2013年01月01日
向日葵「さくひま、ひまさく」櫻子「短篇集!!」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:00:54.43 ID:+vfvf6+00
No.141:向日葵「冬ですわね」櫻子「寒いね」
先生「今日は寒いですね、みなさん風邪を引かないようにしっかり着込むようにしましょう」
先生「・・・・って、大室さんは何で古谷さんの膝の上に座ってるのかしら?」
櫻子「こうしないと向日葵がうるさいからです!」
先生「そうなの・・・えーと、古谷さん?」
向日葵「はい、これは気持ちがいいからですわ!」
先生「わかったから、今すぐに大室さんを降ろしなさい!」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:03:16.64 ID:+vfvf6+00
向日葵「じょ、冗談ですわ、実はこれには深いわけがあって・・・」
先生「冗談には聞こえなかったけど、聞いてあげるから話してみなさい」
向日葵「はい!実は櫻子はよく授業中に寝てますの!」
先生「ええ、そうね、職員室でもブラックリスト入りしてるわね・・・体育以外は」
向日葵「私がこうやって抱っこをしていれば、何と!櫻子が寝てしまっても私がノートを書いてあげれますの!」
先生「そこは起こしてあげなさいよ」
向日葵「な、なななななな!」
向日葵「そ、その発想はありませんでしたわ!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:06:03.61 ID:+vfvf6+00
向日葵「そうですわね、寝顔もいいですが、たまには起きたばかりの寝ぼけ顔の櫻子が見てみたいですわ!」
向日葵「さすがは先生!恐れ入りますわ!」
櫻子「//」カァー
先生「もう、なんなのこのクラスーーー!」ダダダダダ
ちなつ「せ、先生!」
あかり「さ、さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:07:20.71 ID:+vfvf6+00
No.142:櫻子「むにゃむにゃ・・・ひまちゃん好きー」Zzzz 向日葵「なっ!?」
綾乃「・・・ということで今日の議題を終わりたいと思います」
千歳「今日は大変やったなー」
綾乃「そうね、大掃除の後の生徒会会議はさすがに疲れるわね」
千歳「うちもさすがに眠かったわ・・・ふわぁ~」
綾乃「ダメよ!千歳!たるんでるわ・・・・ふわぁー」
千歳「うふふふ、綾乃ちゃんも疲れてるんやな~」
綾乃「ち、違うわ!これは千歳の欠伸がうつっただけで・・・」
千歳「まぁまぁ、今年もお疲れ様、綾乃ちゃん」
綾乃「ええ、お疲れ様、千歳」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:08:20.55 ID:+vfvf6+00
櫻子「ぐー」Zzzz
向日葵「す、すみません、櫻子が」
綾乃「ううんいいのよ、会議中はちゃんと起きてたし」
千歳「今日の大室さんは掃除も人一倍、頑張っとったからな~、疲れたんやろうね」
向日葵「で、でも、学校で寝るなんて不謹慎じゃ・・・」
綾乃「今日で学校も終わりだし、最後の少しくらいいいわよ」
千歳「せやせや」
向日葵「あ、ありがとうございます!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:09:14.41 ID:+vfvf6+00
櫻子「むにゃむにゃ」Zzzz
櫻子「ひまちゃんー大好きー」Zzzz
櫻子「えへへへー」Zzzz
向日葵「さ、櫻子!?」
綾乃「なっ//」
千歳「あらあら、うふふふ」
向日葵「誰よ!!その女!!!」バンッ
綾乃「え?」
千歳「え?」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:10:57.66 ID:+vfvf6+00
櫻子「あれ?いつのまにか寝てた・・・」グシグシ
向日葵「櫻子!今どんな夢を見てましたの!?」
櫻子「え?・・・う~ん・・・忘れちゃった」テヘッ
向日葵「さ・く・ら・こ?」ゴゴゴゴゴ
櫻子「え?向日葵?何でそんなに怖い顔してるの?」
向日葵「12月24日のクリスマスは何の日か覚えてます?」
櫻子「え?あっ・・・私と向日葵が・・・その、恋人になった日だろ//」プイッ
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:12:30.63 ID:+vfvf6+00
向日葵「そうですわ!そのとき、あなた私になんて告白しました!?」
櫻子「え?こ、ここでいうの?」
向日葵「はい!言ってくださらない?」
櫻子「でも、ここには先輩達が・・・」チラッ
向日葵「櫻子は・・・恋人の私の簡単なお願いも聞いてくれないんですのね」シュン
櫻子「私、大室櫻子は古谷向日葵を一生愛します!だから付き合ってください!」キリッ
向日葵「うぅ・・・//」
向日葵「そ、その・・・私も櫻子がずっと好きですわ//」
櫻子「あ、ありがとう//」シュー
向日葵「ま、まだ、慣れませんわね//」
櫻子「こ、これから慣れていけばいいんじゃん、先は長いんだしさ//」プイッ
向日葵「ふふふ、そうですわね//」
櫻子「うんうん//」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:13:15.58 ID:+vfvf6+00
向日葵「・・・・で」
櫻子「え?」
向日葵「ひまちゃんって女は誰ですのよ!!!!!!」
櫻子「え?」
向日葵「誤魔化しても無駄なんですのよ!」
向日葵「さっき櫻子が寝言で『ひまちゃんー大好きー』って言ってましたわ!」
向日葵「私を愛するって言ったのは嘘だったんですのね!」
向日葵「わ、私!櫻子だけは絶対に信用してましたのに!」
向日葵「付き合って6日で浮気なんて!」
向日葵「どうせ、食べ物が目的だったんですのね!!!!」
向日葵「手も握ってくれないし、お菓子の催促しかしてくれないし!!」
向日葵「も、もう、私・・・ひっ・・・ぐす」ポロポロ
向日葵「し、死んでやりますわーーーー!」ポロポロ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:14:16.63 ID:+vfvf6+00
櫻子「ひ、向日葵!」
綾乃「古谷さん!?」
千歳「『ひまちゃん』って古谷さんの事とちゃうんかな?」
向日葵「うわぁぁ・・・・・・ふぇ?」
千歳「ほら、『ひまわり』やろ?それをちゃんづけで『ひまちゃん』」
千歳「恋人同士やったら、こういう呼び方は自然やと思うんよ~」
向日葵「え・・・?」チラッ
櫻子「あっ・・・その・・・前から向日葵と恋人同士になったら・・・その・・・」
櫻子「『ひまちゃん』って呼びたいなって//」
櫻子「で、でも、呼ぶの恥ずかしいし、難しくて//」モジモジ
櫻子「やっぱり、いいもんね!向日葵は『向日葵』って呼ぶのが一番だし!」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:15:15.56 ID:+vfvf6+00
向日葵「あ・・・・そ、その・・・」
向日葵「櫻子、私の事を『ひまちゃん』って呼んでくれないかしら?」
櫻子「え・・・でも・・・」
向日葵「ねぇ、さくら・・・さーちゃん、お願い//」ウルウル
櫻子「うっ・・・ひ、ひまちゃん」
向日葵「なぁに?さーちゃん♪」
櫻子「う、うぅぅ//」
