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京子「羊が一匹……羊が二匹……」

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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:37:49.86 ID:4kWaqd4H0

京子の部屋


京子「うー……」

京子「羊が34匹……羊が35匹……」

京子「羊が……うあ゛ー! やっぱり眠れないー!」

京子「だいたいこんなので眠れるわけないじゃんかよー……
   
   考えたやつ、訴えてやる!」

京子「(うーん……ただ羊を数えてもダメなら、なにか工夫を……)」

京子「!」ピコーン

京子「そうだ!」

――――――
――――
――


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:39:25.09 ID:4kWaqd4H0

翌日、部室


京子「眠れない」

結衣「は?」

京子「最近夜眠れないんだよー」

ちなつ「や、京子先輩はもともと夜寝ないでしょ。

    授業中に寝てるって言ってたじゃないですか」

京子「そうなんだけど、たまには早く寝ようと思ってね。

   それで最近早めに布団に潜るんだけど……」

あかり「眠れないの?」

京子「うむ。まったく」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:40:17.82 ID:4kWaqd4H0

結衣「それって、日中寝てるからじゃないのか?

   それを直さない限り変わらないと思うけど……」

京子「ちっちっち、甘いなー結衣は。それくらい私だってわかってるよー」

結衣「(イラッ)じゃあ、なんか対策してるのか?」

京子「授業中眠くなったらフ○スク一気食いしてる!」

結衣「ああ! 最近教室がやけにミント臭いと思ったらお前のせいだったのか……」

ちなつ「それで、効果はあったんですか?」

京子「日中はなんとか我慢できてるよ。でもやっぱり夜眠れないんだよねー」

あかり「羊を数えるといいってよく聞くよねぇ」

京子「それも試したよ。でもどーも効果がなくてさ」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:42:22.69 ID:4kWaqd4H0

京子「しかーし! そこでふとひらめいたんだ」

京子「一人で頑張ってもダメなら他人に協力してもらうしかない!」

京子「協力者の力を借りて、今夜こそぐっすり眠ってみせる!」

あか結衣ちな「協力者……」

結衣「協力ったって、誰に頼むんだ? 

   言っとくけど、私は今日から週末の間実家に帰ってるから無理だぞ」

あかり「あかりたちも、櫻子ちゃんたちとお泊りするから無理かなぁ」

京子「ふっふっふ……心配ゴム用!」

京子「協力者の目星はすでに付いているのだ!」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:44:35.13 ID:4kWaqd4H0

――――――
――――
――

京子「――と、言うことで! やってきました生徒会室!」ガラッ

綾乃「ととと歳納京子ーっ!?」ガタッ

あかり「お、おじゃましまーす」

結衣ちな「(本当にお邪魔します……)」

千歳「あらあら~、みんなどないしたん~?」ニコニコ

綾乃「突然何の用!? あっ! プ、プリンはあげないわよ!」

京子「ちがうよー。今日は綾乃に頼み事があって来ました」

綾乃「た、頼み事?」

京子「そう! えーっと、簡単に言うと」

京子「私の羊になってください!」

綾乃「!?」

千歳「!?」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:46:30.83 ID:4kWaqd4H0

千歳「(ひ、羊やて……? それはつまり……)」ホワンホワン

   京子『綾乃……綾乃の可愛い毛、刈り取っちゃってもいいかな?』

   綾乃『あ……い、痛くしないで……ね?』

千歳「なんてことにィィィィ!?」ブバッ

結衣「うわっ!? 千歳しっかり!」

あかり「ティッシュティッシュー!」

ちなつ「(どういう状況ですかそれ……)」

綾乃「ひ、羊になれって、意味がわからないわ! どういうことよ?」

京子「やー、実は最近どうも眠れなくてね。

   いろいろ試したけどなかなか治らないから、綾乃に羊になってもらおうと思って」

綾乃「そこでなんで羊になるって発想が出るのよ!?」

京子「ほら、羊を数えるって眠れるってよく言うだろー?」

綾乃「言うから何!?」

ちなつ「(そうなりますよね)」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:49:20.45 ID:4kWaqd4H0

京子「とにかく、今晩うちに泊まって、私が眠れるように手助けをして欲しいんだ」

綾乃「と……っ!?

   そ、そんな急にお泊りなんて言われても……」

結衣「綾乃、綾乃」

綾乃「ふ、船見さん?」

結衣「迷惑かけるかもしれないけど、良かったら付き合ってやってくれないかな。

   京子も、こんなおちゃらけてはいるけど寝不足なのは本当らしいし」

結衣「このまま不眠が続いて身体でも壊されたらいやだろ?」

綾乃「え、ええと……」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:50:55.81 ID:4kWaqd4H0

綾乃「た、確かに体調崩したりすると大変だけど……

   で、でも、歳納京子の家にお泊りなんて////」ゴニョゴニョ

京子「たのむよ綾乃ー……」

綾乃「そ、そんなにいうなら……うーん、でも……」

京子「プリン買ってあげるからー」

綾乃「!」

綾乃「行くわ」キリッ

京子「よっしゃー!」

千歳「(綾乃ちゃん簡単やなあ)」ホクホク


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:53:31.97 ID:4kWaqd4H0

――――――
――――
――

綾乃「というわけで……」

綾乃「(つ、ついに歳納京子の家に着いてしまったわ!)」ドキドキ

綾乃「(き、緊張する! けどここで怖気づいてちゃダメよ綾乃!
    
