京子「でも、西垣ちゃんならできそうじゃん」
京子「あんなに、爆発してるんだし」
結衣「まぁ、そうかもしれないけど…」
結衣「けど…やっぱり信じられないよ」
京子「う~ん、心が筒抜け状態になるって…非現実的だもんね」
結衣「うん…」
京子「でも…念のため話し合っとこうよ」
結衣「そうだな」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:52:18.03 ID:y9LDHn1O0
数十分後
京子「結論、無心!」
結衣「いや、無理だろ」ペシン
京子「だって~、それしか思いつかないんだもん」
京子「なら、結衣は何か案あるの?」
結衣「いや…ないけど…」
京子「ほら~」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:55:42.18 ID:y9LDHn1O0
結衣「でも、アトランダムなんだろ?」
結衣「全て、運任せになっちゃうけど…」
結衣「伝わって欲しくないことは、運良く伝わらないかもしれないし…」
京子「伝わってしまうかもしれないじゃん」
結衣「だから、なるべく…そういうことを思わないでさ?」
結衣「どうでもいいこと考えていれば…良いんじゃない?」
結衣「というか、普段通りが一番いいと思う…」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:57:59.01 ID:y9LDHn1O0
京子「そう言うけどさ、それって結構難しいんじゃないかな」
結衣「京子の言う、無心の方が難しいと思うけど…」
京子「そうだけど!…はぁ」
京子「これ以上は話し合わないほうがいいね…」
京子「実験始まる前から、こんなんになっちゃダメだよ」
結衣「そ、そうだな」
結衣(なんだよ、京子が話し合おうって言ったから!)
結衣(考えたのに…)
結衣(ったく…勝手すぎるよ)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 02:59:46.82 ID:y9LDHn1O0
京子「…………」
京子(この実験は、多分、思ってること…)
京子(つまり、本心が伝わってしまうことで、人間関係にどんな影響をもたらすか)
京子(ってのを…研究というか観察?する意図があると思う…)
京子(だから、もとから仲の良い子達…)
京子(私達を対象にしたかったんだ)
京子(前に、質問してた内容も主に人間関係についてだったし…)
京子(このことを、結衣には言わないほうがいいかな)
京子(結衣は案外もろいし、1人で溜め込んじゃうタイプだから)
京子(このことを意識しすぎると、多分壊れてしまう…)
京子(もっとも…、自分で気づいちゃう可能性もあるわけだけど)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:03:25.59 ID:y9LDHn1O0
京子「…疲れた」
結衣「…今日は泊まるのか?」
京子「ううん、ほら…お互い頭の整理しなきゃいけないと思うから」
京子「今日は、そのまま帰るよ」
結衣「そっか…わかった」
京子「じゃあ、また明日ね」
結衣「ああ、気をつけて帰れよ」
バタン
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:05:57.58 ID:y9LDHn1O0
結衣(あー、大変なことになったなー)
結衣(来週からか…)
結衣(…もう、寝よう)
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:06:33.10 ID:y9LDHn1O0
京子宅
京子「早速、情報収集しよう」
京子「…心が筒抜けっと」
京子「え~っと…どれどれ」
京子「う~ん、あまり役に立たない情報だな」
京子「あれ?今の私達と似たようなヤツがある…」
京子「ココロコネクト…?」
京子「…ふむふむ」
京子「ほとんど私達と同じような状態だ…」
京子「こっちは、2人だけだけど」
京子「よし、…明日買って読んでみよう」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:08:08.69 ID:y9LDHn1O0
翌日
結衣「おはよう、京子…」
結衣(結局、あまり寝れなかった…)
結衣(すごい眠い…)
京子「おはよう」
京子(結衣寝不足なのかな?)