向日葵「これは特別な呼び方ですわよ、さーちゃんを『さーちゃん』って呼んでいいのは私だけなんですからね」
櫻子「と、特別か・・・えへへ//」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:16:27.50 ID:+vfvf6+00
櫻子「じゃ、じゃあ、ひまわ・・・ひまちゃんの事を『ひまちゃん』って呼んでいいのは私だけなんだからねっ!」
向日葵「ふふふふ//」
櫻子「色々と勘違いさせてごめんね、ひまちゃん//」
向日葵「いえ、さーちゃんを疑ってすみませんでしたわ・・・ごめんね、さーちゃん」
櫻子「うん、許してあげるねっ、ひまちゃん」
向日葵「ありがとうさーちゃん//」
千歳「あらあら、うふふ」
綾乃「∵」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:16:45.86 ID:+vfvf6+00
No.143:櫻子「病気になった」向日葵「え?」
櫻子「病気になったぞ!どうしてくれるんだ!向日葵!」
向日葵「はぁ!?わたしの知っとことじゃありませんわ!」
櫻子「そう恋の病にね」
向日葵「じゃあ、治しましょうか」
櫻子「・・・・え?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:17:33.36 ID:+vfvf6+00
櫻子(あれ?普通ならこの後の展開って・・・)
向日葵「治して差し上げますって言ってるんですのよ」
櫻子「べ、別に向日葵に治してもらう必要なんてねーし!」
向日葵「はぁ・・・いいですわ、せっかくですし、治してあげますわよ」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:18:34.88 ID:+vfvf6+00
櫻子「そ、そもそも、どうやって治すんだよ!これは絶対に治らないんだぞ!」キィッ
向日葵「治し方・・・それはキスですわ」
櫻子「ふぇっ!?//」
チュッ
櫻子「な、なななな//」
櫻子「ふ、不意打ち禁止!!」
向日葵「どう?治ったかしら?」
櫻子「え?・・・あぅ//」
櫻子「もっと・・・もうちょっとたりないかも//」
向日葵「まったく、厄介な病気ですわね」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:19:21.20 ID:+vfvf6+00
チュッ
櫻子「・・・//」ポー
向日葵「どうかしら?」
櫻子「あっ、良い感じ・・・だと思う//」シュー
向日葵「あ、あらら?」
櫻子「どうしたの?」
向日葵「そ、その・・今度は私も掛かっちゃったみたい//」
櫻子「そ、そうなんだ、じゃあ今度は私が・・・その長めにしてあげるね//」
向日葵「お、お願いしますわ//」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:20:23.37 ID:+vfvf6+00
チューーーーーー
櫻子「・・・//」ポー
向日葵「・・・・・//」ポー
櫻子「ど、どう?治った?」
向日葵「さ、櫻子は?」
櫻子「そ、その・・・もうちょっとだけ//」
向日葵「実を言うと私も、もうちょっとで//」
櫻子「そうなんだ、じゃあもう一回する?」
向日葵「そ、そうですわね//」
チュッ
櫻子「えへへ//」
向日葵「ふふふふ//」
綾乃「∵」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:21:05.49 ID:+vfvf6+00
No.144:櫻子「平行世界?」西垣「うむ」
櫻子「おぉー、なんか面白そうですね!」
西垣「行ってみるか?ただし、10分たったら強制で戻されるからな」
櫻子「この試験管に入ればいいんですか?」
西垣「うむ、ハエ男を見て閃いたんだ、この試験管に入って、ボタンを押せば違う平行世界に飛ばすことができる!」
櫻子「入ってみます!」シュタッ
西垣「10分たったら強制で戻ってこれるから、楽しんで来てくれ」
櫻子「はーい」
西垣「ポチッとな」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:21:21.76 ID:+vfvf6+00
ヽ`
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;;
゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:22:13.62 ID:+vfvf6+00
櫻子「・・・・」ゴホッゴホッ
櫻子「あれ?ここが違う世界?」
向日葵「さ、櫻子!?どうしたんですの!?汚れてますわよ!」
櫻子「って、せっかく違う世界に来たのに、初めて会うのは向日葵かよ」
向日葵「大変!櫻子の手にスリ傷がありますわ!」
櫻子「ああ、こんなの舐めておけば・・・」
ペロペロ
櫻子「って、向日葵!?何で舐めてるの//」
向日葵「え?だって櫻子が舐めてって言うから」
櫻子「私が!自分で!舐めるから!」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:22:49.48 ID:+vfvf6+00
向日葵「あら?太ももにも・・・」ペロペロ
櫻子「ひっ//」
櫻子「ちょっと!ダメっ、そんな所!」
向日葵「あら?顔にも・・・」ペロペロ
櫻子「だめっ!汚いから、止めて!向日葵!」
向日葵「ふふふ、可笑しい櫻子」
向日葵「櫻子で汚いところなんてありませんわよ」ペロペロ
櫻子「ちょっと、やめて・・・やめてぇーーーーー//」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:23:20.13 ID:+vfvf6+00
・・・・・・・・・・・・・・・・・
綾乃「理科室が急に爆発したから来てみれば・・・」
向日葵「櫻子は!櫻子は大丈夫なんですの!?本当に!?」
西垣「ああ、大丈夫だ、心配するな」
綾乃「滅茶苦茶心配なんですけど!」
ドーン
千歳「あっ、天井から女の子が!」
綾乃「大室さんだわ!」
向日葵「櫻子!!!」
櫻子「・・・」ハァハァ
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:23:56.36 ID:+vfvf6+00
向日葵「櫻子!?息切れしてるみたいですけど、どこかおかしい所ありません?」
櫻子「ひ、ひまわり?」ハァハァ
向日葵「いますわよ!ここに!櫻子、大丈夫!?」
櫻子「今度は私が舐めてあげるね//」ハァハァ
ガシッ
向日葵「へ?」
向日葵「ちょ、ちょっと、何をするんですの?」
向日葵「やめて//・・・そこはダメ//」
向日葵「き、汚いですから、だめぇ//」
櫻子「向日葵に汚いところなんてないよ」ペロペロ
向日葵「あぅああぅ//」
綾乃「∵」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:24:38.23 ID:+vfvf6+00
No.145:櫻子「今日はお泊り会」
櫻子(今日はお泊り会・・・)
櫻子(向日葵が隣で寝てる・・・)
櫻子(・・・でも、私は寝相が悪いから・・・)ゴロゴロ
櫻子(ひ、向日葵の布団に入っても仕方ないよね//)
櫻子(か、勘違いすんなよ!寝相が悪いんだからな//」
櫻子(向日葵の手・・・)
櫻子(・・・・・・・)
櫻子(・・・手ぐらい握ってもいいよね?)
櫻子(・・・・・ち、ちげーし!)
櫻子(顔の横に手を出してる向日葵が悪いんだし!)
櫻子(向日葵が悪い・・・・)
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:25:53.66 ID:+vfvf6+00
ギュウウウ
櫻子「・・・//」
向日葵「・・・・//」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:26:13.22 ID:+vfvf6+00
・・・・・・・・・・・・・・・
あかり「」ガバッ
あかり「あ、7時・・・まだ、みんな寝てるのかな?」
ちなつ「おはようあかりちゃん」
あかり「おはようちなつちゃん・・・って目の下にクマが出来てるよ!大丈夫?」
ちなつ「う、うん・・・なんか眠れなくて」
向日葵「あっ、もう朝なんですのね・・・」
櫻子「おはよう」グシグシ
あかり「あれぇ?櫻子ちゃんと向日葵ちゃんも目の下にクマが出来てるよぉ?」
櫻子・向日葵「え?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:27:44.91 ID:+vfvf6+00
櫻子「もしかして、向日葵・・・寝てないの?」
向日葵「もしかして、櫻子のあれって寝相じゃなくて・・・」
櫻子「はぁ!?何を言ってるんだよ!私は、もうびっくりするぐらい超ぐっすりだったし!」
向日葵「私だって、今まで体験したことがないくらいぐっすり眠ってましたわよ!」
ちなつ「二人とも途中から同じ布団で寝てた癖に・・・」
櫻子・向日葵「な!」
あかり「そうだったんだぁ~、二人とも仲良しだねぇ~」
向日葵「あ、赤座さん!違うんですのよ!」
櫻子「そう!たまたま寝相が悪くて!」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:30:13.06 ID:+vfvf6+00
ちなつ「最後は真っ赤になりながら、抱き合ってたくせに」
櫻子「ち、ちなつちゃん!?」
向日葵「そ、その私と櫻子は抱き枕が無いと眠れない体質でして・・・」
櫻子「そう!その通りなんだよ!」
ちなつ「最後キスしようとしてたくせに・・・」
向日葵・櫻子「わーわーわーわーーーー//」
あかり(やっぱり、仲が良い女の子同士がキスをするのって普通なんだ)
あかり「やっぱり二人は仲良しなんだね」
向日葵「仲なんて」
櫻子「良くないもん!」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:31:52.44 ID:+vfvf6+00
No.146:向日葵「クリスマス!」櫻子「うーですのー♪」
櫻子「え?向日葵が欲しいものがわかったの?」
ちなつ「うん、向日葵ちゃんに『サンタさんへの手紙をあかりちゃんの分も含めてまとめて出してあげる』って言ったらくれたよ」
櫻子「ありがとう!ちなつちゃん!あかりちゃん!」
あかり「いいんだよぉー」
ちなつ「いいよいいよ、気にしなくて」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:33:56.16 ID:+vfvf6+00
櫻子「まったく向日葵め・・・中学1年生になってまで、サンタを信じるなんて・・・」
ちなつ「櫻子ちゃんが本当の事を言ってあげれば?」
櫻子「それが、向日葵のおばさんから口止めされてて・・・なんで向日葵のためにプレゼントのリサーチなんて」ブツブツ
ちなつ(まぁ、本当は・・・)
あかり(向日葵ちゃんは知ってるんだけどね)
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:36:55.07 ID:+vfvf6+00
■回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~
向日葵「お願いしますわ!」
ちなつ「え?向日葵ちゃんがサンタを信じてるって事にすればいいの?」
向日葵「そうです」
あかり「なんで?」
向日葵「実は・・・その・・・たまには櫻子に迷惑を掛けたくて」
あかり・ちなつ「え?」
向日葵「いや、その・・・こうしておけば、櫻子がプレゼントを毎年用意してくれますの」
向日葵「1年に1回ぐらい櫻子に頼りたくて・・・小さい頃から・・・その//」
ちなつ「へぇ~」ニヤニヤ
あかり「??」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:37:59.71 ID:+vfvf6+00
ちなつ「そうだよね、好きな人が自分のために頑張ってくれる姿っていいもんね」
ちなつ「それに、サンタさんを口実にクリスマスに独占できたりするもんね♪」
向日葵「ち、違いますの!普段私に迷惑をかけてる櫻子に・・・その・・・そうですわ!これは仕返しですの!」
向日葵「1年に1回の仕返しは盛大にやりたいんですの!」
ちなつ「じゃあ、そういうことにしてあげるね♪」
向日葵「うぅ・・・・//」
ちなつ「あっ、ちなみに欲しいものって決まってるの?」
向日葵「その・・・それがまだ・・・」
ちなつ「じゃあ、私が決めていい?大丈夫、悪いようにはしないから」
向日葵「え?・・・・そうですわね。じゃあ、よろしくお願いしますわ」
ちなつ「内容は秘密だからね。クリスマスを楽しみにしていてね♪」
向日葵「ふふふふ、それは楽しみですわ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:40:41.53 ID:+vfvf6+00
櫻子「えーと、なになに・・・」
櫻子「//」ボンッ
ちなつ「何が書いてあったの?見せて」
櫻子「だ、だめ!」
ちなつ「えぇー、けちー」
櫻子「こ、これはその・・・えーと//」
あかり「ちなつちゃん、あまり無理して聞くのはよくないよぉー」
ちなつ「そうだね、本当は向日葵ちゃんだけの秘密だもんね」ニヤニヤ
櫻子「そ、そう!向日葵のプライバシーは私が守らないといけないから!」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:42:44.67 ID:+vfvf6+00
ちなつ「うん、そうだよね、ごめんね。無理に聞こうとしちゃって・・・」
櫻子「ううん、いいの、元々サンタさんを信じてる向日葵が悪いんだから!」
ちなつ「そうだよね、もしかしたら、好きな人からのキスが欲しいとか書いてあるかもしれないしね」
櫻子「な、ななななな//」
ちなつ「あれ?どうかしたの?私はもしかしたらの話をしただけだよ?」
櫻子「そ、そうだよね、もしかしたらだよね、・・・で、でも向日葵に限ってそれはないかなー、あいつまだ子供だしさ」
ちなつ「えぇー、それはないよ、向日葵ちゃんは案外大人だよー」
あかり「あかりも向日葵ちゃんは大人だと思うよぉー」
櫻子「そ、そうかな・・・//」
ちなつ「じゃあ、手伝えることがあったらいつでも言ってね、バイバイ」
あかり「あかりも手伝えることがあったら言ってね」
櫻子「あかりちゃん、ちなつちゃん、ありがとうー」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:44:30.56 ID:+vfvf6+00
■クリスマス当日
向日葵「さて、私はそろそろ寝ないと・・・櫻子が来る時間ですわ」
向日葵「ふふふ、今年はどんなプレゼントかしら?」
ガタガタ
向日葵(玄関が開く音ですわ、櫻子来ましたわね、寝たふりをしないと・・・)
向日葵「ぐーぐー」
櫻子「えーと、向日葵は・・・・」
向日葵「・・・・ぐー・・・ぐー」
櫻子「よし!寝てる」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:46:48.77 ID:+vfvf6+00
向日葵「ぐー・・・・ぐー」
櫻子「それにしても、毎年クリスマスだけはイビキがうるさいなー」
櫻子「小学生の修学旅行も、ちなつちゃんのお泊り会も静かなくせに・・・」
向日葵「・・・・・・・・」
櫻子「あれ?静かになった?」
向日葵「ぐ、ぐー」
櫻子「別にどうでもいっか・・・よし!・・・やるぞ!」
向日葵「ぐー・・・・」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:48:45.95 ID:+vfvf6+00
櫻子「・・・・・・」
向日葵「・・・・・」
櫻子「うぅ・・・//」
向日葵(なんで私の顔をガン見してるのかしら?)