京子(そりゃ、そうだよね…あんなことがあったんだし)
京子(そして、これから大変なことになるのに、大丈夫かな…)
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:09:26.27 ID:y9LDHn1O0
放課後
京子「結衣、今日は私用事あるから、部活任せたよ」
結衣「そっか、分かった」
本屋
京子「あったあった…これか」
京子「早速、買って家で読もう」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:13:05.08 ID:y9LDHn1O0
京子宅
京子「ふむふむ…」
京子「この巻しか買ってないから、まわりの人間関係とかはちょっと分かんないけど」
京子「だいたい分かった…」
京子「これに、対策とかは載ってなかった!」
京子「だって、普段通りって、結局気にしちゃうんだから無理じゃん!」
京子「確かに、西垣ちゃんの言う通りかも」
京子「伝わっちゃうのは、仕方ないこと…か」
京子「まぁ、分かったことは…この本ではこのことを」
京子「感情伝導」
京子「と、呼ぶことだけ」
京子「来週の月曜日か…」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:14:26.61 ID:y9LDHn1O0
月曜日 理科室
西垣「よし、ちゃんと来てくれたな」
京子「だって、私達に拒否権はないんでしょ?」
西垣「まぁ、そうだがな」
西垣「自分の意思で来てもらった方が気持ちがいいじゃないか」
西垣「無理やり連れてくるより…だろ?」トントン
結衣「どっちにしろ実験に参加しなければならないのなら」
結衣「爆発させられる前に、自ら行きますよ」
西垣「相変らず、船見はクールだな」ハハ
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:15:07.25 ID:y9LDHn1O0
京子「で、ちょっと質問良い?」
西垣「なんだ?」
京子「その…実験っていつまで続けるの?」
京子「一日やそこらじゃ、実験する意味がないよね?」
結衣「?」
西垣(なんだ、歳納の方が先に気づいたのか…)
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:15:39.27 ID:y9LDHn1O0
西垣「それは、未定だ」
西垣「まだ、決まってない…」
西垣「それに、歳納…お前わかってるんだろう?」
西垣「私が望むものが何か」
京子「…………」
結衣「?」
結衣(さっきから、2人とも何の話をしているんだ?)
西垣「この話はおしまい」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:16:59.50 ID:y9LDHn1O0
西垣「他に質問なかったら…実験開始するぞ」
西垣「まぁ、開始してからでも質問は受け付けるがな」
京子「結衣…じゃあ、やろっか」
結衣「う、うん」
西垣「じゃあ、この薬を飲み込んでくれ」
西垣「決して噛むなよ」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:17:57.17 ID:y9LDHn1O0
京子「うん」
結衣「…飲み込みました、先生」
西垣「これで、実験開始だ」
西垣「信じられないかもしれないが」
西垣「この実験が本当なのかは…過ごしてみれば分かる」
西垣「では、健闘を祈る」スタスタ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:19:03.35 ID:y9LDHn1O0
娯楽部
結衣(う~ん…口外しちゃだめだし…皆の前では普通に過ごしたほうがいいのかな)
結衣(怪しまれずに、怪しまれずに…)
結衣「な、なぁ…京子、2人とも遅いな~」
京子「そ、そうだな」
京子(結衣のヤツ、ガチガチじゃん!)
京子【逆に怪しいよ】
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:19:45.77 ID:y9LDHn1O0
結衣「えっ?!」
結衣(い、今の京子の感情…?)
京子(まさか…)
京子「ねぇねぇ!今の感情伝導だよ!伝わったでしょ?」
結衣「あ、ああ…」アセ
京子「どんな感じだった?!」
結衣「京子が、そのまましゃべってるような感じ」
結衣「結構、リアルに聞こえたよ」アセ
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:21:44.31 ID:y9LDHn1O0
結衣「ていうか、感情伝導っていうのか?これ」
京子「あ…うん、そうだよ」
京子(元々はそのラノベでの呼び方だけど、いっか)
京子「これ、やっぱ本当だったのか~」
結衣(なんでこんなにテンション高いんだよ)
結衣(本当だったら、ヤバいじゃないか)
結衣(というか、今起きちゃったんだし…)
結衣(しかも、何か知っているような感じだった)
結衣(何か、隠してる…)
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:23:27.20 ID:y9LDHn1O0
結衣【今の京子は…信じられない…】
結衣「あ…」
京子「え?」
京子(何今の…凄い冷たくて暗い感情だった…)
京子(【今の京子は…信じられない…】って…)
京子(結衣に、疑われてる…)
京子(…………)
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:24:40.92 ID:y9LDHn1O0
結衣「きょ、京子?今のは違うんだ…ちょっと語弊が生じたっていうか…」
京子「…………」
京子「言いたいことは、はっきり言えば?」
京子(違う!こういうのが言いたいんじゃなくて…)
京子「その方がお互いのためだと思うよ?」
京子(何で!今思ってることが伝わらないんだ!)