櫻子「よし!・・・やるぞ!」
向日葵(ば、バレたのかしら?・・・え?ちょっと顔が近いですわ//)
櫻子「ちょっと、まって・・・一回唇を拭こう・・・・よし!今度こそ!」
向日葵(・・・あのこ、何をしているのかしら?)
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:50:57.61 ID:+vfvf6+00
櫻子「こ、今度こそ、キスを!」
向日葵(きす・・・・?)
向日葵(キス!?・・・な、何を考えてますの!?)
櫻子「それにしても、向日葵め・・・サンタさんになんて破廉恥なお願いを・・・//」
向日葵(よ、吉川さん!)
櫻子「こ、今度こそ!」
向日葵(もう、起きたほうが・・・で、でも起きたら、サンタさんが櫻子だって事と、私が実は起きてた事がバレてしまいますわ)
櫻子「よし!決めた!今度こそする!」
向日葵(ど、どうすれば//)
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:28:24.06 ID:+vfvf6+00
櫻子「・・・向日葵//」
向日葵(そ、そうですわ、偶然起きた事にしましょう!そうと決まればさっそく起きて!)
櫻子「うぅ・・・やっぱり無理・・・//」
向日葵「櫻子・・・?何をやってますの?」ガバッ
チュッ
櫻子「ひ、向日葵、な、なんで急に起き上がるの//」
向日葵「さ、櫻子、な、なんであんなに顔が近いんですのよ//」
櫻子「こ、これは事故なんだからねっ//」
向日葵「あ、当たり前ですわ、私が起き上がった所にちょうど櫻子の顔があっただけですわ//」
櫻子「うぅ・・・//」
向日葵「・・・・//」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:29:07.25 ID:+vfvf6+00
向日葵「あ、あの・・・」
櫻子「なんだよ」
向日葵「こんな夜遅くに遊びに来たんですの?」
櫻子「うん、そうかも・・・でも向日葵は寝てたけどね」
向日葵「そうだったんですの・・・」
櫻子「・・・・これ」
向日葵「え?」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:30:03.64 ID:+vfvf6+00
櫻子「この前、マフラーを貰ったからそのお返し」
向日葵「・・・?」
櫻子「ま、まぁ、いらないなら捨ててもいいけどね//」
向日葵「これは・・・雑巾かしら?」
櫻子「ち、ちげーし!手編みのマフラーだし!!!」
向日葵「え?・・・手編みって誰の?」
櫻子「はぁ!?私に決まってるだろ!やっぱりいい!返せ!」
向日葵「い、いえ・・・ありがとう櫻子、私貰っちゃいますわね」
櫻子「ふ、ふんっ//」プイッ
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:31:28.41 ID:+vfvf6+00
向日葵「ふふふふ//暖かいですわー//」
櫻子「まったく、サンタさんへのお願いが無茶苦茶だから仕方なく編んだんだからねっ!」
向日葵「え?サンタさん?」
櫻子「ち、ちがう、何でもねーし!」
向日葵「ふふふ、でも私は今年もサンタさんから素敵なプレゼントを貰えましたわ」
櫻子「っ//」カァー
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:32:56.32 ID:+vfvf6+00
向日葵「あら?櫻子?何で顔真っ赤なんですの?」
櫻子「うっさい、向日葵だって赤くなってるくせに!」
向日葵「これはマフラーが暖かいからですわー//」
向日葵「櫻子、今年も最高のプレゼントをありがとう」
櫻子「はいはい」
向日葵「来年もよろしくお願いしますわね」
櫻子「来年は向日葵がプレゼントしろよ!」
向日葵「はいはい、櫻子に負けないプレゼントを用意しますわね」
櫻子「なっ//」
向日葵「?」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:34:06.92 ID:+vfvf6+00
櫻子「キスに負けないくらいのプレゼント//」
向日葵「は、はぁ!?何を言ってますの//」
櫻子「だって、今年のプレゼントは・・・き、キスだったし//」
向日葵「違いますわ!櫻子からのマフラーに負けないくらいの!ですわよ!」
櫻子「ああ、そっちね・・・」シュン
向日葵「ちょっと、あなた何で落ち込んでますのよ//」
櫻子「な!?べ、別に期待なんかしてないからな//」
向日葵「当たり前ですわよ//」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:36:04.93 ID:+vfvf6+00
ギャーギャーワーワー
花子「隣の家から聞こえるくらいうるさいし」
楓「お姉ちゃん達楽しそうなの」
花子「あの二人はクリスマスでも相変わらずだし」
楓「乾杯しよう、花子おねえちゃん」
花子「乾杯、楓」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:39:20.51 ID:+vfvf6+00
櫻子「このエロ向日葵め!キスなんて頼みやがって、だからおっぱいなんだよ!」
向日葵「なんですって!?」
ギャーギャーワーワー
花子「メリークリスマス、楓」
楓「メリークリスマス、花子おねえちゃん」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:42:14.45 ID:+vfvf6+00
No.147:向日葵「今年も」櫻子「終わりだね」
櫻子「あー、もう!向日葵のせいでみんなとバラバラになっちゃった!」
向日葵「はぁ!?あなたがフライドポテト食べたいって言って、一人行っちゃったからでしょ!」
櫻子「だって、食べたかったんだもん!」
向日葵「もう、仕方ありませんわ・・・ほら、0時に神社にお参りしたいんでしょ?行きましょう」
櫻子「なんで向日葵と・・・あかりちゃんがよかった」
向日葵「私だって、吉川さんあたりとお参りがしたかったですわ!」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:45:19.39 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「あっ、除夜の鐘!向日葵行こう!」
向日葵「待って櫻子!」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:48:25.52 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「もう今年も終わっちゃうのか・・・」
向日葵「そうですわね・・・」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:51:24.81 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「今年も色々あったね」
向日葵「そうですわね・・・まぁ、櫻子がいなかったらもっと楽だったんですけど」
櫻子「なんだと!」バチバチ
向日葵「何よ!」バチバチ
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:54:45.48 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「今年も楽しかったね」
向日葵「そうですわね・・・」
櫻子「・・・」
向日葵「・・・・」
櫻子「・・・向日葵は私がいない方が楽しかった?」
向日葵「・・・いえ、それはありえないですわ」
櫻子「そっか・・・」
向日葵「ええ・・・」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:57:57.44 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「あっ、0時になる!」
向日葵「本当ですわ」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/01(火) 00:00:45.90 ID:MNo9FNrc0
■2013年1月1日0:00分
櫻子「あけおめ♪今年もよろしくね、向日葵」ニコッ
向日葵「あけおめですわ♪今年もよろしくお願いしますわ、櫻子」ニコッ
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/01(火) 00:02:07.50 ID:MNo9FNrc0

No.141:向日葵「冬ですわね」櫻子「寒いね」
先生「今日は寒いですね、みなさん風邪を引かないようにしっかり着込むようにしましょう」
先生「・・・・って、大室さんは何で古谷さんの膝の上に座ってるのかしら?」
櫻子「こうしないと向日葵がうるさいからです!」
先生「そうなの・・・えーと、古谷さん?」
向日葵「はい、これは気持ちがいいからですわ!」
先生「わかったから、今すぐに大室さんを降ろしなさい!」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:03:16.64 ID:+vfvf6+00
向日葵「じょ、冗談ですわ、実はこれには深いわけがあって・・・」
先生「冗談には聞こえなかったけど、聞いてあげるから話してみなさい」
向日葵「はい!実は櫻子はよく授業中に寝てますの!」
先生「ええ、そうね、職員室でもブラックリスト入りしてるわね・・・体育以外は」
向日葵「私がこうやって抱っこをしていれば、何と!櫻子が寝てしまっても私がノートを書いてあげれますの!」
先生「そこは起こしてあげなさいよ」
向日葵「な、なななななな!」
向日葵「そ、その発想はありませんでしたわ!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:06:03.61 ID:+vfvf6+00
向日葵「そうですわね、寝顔もいいですが、たまには起きたばかりの寝ぼけ顔の櫻子が見てみたいですわ!」
向日葵「さすがは先生!恐れ入りますわ!」
櫻子「//」カァー
先生「もう、なんなのこのクラスーーー!」ダダダダダ
ちなつ「せ、先生!」
あかり「さ、さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:07:20.71 ID:+vfvf6+00
No.142:櫻子「むにゃむにゃ・・・ひまちゃん好きー」Zzzz 向日葵「なっ!?」
綾乃「・・・ということで今日の議題を終わりたいと思います」
千歳「今日は大変やったなー」
綾乃「そうね、大掃除の後の生徒会会議はさすがに疲れるわね」
千歳「うちもさすがに眠かったわ・・・ふわぁ~」
綾乃「ダメよ!千歳!たるんでるわ・・・・ふわぁー」
千歳「うふふふ、綾乃ちゃんも疲れてるんやな~」
綾乃「ち、違うわ!これは千歳の欠伸がうつっただけで・・・」
千歳「まぁまぁ、今年もお疲れ様、綾乃ちゃん」
綾乃「ええ、お疲れ様、千歳」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:08:20.55 ID:+vfvf6+00
櫻子「ぐー」Zzzz
向日葵「す、すみません、櫻子が」
綾乃「ううんいいのよ、会議中はちゃんと起きてたし」
千歳「今日の大室さんは掃除も人一倍、頑張っとったからな~、疲れたんやろうね」
向日葵「で、でも、学校で寝るなんて不謹慎じゃ・・・」
綾乃「今日で学校も終わりだし、最後の少しくらいいいわよ」
千歳「せやせや」
向日葵「あ、ありがとうございます!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:09:14.41 ID:+vfvf6+00
櫻子「むにゃむにゃ」Zzzz
櫻子「ひまちゃんー大好きー」Zzzz
櫻子「えへへへー」Zzzz
向日葵「さ、櫻子!?」
綾乃「なっ//」
千歳「あらあら、うふふふ」
向日葵「誰よ!!その女!!!」バンッ
綾乃「え?」
千歳「え?」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:10:57.66 ID:+vfvf6+00
櫻子「あれ?いつのまにか寝てた・・・」グシグシ
向日葵「櫻子!今どんな夢を見てましたの!?」
櫻子「え?・・・う~ん・・・忘れちゃった」テヘッ
向日葵「さ・く・ら・こ?」ゴゴゴゴゴ
櫻子「え?向日葵?何でそんなに怖い顔してるの?」
向日葵「12月24日のクリスマスは何の日か覚えてます?」
櫻子「え?あっ・・・私と向日葵が・・・その、恋人になった日だろ//」プイッ
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:12:30.63 ID:+vfvf6+00
向日葵「そうですわ!そのとき、あなた私になんて告白しました!?」
櫻子「え?こ、ここでいうの?」
向日葵「はい!言ってくださらない?」
櫻子「でも、ここには先輩達が・・・」チラッ
向日葵「櫻子は・・・恋人の私の簡単なお願いも聞いてくれないんですのね」シュン
櫻子「私、大室櫻子は古谷向日葵を一生愛します!だから付き合ってください!」キリッ
向日葵「うぅ・・・//」
向日葵「そ、その・・・私も櫻子がずっと好きですわ//」
櫻子「あ、ありがとう//」シュー
向日葵「ま、まだ、慣れませんわね//」
櫻子「こ、これから慣れていけばいいんじゃん、先は長いんだしさ//」プイッ
向日葵「ふふふ、そうですわね//」
櫻子「うんうん//」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:13:15.58 ID:+vfvf6+00
向日葵「・・・・で」
櫻子「え?」
向日葵「ひまちゃんって女は誰ですのよ!!!!!!」
櫻子「え?」
向日葵「誤魔化しても無駄なんですのよ!」
向日葵「さっき櫻子が寝言で『ひまちゃんー大好きー』って言ってましたわ!」
向日葵「私を愛するって言ったのは嘘だったんですのね!」
向日葵「わ、私!櫻子だけは絶対に信用してましたのに!」
向日葵「付き合って6日で浮気なんて!」
向日葵「どうせ、食べ物が目的だったんですのね!!!!」
向日葵「手も握ってくれないし、お菓子の催促しかしてくれないし!!」
向日葵「も、もう、私・・・ひっ・・・ぐす」ポロポロ
向日葵「し、死んでやりますわーーーー!」ポロポロ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:14:16.63 ID:+vfvf6+00
櫻子「ひ、向日葵!」
綾乃「古谷さん!?」
千歳「『ひまちゃん』って古谷さんの事とちゃうんかな?」
向日葵「うわぁぁ・・・・・・ふぇ?」
千歳「ほら、『ひまわり』やろ?それをちゃんづけで『ひまちゃん』」
千歳「恋人同士やったら、こういう呼び方は自然やと思うんよ~」
向日葵「え・・・?」チラッ
櫻子「あっ・・・その・・・前から向日葵と恋人同士になったら・・・その・・・」
櫻子「『ひまちゃん』って呼びたいなって//」
櫻子「で、でも、呼ぶの恥ずかしいし、難しくて//」モジモジ
櫻子「やっぱり、いいもんね!向日葵は『向日葵』って呼ぶのが一番だし!」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:15:15.56 ID:+vfvf6+00
向日葵「あ・・・・そ、その・・・」