京子「…こんな状態なんだしさ」
京子(…結衣に嫌われちゃうよ)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:25:57.81 ID:y9LDHn1O0
結衣「だから、違うって!」
京子「何が、違うのさ」
京子(あぁ、もう止まらない…)
京子「感情伝導は、嘘の感情を伝えないよ?」
京子「さっき伝わったのって…実際そう思ったからでしょ?」
京子「そして…西垣ちゃんからの手紙にもあったけど」
京子「強く思っているほど相手に伝わりやすいって」
京子「つまり、そういうことだよね?」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:27:08.14 ID:y9LDHn1O0
京子(違う!違う!結衣だって混乱してるのに…)
京子(こんなこと言ったら…また!)
京子(また…聞きたくない感情が伝わってくるよ…)
結衣「確かに、信じられない、って思ったけど…」
結衣「そ、それは!京子が私に何か隠し事をしているからじゃないか」
結衣「しかも…こんな状況だってのに、テンション高めでさ」
結衣「疑うに決まってるだろ!」
京子「っ……」ダッ
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:28:48.72 ID:y9LDHn1O0
「きゃっ…」
「え、今の京子ちゃん?」
あかり「ゆ、結衣ちゃん…どうしたの?」
ちなつ「今、京子先輩が泣きながら…」
結衣「…なんでもない」
結衣「ごめん、帰るね」スタスタ
あかり「…………」ガシ
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:30:29.01 ID:y9LDHn1O0
結衣「何?あかり…腕離して欲しいんだけど」
あかり「ごめんね、結衣ちゃん、腕離せないよ?」
結衣「は?」
あかり「何で京子ちゃん泣いてたの?」
あかり「喧嘩しちゃったの?」
結衣「あかりに関係ないだろ」
ちなつ(あかりちゃんが…怒ってる?!)
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:31:03.74 ID:y9LDHn1O0
あかり「関係あるよ、あかりもちなつちゃんも…」
結衣「…………」
あかり「だって、ここは娯楽部なんだよ?」
あかり「あかりだって、ちなつちゃんだって娯楽部のメンバーだし」
あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんのこと大好きなんだもん」
あかり「無関心じゃない限り…関係ないはずないもん」
あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんに何かがあったのはわかるよ」
あかり「この前、少し様子がおかしかったからね…」
ちなつ(あかりちゃん…皆のこと見てたんだ…)
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:32:17.90 ID:y9LDHn1O0
あかり「…確かに、いくら幼馴染…友達でも、秘密はあるよ」
あかり「だから、何が原因かは聞かない…」
あかり「でも、今結衣ちゃんの腕離してしまうと、ずっとこのままになっちゃう気がしたんだ」
あかり「だから、ちょっと説教じみたことしちゃった」アセ
あかり「結衣ちゃんの方が年上なのに、ごめんね」
あかり「あかr…ううん、私からのお願いです」
あかり「絶対、仲直りしてね…?」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:34:12.46 ID:y9LDHn1O0
ちなつ「!」
ちなつ「私からもお願いします!」
ちなつ「結衣先輩や京子先輩がいない娯楽部は嫌です」
ちなつ「後輩のくせに…でしゃばって申し訳ないですが!」
ちなつ「また…皆揃ってお茶飲みたいです」
結衣「…………」
結衣「…ごめん」スタスタ
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:35:06.32 ID:y9LDHn1O0
京子宅
京子(早速、喧嘩しちゃったよ…)
京子(それに、気づいちゃった)
京子(結衣に、この実験の目的を言わなかった理由)
京子(結衣が壊れちゃうから、なんて建前だけだ)
京子(本当は…)
京子【私が、結衣の本音を知りたくなかったから…】
京子【結局は、自分を守るため…】
京子(あ……)
京子(結衣に、伝わっちゃった…)
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:36:52.35 ID:y9LDHn1O0
結衣宅
【私が、結衣の本音を知りたくなかったから…】
【結局は、自分を守るため…】
結衣(感情伝導?!)