向日葵「櫻子、私の事を『ひまちゃん』って呼んでくれないかしら?」
櫻子「え・・・でも・・・」
向日葵「ねぇ、さくら・・・さーちゃん、お願い//」ウルウル
櫻子「うっ・・・ひ、ひまちゃん」
向日葵「なぁに?さーちゃん♪」
櫻子「う、うぅぅ//」
向日葵「これは特別な呼び方ですわよ、さーちゃんを『さーちゃん』って呼んでいいのは私だけなんですからね」
櫻子「と、特別か・・・えへへ//」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:16:27.50 ID:+vfvf6+00
櫻子「じゃ、じゃあ、ひまわ・・・ひまちゃんの事を『ひまちゃん』って呼んでいいのは私だけなんだからねっ!」
向日葵「ふふふふ//」
櫻子「色々と勘違いさせてごめんね、ひまちゃん//」
向日葵「いえ、さーちゃんを疑ってすみませんでしたわ・・・ごめんね、さーちゃん」
櫻子「うん、許してあげるねっ、ひまちゃん」
向日葵「ありがとうさーちゃん//」
千歳「あらあら、うふふ」
綾乃「∵」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:16:45.86 ID:+vfvf6+00
No.143:櫻子「病気になった」向日葵「え?」
櫻子「病気になったぞ!どうしてくれるんだ!向日葵!」
向日葵「はぁ!?わたしの知っとことじゃありませんわ!」
櫻子「そう恋の病にね」
向日葵「じゃあ、治しましょうか」
櫻子「・・・・え?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:17:33.36 ID:+vfvf6+00
櫻子(あれ?普通ならこの後の展開って・・・)
向日葵「治して差し上げますって言ってるんですのよ」
櫻子「べ、別に向日葵に治してもらう必要なんてねーし!」
向日葵「はぁ・・・いいですわ、せっかくですし、治してあげますわよ」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:18:34.88 ID:+vfvf6+00
櫻子「そ、そもそも、どうやって治すんだよ!これは絶対に治らないんだぞ!」キィッ
向日葵「治し方・・・それはキスですわ」
櫻子「ふぇっ!?//」
チュッ
櫻子「な、なななな//」
櫻子「ふ、不意打ち禁止!!」
向日葵「どう?治ったかしら?」
櫻子「え?・・・あぅ//」
櫻子「もっと・・・もうちょっとたりないかも//」
向日葵「まったく、厄介な病気ですわね」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:19:21.20 ID:+vfvf6+00
チュッ
櫻子「・・・//」ポー
向日葵「どうかしら?」
櫻子「あっ、良い感じ・・・だと思う//」シュー
向日葵「あ、あらら?」
櫻子「どうしたの?」
向日葵「そ、その・・今度は私も掛かっちゃったみたい//」
櫻子「そ、そうなんだ、じゃあ今度は私が・・・その長めにしてあげるね//」
向日葵「お、お願いしますわ//」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:20:23.37 ID:+vfvf6+00
チューーーーーー
櫻子「・・・//」ポー
向日葵「・・・・・//」ポー
櫻子「ど、どう?治った?」
向日葵「さ、櫻子は?」
櫻子「そ、その・・・もうちょっとだけ//」
向日葵「実を言うと私も、もうちょっとで//」
櫻子「そうなんだ、じゃあもう一回する?」
向日葵「そ、そうですわね//」
チュッ
櫻子「えへへ//」
向日葵「ふふふふ//」
綾乃「∵」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:21:05.49 ID:+vfvf6+00
No.144:櫻子「平行世界?」西垣「うむ」
櫻子「おぉー、なんか面白そうですね!」
西垣「行ってみるか?ただし、10分たったら強制で戻されるからな」
櫻子「この試験管に入ればいいんですか?」
西垣「うむ、ハエ男を見て閃いたんだ、この試験管に入って、ボタンを押せば違う平行世界に飛ばすことができる!」
櫻子「入ってみます!」シュタッ
西垣「10分たったら強制で戻ってこれるから、楽しんで来てくれ」
櫻子「はーい」
西垣「ポチッとな」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:21:21.76 ID:+vfvf6+00
ヽ`
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;;
゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:22:13.62 ID:+vfvf6+00
櫻子「・・・・」ゴホッゴホッ
櫻子「あれ?ここが違う世界?」
向日葵「さ、櫻子!?どうしたんですの!?汚れてますわよ!」
櫻子「って、せっかく違う世界に来たのに、初めて会うのは向日葵かよ」
向日葵「大変!櫻子の手にスリ傷がありますわ!」
櫻子「ああ、こんなの舐めておけば・・・」
ペロペロ
櫻子「って、向日葵!?何で舐めてるの//」
向日葵「え?だって櫻子が舐めてって言うから」
櫻子「私が!自分で!舐めるから!」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:22:49.48 ID:+vfvf6+00
向日葵「あら?太ももにも・・・」ペロペロ
櫻子「ひっ//」
櫻子「ちょっと!ダメっ、そんな所!」
向日葵「あら?顔にも・・・」ペロペロ
櫻子「だめっ!汚いから、止めて!向日葵!」
向日葵「ふふふ、可笑しい櫻子」
向日葵「櫻子で汚いところなんてありませんわよ」ペロペロ
櫻子「ちょっと、やめて・・・やめてぇーーーーー//」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:23:20.13 ID:+vfvf6+00
・・・・・・・・・・・・・・・・・
綾乃「理科室が急に爆発したから来てみれば・・・」
向日葵「櫻子は!櫻子は大丈夫なんですの!?本当に!?」
西垣「ああ、大丈夫だ、心配するな」
綾乃「滅茶苦茶心配なんですけど!」
ドーン
千歳「あっ、天井から女の子が!」
綾乃「大室さんだわ!」
向日葵「櫻子!!!」
櫻子「・・・」ハァハァ
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:23:56.36 ID:+vfvf6+00
向日葵「櫻子!?息切れしてるみたいですけど、どこかおかしい所ありません?」
櫻子「ひ、ひまわり?」ハァハァ
向日葵「いますわよ!ここに!櫻子、大丈夫!?」
櫻子「今度は私が舐めてあげるね//」ハァハァ
ガシッ
向日葵「へ?」
向日葵「ちょ、ちょっと、何をするんですの?」
向日葵「やめて//・・・そこはダメ//」
向日葵「き、汚いですから、だめぇ//」
櫻子「向日葵に汚いところなんてないよ」ペロペロ
向日葵「あぅああぅ//」
綾乃「∵」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:24:38.23 ID:+vfvf6+00
No.145:櫻子「今日はお泊り会」
櫻子(今日はお泊り会・・・)
櫻子(向日葵が隣で寝てる・・・)
櫻子(・・・でも、私は寝相が悪いから・・・)ゴロゴロ
櫻子(ひ、向日葵の布団に入っても仕方ないよね//)
櫻子(か、勘違いすんなよ!寝相が悪いんだからな//」
櫻子(向日葵の手・・・)
櫻子(・・・・・・・)
櫻子(・・・手ぐらい握ってもいいよね?)
櫻子(・・・・・ち、ちげーし!)
櫻子(顔の横に手を出してる向日葵が悪いんだし!)
櫻子(向日葵が悪い・・・・)
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:25:53.66 ID:+vfvf6+00
ギュウウウ
櫻子「・・・//」
向日葵「・・・・//」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:26:13.22 ID:+vfvf6+00
・・・・・・・・・・・・・・・
あかり「」ガバッ
あかり「あ、7時・・・まだ、みんな寝てるのかな?」
ちなつ「おはようあかりちゃん」
あかり「おはようちなつちゃん・・・って目の下にクマが出来てるよ!大丈夫?」
ちなつ「う、うん・・・なんか眠れなくて」
向日葵「あっ、もう朝なんですのね・・・」
櫻子「おはよう」グシグシ
あかり「あれぇ?櫻子ちゃんと向日葵ちゃんも目の下にクマが出来てるよぉ?」
櫻子・向日葵「え?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:27:44.91 ID:+vfvf6+00
櫻子「もしかして、向日葵・・・寝てないの?」
向日葵「もしかして、櫻子のあれって寝相じゃなくて・・・」
櫻子「はぁ!?何を言ってるんだよ!私は、もうびっくりするぐらい超ぐっすりだったし!」
向日葵「私だって、今まで体験したことがないくらいぐっすり眠ってましたわよ!」
ちなつ「二人とも途中から同じ布団で寝てた癖に・・・」
櫻子・向日葵「な!」
あかり「そうだったんだぁ~、二人とも仲良しだねぇ~」
向日葵「あ、赤座さん!違うんですのよ!」
櫻子「そう!たまたま寝相が悪くて!」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:30:13.06 ID:+vfvf6+00
ちなつ「最後は真っ赤になりながら、抱き合ってたくせに」
櫻子「ち、ちなつちゃん!?」
向日葵「そ、その私と櫻子は抱き枕が無いと眠れない体質でして・・・」
櫻子「そう!その通りなんだよ!」
ちなつ「最後キスしようとしてたくせに・・・」
向日葵・櫻子「わーわーわーわーーーー//」
あかり(やっぱり、仲が良い女の子同士がキスをするのって普通なんだ)
あかり「やっぱり二人は仲良しなんだね」
向日葵「仲なんて」
櫻子「良くないもん!」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:31:52.44 ID:+vfvf6+00
No.146:向日葵「クリスマス!」櫻子「うーですのー♪」
櫻子「え?向日葵が欲しいものがわかったの?」
ちなつ「うん、向日葵ちゃんに『サンタさんへの手紙をあかりちゃんの分も含めてまとめて出してあげる』って言ったらくれたよ」
櫻子「ありがとう!ちなつちゃん!あかりちゃん!」
あかり「いいんだよぉー」
ちなつ「いいよいいよ、気にしなくて」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:33:56.16 ID:+vfvf6+00
櫻子「まったく向日葵め・・・中学1年生になってまで、サンタを信じるなんて・・・」
ちなつ「櫻子ちゃんが本当の事を言ってあげれば?」
櫻子「それが、向日葵のおばさんから口止めされてて・・・なんで向日葵のためにプレゼントのリサーチなんて」ブツブツ
ちなつ(まぁ、本当は・・・)
あかり(向日葵ちゃんは知ってるんだけどね)
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:36:55.07 ID:+vfvf6+00
■回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~
向日葵「お願いしますわ!」
ちなつ「え?向日葵ちゃんがサンタを信じてるって事にすればいいの?」
向日葵「そうです」
あかり「なんで?」
向日葵「実は・・・その・・・たまには櫻子に迷惑を掛けたくて」
あかり・ちなつ「え?」
向日葵「いや、その・・・こうしておけば、櫻子がプレゼントを毎年用意してくれますの」
向日葵「1年に1回ぐらい櫻子に頼りたくて・・・小さい頃から・・・その//」
ちなつ「へぇ~」ニヤニヤ
あかり「??」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:37:59.71 ID:+vfvf6+00
ちなつ「そうだよね、好きな人が自分のために頑張ってくれる姿っていいもんね」
ちなつ「それに、サンタさんを口実にクリスマスに独占できたりするもんね♪」
向日葵「ち、違いますの!普段私に迷惑をかけてる櫻子に・・・その・・・そうですわ!これは仕返しですの!」
向日葵「1年に1回の仕返しは盛大にやりたいんですの!」
ちなつ「じゃあ、そういうことにしてあげるね♪」
向日葵「うぅ・・・・//」
ちなつ「あっ、ちなみに欲しいものって決まってるの?」
向日葵「その・・・それがまだ・・・」
ちなつ「じゃあ、私が決めていい?大丈夫、悪いようにはしないから」
向日葵「え?・・・・そうですわね。じゃあ、よろしくお願いしますわ」
ちなつ「内容は秘密だからね。クリスマスを楽しみにしていてね♪」
向日葵「ふふふふ、それは楽しみですわ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:40:41.53 ID:+vfvf6+00
櫻子「えーと、なになに・・・」
櫻子「//」ボンッ
ちなつ「何が書いてあったの?見せて」
櫻子「だ、だめ!」
ちなつ「えぇー、けちー」
櫻子「こ、これはその・・・えーと//」
あかり「ちなつちゃん、あまり無理して聞くのはよくないよぉー」
ちなつ「そうだね、本当は向日葵ちゃんだけの秘密だもんね」ニヤニヤ
櫻子「そ、そう!向日葵のプライバシーは私が守らないといけないから!」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:42:44.67 ID:+vfvf6+00
ちなつ「うん、そうだよね、ごめんね。無理に聞こうとしちゃって・・・」
櫻子「ううん、いいの、元々サンタさんを信じてる向日葵が悪いんだから!」
ちなつ「そうだよね、もしかしたら、好きな人からのキスが欲しいとか書いてあるかもしれないしね」
櫻子「な、ななななな//」
ちなつ「あれ?どうかしたの?私はもしかしたらの話をしただけだよ?」
櫻子「そ、そうだよね、もしかしたらだよね、・・・で、でも向日葵に限ってそれはないかなー、あいつまだ子供だしさ」
ちなつ「えぇー、それはないよ、向日葵ちゃんは案外大人だよー」
あかり「あかりも向日葵ちゃんは大人だと思うよぉー」
櫻子「そ、そうかな・・・//」
ちなつ「じゃあ、手伝えることがあったらいつでも言ってね、バイバイ」
あかり「あかりも手伝えることがあったら言ってね」
櫻子「あかりちゃん、ちなつちゃん、ありがとうー」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:44:30.56 ID:+vfvf6+00
■クリスマス当日
向日葵「さて、私はそろそろ寝ないと・・・櫻子が来る時間ですわ」
向日葵「ふふふ、今年はどんなプレゼントかしら?」
ガタガタ
向日葵(玄関が開く音ですわ、櫻子来ましたわね、寝たふりをしないと・・・)
向日葵「ぐーぐー」
櫻子「えーと、向日葵は・・・・」
向日葵「・・・・ぐー・・・ぐー」
櫻子「よし!寝てる」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:46:48.77 ID:+vfvf6+00
向日葵「ぐー・・・・ぐー」
櫻子「それにしても、毎年クリスマスだけはイビキがうるさいなー」
櫻子「小学生の修学旅行も、ちなつちゃんのお泊り会も静かなくせに・・・」
向日葵「・・・・・・・・」
櫻子「あれ?静かになった?」
向日葵「ぐ、ぐー」
櫻子「別にどうでもいっか・・・よし!・・・やるぞ!」
向日葵「ぐー・・・・」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:48:45.95 ID:+vfvf6+00
櫻子「・・・・・・」
向日葵「・・・・・」
櫻子「うぅ・・・//」
向日葵(なんで私の顔をガン見してるのかしら?)
櫻子「よし!・・・やるぞ!」
向日葵(ば、バレたのかしら?・・・え?ちょっと顔が近いですわ//)
櫻子「ちょっと、まって・・・一回唇を拭こう・・・・よし!今度こそ!」
向日葵(・・・あのこ、何をしているのかしら?)