結衣(京子の感情だ)
結衣(寂しさ…悲しさ…辛さ…)
結衣(そして、後悔…)
結衣(胸が痛いよ…)
結衣(京子は、この感情をずっと抱えていたのか…)
結衣(でも…今はきっと冷静になれないから…)
結衣(ごめんね…きょ、お…こ)zzz
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:38:23.85 ID:y9LDHn1O0
翌日 結衣宅
結衣「あ…そういえば、昨日そのまま眠っちゃったっけ」ズキ
結衣「あ、頭が…痛い…」
結衣「それに、クラクラする…」
結衣「風邪かな、熱計ってみよう」
結衣「あ、39度近くある…」
結衣「学校休もう…」
結衣「お母さんに連絡してもらおう」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:40:12.09 ID:y9LDHn1O0
教室
京子(結衣、怒ってるよね…)
京子(迎えに来てくれなかったし)
京子(はぁ…どうやって、話しかけよう)
京子(…って、結衣いくらなんでも遅くない?)
京子(遅刻しちゃうよ?)
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:40:57.40 ID:y9LDHn1O0
教室 HR
担任「えー、船見は今日欠席っと」
担任「高熱をだしてしまったみたいでな」
担任「皆も体調管理しっかりしろよ」
担任「じゃあ、朝のHRは終わり」スタスタ
京子(えっ?!結衣が欠席?)
京子(昨日の今日で…やっぱり私のせいかな)
京子【結衣ぃ…】
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:42:58.19 ID:y9LDHn1O0
結衣宅
【結衣ぃ…】
結衣(あ、また…感情伝導)
結衣(昨日あんなことあったから…京子変な勘違い…してるかも…)
結衣(…………)スースー
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:46:04.97 ID:y9LDHn1O0
…
……
………
幼京子「結衣なんて、もう大っきらい!」
幼京子「もう、しゃべんないもん!」
京子「は?意味わかんないし」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:47:32.76 ID:y9LDHn1O0
京子「言いたいことは、はっきり言えば?」
京子「感情伝導は、嘘の感情を伝えないよ?」
京子「じゃあね、結衣」
結衣【きょ、京子…いかないで…】グス
………
……
…
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:48:18.28 ID:y9LDHn1O0
教室
【きょ、京子…いかないで…】
京子(あ、結衣の感情が…)
京子(結衣が!結衣が私を求めてる!)ガタッ
先生「と、歳納さん?どこに行くの?!」
京子「今、呼ばれたんです…だから行かなきゃ!」スタスタ
先生「歳納さん?!戻ってきなさーい!」
京子「先生、すみません…」ダッ
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:49:02.07 ID:y9LDHn1O0
結衣宅
京子「ハァハァ…」
京子(結衣、寝てるかな?)
京子(だったら、ピンポン押さない方がいいよね…)
京子(ここまで、来たのは良いんだけど…どうしよう)ガチャ
京子(え?!…ガチャ?)
京子(あ、開いてるし)
京子(全く、ダメじゃないか…開けっ放しは…)
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:50:48.66 ID:y9LDHn1O0
京子「お、おじゃましまーす」
京子「結衣ー、来たぞー」
結衣「…………」スースー
京子「やっぱり、寝てたか」
京子「涙まで流しちゃって…」ナデナデ
京子【私は、いつでも結衣のそばにいるよ】
京子【だから、安心して】
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:52:36.71 ID:y9LDHn1O0
京子「あ、伝わっちゃった…」
京子「けど、寝てるから大丈夫かな//」
結衣「…きょーこー」スースー
京子「へ?!」
結衣「…………」スースー
京子「あ、寝言か」
京子「可愛いヤツめ…」フフ
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:54:06.24 ID:y9LDHn1O0
京子「結衣の体、汗だらけだ…」
京子「拭けるところは拭いとこう」フキフキ
京子「それと、熱さまシート剥がれそう」
京子「はりかえたほうがいいかな?」
京子「っと…これで大丈夫」
京子「なんだか…私も、眠くなってきた…」ウトウト
京子「ちょっとぐらい、寝ても…いいよね…」スースー
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:54:46.86 ID:y9LDHn1O0
数時間後
結衣「うん~…何か体が重い~…」ガバ
結衣「って、何で京子がここに?!」
結衣「しかも、寝てるし…」
結衣「あれ…体が大分楽になってる」
結衣「京子が…やってくれたのか?」
結衣「…あ、そういえば…」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:55:22.63 ID:y9LDHn1O0
【私は、いつでも結衣のそばにいるよ】
【だから、安心して】
結衣「…………//」カァ
結衣「全く、恥ずかしいこと言いやがって」ツンツン
京子「ううん~」
結衣「…………」ツンツン
結衣(何か面白い…)
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:56:26.03 ID:y9LDHn1O0
京子「う~ん……って、結衣?!」ガバ
結衣「あ、うん、そうだけど」
京子「結衣…ごめんね」
結衣「え?!」
京子「昨日のこと…と、勝手に結衣んちに上がってきたこと」
結衣「…………」
京子「あのね、私が…結衣に黙っていたことなんだけど」
結衣「うん…」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:57:29.78 ID:y9LDHn1O0
京子「あの、手紙を貰ったとき、気づいたんだ…」
京子「この実験の目的」
結衣「っ!」
京子「…この感情伝導によって、人間関係にどんな影響を与えるか」
京子「だから、西垣ちゃんは…最初私たちに質問をした」
京子「仲がいい子達じゃないと、良いデータが得られないから」
京子「確認のために…」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:58:18.28 ID:y9LDHn1O0
京子「これなら、納得いくよね?」
京子「ほら、実際…感情伝導のせいで、喧嘩したし…」
結衣「う、うん…」
結衣(京子…1人でここまで分析したのか)
結衣(すごいな…)
結衣(なのに!私は…自分のことしか考えてなかった!)
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 03:59:25.33 ID:y9LDHn1O0
結衣「ごめn」
京子「結衣、ごめんね?」
結衣「へ?」
京子「感情伝導で伝わったから…もう、わかってるかも知んないけど」
京子「このことを最初に言わなかったのは…」
結衣(あ…あの時)
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:01:31.19 ID:y9LDHn1O0
【私が、結衣の本音を知りたくなかったから…】
【結局は、自分を守るため…】
結衣(あの感情は、本当に苦しかった…)
結衣「京子…謝らないで?」
結衣「私だって、謝らなくちゃいけないんだ」
結衣「最初に、自分で普段通りが良いって言ったのに…」
結衣「京子のテンションが高いって言って…」
結衣「逆ギレしちゃったし…」
結衣「本当にごめんね」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:03:03.67 ID:y9LDHn1O0
京子「ゆ、い…」ウルウル
結衣「仲直り、しよっか」ニコ
京子「ゆいー!」
結衣「ごめんな…京子」ギュ
数日後
京子(案の定、あのあと、先生に大目玉をくらった)
京子(まぁ、授業中抜け出しちゃったもんな)
京子(だけど、後悔はしてない…)
京子(ほかでもない、結衣が呼んでたから)
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:04:11.30 ID:y9LDHn1O0
京子(…………)
京子(まだ、感情伝導は続いてるけど…)
京子(あれから、お互い思ったことはぶつけ合うことにした)
京子(感情伝導とかで知らされるよりは、マシだろうって)
京子(まぁ、なんとかなってるし…)
京子(大丈夫かなって)
京子(あと、ちなつちゃんやあかりもあのことに何も触れず、普段通り過ごしてる)
京子(ありがとう)
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:04:57.54 ID:y9LDHn1O0
1週間後
ピンポンパンポン
「えー、2年の歳納と船見、今すぐ理科室にきなさい」
結衣「え?!」
京子「今の、西垣ちゃん?」
結衣「もしかして…!!」
京子「結衣、行こう!」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:06:13.11 ID:y9LDHn1O0
理科室
西垣「お~、よく来た」
京子「で、何ですか?」
西垣「なんだ、予想もできないのか?」
結衣「実験終了…」
西垣「まぁ、一言で言えばそうだ」
京子「よっしゃ!」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:07:16.47 ID:y9LDHn1O0
西垣「短い間だったが、お疲れ」
結衣「もう、本当疲れましたよ…」
京子「うん、結構疲れた、精神的にも身体的にも」
西垣「これが、実験というものなのだ、それは仕方がない」
京子「ムムム」
西垣「だが、この実験のおかげで…」
西垣「何か得られるものがあっただろ?」
結衣「まぁ、そうですね」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:07:52.93 ID:y9LDHn1O0
西垣「だったら、良しとしようじゃないか」ハハ
京子「でも、本当に大変だったからね!」
西垣「…ハハ」
西垣「じゃあ、この薬を飲め」
西垣「そうしたら、お前らが言う感情伝導は以後なくなる」
結衣「じゃ、飲もうか…」
京子「うん…でも、なんか寂しいね」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:08:27.90 ID:y9LDHn1O0
結衣「そうだな…けど、感情伝導がなくても…」
結衣「私達はもう、本気でぶつかりあえる」
結衣「だろ?」
京子「そうだね…」
結衣「じゃあ、せーの!で飲もうか」
京子・結衣「せーの!」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:09:07.19 ID:y9LDHn1O0
京子【結衣、私結衣のことが好き】
結衣【京子、私京子のことが好き】
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:11:23.82 ID:y9LDHn1O0
京子・結衣「…………」ゴク
京子・結衣「…………」プッ
京子・結衣「アハハハ」
西垣(最後に、何か通じ合ったみたいだな)ハハ