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 22:50:57.61 ID:+vfvf6+00
櫻子「こ、今度こそ、キスを!」
向日葵(きす・・・・?)
向日葵(キス!?・・・な、何を考えてますの!?)
櫻子「それにしても、向日葵め・・・サンタさんになんて破廉恥なお願いを・・・//」
向日葵(よ、吉川さん!)
櫻子「こ、今度こそ!」
向日葵(もう、起きたほうが・・・で、でも起きたら、サンタさんが櫻子だって事と、私が実は起きてた事がバレてしまいますわ)
櫻子「よし!決めた!今度こそする!」
向日葵(ど、どうすれば//)
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:28:24.06 ID:+vfvf6+00
櫻子「・・・向日葵//」
向日葵(そ、そうですわ、偶然起きた事にしましょう!そうと決まればさっそく起きて!)
櫻子「うぅ・・・やっぱり無理・・・//」
向日葵「櫻子・・・?何をやってますの?」ガバッ
チュッ
櫻子「ひ、向日葵、な、なんで急に起き上がるの//」
向日葵「さ、櫻子、な、なんであんなに顔が近いんですのよ//」
櫻子「こ、これは事故なんだからねっ//」
向日葵「あ、当たり前ですわ、私が起き上がった所にちょうど櫻子の顔があっただけですわ//」
櫻子「うぅ・・・//」
向日葵「・・・・//」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:29:07.25 ID:+vfvf6+00
向日葵「あ、あの・・・」
櫻子「なんだよ」
向日葵「こんな夜遅くに遊びに来たんですの?」
櫻子「うん、そうかも・・・でも向日葵は寝てたけどね」
向日葵「そうだったんですの・・・」
櫻子「・・・・これ」
向日葵「え?」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:30:03.64 ID:+vfvf6+00
櫻子「この前、マフラーを貰ったからそのお返し」
向日葵「・・・?」
櫻子「ま、まぁ、いらないなら捨ててもいいけどね//」
向日葵「これは・・・雑巾かしら?」
櫻子「ち、ちげーし!手編みのマフラーだし!!!」
向日葵「え?・・・手編みって誰の?」
櫻子「はぁ!?私に決まってるだろ!やっぱりいい!返せ!」
向日葵「い、いえ・・・ありがとう櫻子、私貰っちゃいますわね」
櫻子「ふ、ふんっ//」プイッ
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:31:28.41 ID:+vfvf6+00
向日葵「ふふふふ//暖かいですわー//」
櫻子「まったく、サンタさんへのお願いが無茶苦茶だから仕方なく編んだんだからねっ!」
向日葵「え?サンタさん?」
櫻子「ち、ちがう、何でもねーし!」
向日葵「ふふふ、でも私は今年もサンタさんから素敵なプレゼントを貰えましたわ」
櫻子「っ//」カァー
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:32:56.32 ID:+vfvf6+00
向日葵「あら?櫻子?何で顔真っ赤なんですの?」
櫻子「うっさい、向日葵だって赤くなってるくせに!」
向日葵「これはマフラーが暖かいからですわー//」
向日葵「櫻子、今年も最高のプレゼントをありがとう」
櫻子「はいはい」
向日葵「来年もよろしくお願いしますわね」
櫻子「来年は向日葵がプレゼントしろよ!」
向日葵「はいはい、櫻子に負けないプレゼントを用意しますわね」
櫻子「なっ//」
向日葵「?」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:34:06.92 ID:+vfvf6+00
櫻子「キスに負けないくらいのプレゼント//」
向日葵「は、はぁ!?何を言ってますの//」
櫻子「だって、今年のプレゼントは・・・き、キスだったし//」
向日葵「違いますわ!櫻子からのマフラーに負けないくらいの!ですわよ!」
櫻子「ああ、そっちね・・・」シュン
向日葵「ちょっと、あなた何で落ち込んでますのよ//」
櫻子「な!?べ、別に期待なんかしてないからな//」
向日葵「当たり前ですわよ//」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:36:04.93 ID:+vfvf6+00
ギャーギャーワーワー
花子「隣の家から聞こえるくらいうるさいし」
楓「お姉ちゃん達楽しそうなの」
花子「あの二人はクリスマスでも相変わらずだし」
楓「乾杯しよう、花子おねえちゃん」
花子「乾杯、楓」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:39:20.51 ID:+vfvf6+00
櫻子「このエロ向日葵め!キスなんて頼みやがって、だからおっぱいなんだよ!」
向日葵「なんですって!?」
ギャーギャーワーワー
花子「メリークリスマス、楓」
楓「メリークリスマス、花子おねえちゃん」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:42:14.45 ID:+vfvf6+00
No.147:向日葵「今年も」櫻子「終わりだね」
櫻子「あー、もう!向日葵のせいでみんなとバラバラになっちゃった!」
向日葵「はぁ!?あなたがフライドポテト食べたいって言って、一人行っちゃったからでしょ!」
櫻子「だって、食べたかったんだもん!」
向日葵「もう、仕方ありませんわ・・・ほら、0時に神社にお参りしたいんでしょ?行きましょう」
櫻子「なんで向日葵と・・・あかりちゃんがよかった」
向日葵「私だって、吉川さんあたりとお参りがしたかったですわ!」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:45:19.39 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「あっ、除夜の鐘!向日葵行こう!」
向日葵「待って櫻子!」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:48:25.52 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「もう今年も終わっちゃうのか・・・」
向日葵「そうですわね・・・」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:51:24.81 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「今年も色々あったね」
向日葵「そうですわね・・・まぁ、櫻子がいなかったらもっと楽だったんですけど」
櫻子「なんだと!」バチバチ
向日葵「何よ!」バチバチ
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:54:45.48 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「今年も楽しかったね」
向日葵「そうですわね・・・」
櫻子「・・・」
向日葵「・・・・」
櫻子「・・・向日葵は私がいない方が楽しかった?」
向日葵「・・・いえ、それはありえないですわ」
櫻子「そっか・・・」
向日葵「ええ・・・」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 23:57:57.44 ID:+vfvf6+00
ゴーンゴーン
櫻子「あっ、0時になる!」
向日葵「本当ですわ」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/01(火) 00:00:45.90 ID:MNo9FNrc0
■2013年1月1日0:00分
櫻子「あけおめ♪今年もよろしくね、向日葵」ニコッ
向日葵「あけおめですわ♪今年もよろしくお願いしますわ、櫻子」ニコッ
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/01(火) 00:02:07.50 ID:MNo9FNrc0

- 関連記事
-
- 綾乃「歳納京子ー!」
- 向日葵「さ、櫻子!き、き、キスの練習しませんか?」
- 千歳「絵馬に願いを」
- 向日葵「さくひま、ひまさく」櫻子「短篇集!!」
- 京子「結衣の家まで」
- 櫻子「私とひまちゃんと」向日葵「さーちゃんと私で」
- 千歳「地球最期の日に綾乃ちゃんと……」
■コメント
[名無しさん]
今年もゆりゆりしたSSをおまとめよろしくお願いします
[名無しさん]
あけましてひまさく!
[名無もり]
リアルタイム年越しとは…
■コメント
他ブログ様更新情報