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:14:24.44 ID:y9LDHn1O0
京子「あ、そう言えば…西垣ちゃん」
西垣「なんだ?」
京子「この実験の結果…前よりも確かにいい関係になったけど」
京子「もし、私と結衣の間に亀裂がはいって…」
京子「仲が悪くなってたら、どうしてた?」
西垣「いい質問だ」ニヤ
西垣「歳納も船見も、実験開始の時を思い出せ」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:15:49.09 ID:y9LDHn1O0
…
……
………
西垣「まぁ、そうだがな」
西垣「自分の意思で来てもらった方が気持ちがいいじゃないか」
西垣「無理やり連れてくるより…だろ?」トントン
………
……
…
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:16:53.29 ID:y9LDHn1O0
西垣「この時、2人の肩に超小型盗聴器をくっつけておいた」
西垣「だから、お前たちの会話は筒抜けだったんだ」
西垣「主に私に」
結衣「え?主にって…?」
西垣「もちろん、松本も一緒さ…ここにはいないがな」
西垣「そして、歳納、お前船見にこの実験の目的を教えただろう?」
西垣「確かに、この実験は人間関係にどのように影響するか、を調べることだったが」
西垣「私は、この実験で、お前達の関係は悪くならない…とわかっていた」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:17:41.19 ID:y9LDHn1O0
西垣「というか、信じていた、の方が正しいかな」
西垣「だって、最初に聞いただろう?」
西垣「…どんなことがあっても、その仲が崩れない自信があるか、と…」
西垣「そして、お前達2人は…」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:18:12.23 ID:y9LDHn1O0
京子「そりゃあ…」
京子・結衣「もちろんです!」
西垣「ってな」ハハ
西垣「ほら、教師が生徒のこと信じるのは、当たり前だろう?」ニコ
京子「うぉ~、なんか今西垣ちゃんが教師っぽく見えたよ」
結衣「私もだ…」シミジミ
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:18:43.76 ID:y9LDHn1O0
西垣「おい、私は元々教師だ!」
西垣「とまぁ、こういうわけだ」
西垣「じゃあ、私は松本を待たせてるからな…」
西垣「失礼」スタスタ
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:20:08.47 ID:y9LDHn1O0
結衣「なんだかんだ…西垣先生って教師してるんだな」
京子「だね…」
京子・結衣「あのさ!」
結衣「……あ」
京子「…多分、言いたいこと同じな気がする」
結衣「うん」
京子「せーの!で言おっか」
結衣「うん」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:20:49.45 ID:y9LDHn1O0
京子・結衣「せーの!」
京子「…………」
結衣「京子!付き合ってくれ!」
結衣「へ?」
京子「……ププ」
結衣「お、お前…はめたな!」カァ
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:22:04.08 ID:y9LDHn1O0
京子「だって、どうしても…結衣から告白して欲しかったんだもん」ニコ
結衣(そこで、微笑まれると…何も言えなくなっちゃうじゃんか…)
結衣「しょ、しょうがないな…京子は」ニコ
京子「エヘヘ」
京子「結衣、これからもよろしくね!」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 04:22:36.05 ID:y9LDHn1O0
おわり
■コメント
[名無しさん]
最後の告白シーンいいね
公式でも結京は夫婦にしか見えない
公式でも結京は夫婦にしか見えない
[名無しさん]
さすが西垣ちゃん、何でもアリやな
最初からデレデレも良いけど喧嘩してからくっつくのも大好き
最初からデレデレも良いけど喧嘩してからくっつくのも大好き
[名無し]
ゆるゆりコネクトか。
キズランダムとかじゃなくて良かったな
キズランダムとかじゃなくて良かったな
[名無しさん]
コネクトやなぁ
[名無しさん]
破綻してるわー
■コメント
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