    これから、おおお泊りなんだから!)」ドキドキ

綾乃「(いざ! ファイトファイトファイファイビーチよ!)」ピンポーン

京子「はーい」ガチャッ

綾乃「ととととしのーきょーこー! き、来てあげたわよ!」

京子「おー綾乃! らっしゃ~い。来るの遅かったじゃん」

綾乃「わ、わるかったわね! こっちにもいろいろすることがあったのよ(心の準備とか)」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:56:40.02 ID:4kWaqd4H0

京子「ふ~ん。まあ上がってよ! ちょうど晩ごはんできたところだから一緒に食べよー!」

綾乃「え、ええ。じゃあいただくわ」

京子「あ」

京子「ところで綾乃、また私のおさがりの服着てきてくれたんだね」ニヤニヤ

綾乃「!!? こ、これはたまたま他の服が乾いてなかっただけで深い意味はないのよ!?」

京子「はいはい。やっぱり似合ってるね、それ」

綾乃「に、にあっ……!? べべべつにほめられても嬉しくないんだからー!////」

京子「綾乃は元気だなー」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 00:59:45.86 ID:4kWaqd4H0

京子「めしーめしー♪」

綾乃「お、おじゃまします」

京子母「あら、あなたが例の綾乃ちゃん? いらっしゃい」

綾乃「ひゃあああ!? ははははじめましてお義母さま!」アセアセ

京子母「かわいい子じゃない。その服も似合ってるし。あげた甲斐があるってもんだわ!」

京子「当然!私のライバルだからね!」ドヤァ

京子母「なんであんたが得意げなのよ」

綾乃「そそそんなカワイイダナンテ恐悦至極にゴザイマス////」アセアセ

京子母「あらあら、そんな緊張しなくてもいいのに。今日はゆっくりして行ってね」クスクス

綾乃「は、はいぃ! よ、よろしくおねがいします!」アセアセ

京子「ハラヘッター」ぐぅー


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:00:38.49 ID:4kWaqd4H0

食後


綾乃「ごちそうさまでした!」

京子「ごちそうさまー」

京子母「はい、お粗末さまでした」

京子「食った食った~。
   
   綾乃、ゲームしよーぜゲーム!」ガタッ

綾乃「ちょっと歳納京子、食器ぐらい片付けなさいよっ」

京子「ちぇー、わかったよー」カチャカチャ


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:01:46.64 ID:4kWaqd4H0

京子母「……ふふふ」

綾乃「あ、す、すいません勝手に……」

京子母「いえいえいいのよ。ふたりとも仲がいいのね」

綾乃「そ、そうでしょうか」

京子母「そうよー。あの子も綾乃ちゃんの前だといつもより素直だし。

    いっそ綾乃ちゃんにうちの娘になってほしいくらいだわ」

綾乃「な…! ななな、そそれってつまり歳納京子とけけけけっここここ////」

京子母「ほんと、京子のお姉ちゃんみたいだわ」

綾乃「あ……そ、そうですよねーアハハ」

綾乃「(私のばかばかばか////)」シュゥ~


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:04:18.45 ID:4kWaqd4H0

京子の部屋


京子「あっ! 綾乃、その選択肢は引っ掛けだよ。

   ここは真ん中の『あの時のお味噌の味が忘れられないの!』が正解」

綾乃「(なんで私は友達の家に遊びに来て一緒にギャルゲーなんかやってるのかしら……)」

綾乃「そ、そうなの? これでいいのかしら……」

   ミラクるん『あの時のお味噌の味が忘れられないの!』

   ライバるん『なっ…!? ま、まさかお前!?』

京子「うおおおおお神展開きたあああああ!!!」

綾乃「うるさいわよ歳納京子っ!」

京子母「京子うるさいっ!」ガチャッ

京子「あ」

綾乃「」ビクッ


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:05:49.19 ID:4kWaqd4H0

京子母「あ、綾乃ちゃん。お風呂湧いたからどうぞ」

綾乃「!?(何事もなかったかのように……)

   あ、はい。じゃあお言葉に甘えて」

京子「一緒に入る?」

綾乃「はははは入らないわよーっ!////」キシャー

京子「ちぇー」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:08:23.28 ID:4kWaqd4H0

風呂


綾乃「ふー」チャプン

綾乃「他人のうちのお風呂ってなんか新鮮ね」

綾乃「それにしても歳納京子ったら『一緒に入る?』だなんて……

   そんなことしたら恥ずかしくて死んじゃいそうだわ」

綾乃「はっ……! で、でももし何か間違いがあって歳納京子とかかか家族になったりしたら……!

   お義母さまも『うちの娘に』っておっしゃってたし……

   あわよくばふふふ夫婦になっちゃったりも……」

綾乃「そうなったら、い、いずれ一緒にお風呂にも!?」

綾乃「……////」(妄想中)

   風呂 <キャァァァソンナハレンチダワァァァ

京子「綾乃は元気だなー」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:10:12.77 ID:4kWaqd4H0

綾乃「ふぅ…」

綾乃「そろそろ上がろうかしら。はしゃぎすぎてちょっとのぼせちゃいそうだわ」

綾乃「はぁ、さっぱりしt――」ガチャ

綾乃「」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:14:13.21 ID:4kWaqd4H0

ドダダダダ

綾乃「歳納京子ぉーっ!!」ガチャッ

京子「あ、綾乃おかえりー」

綾乃「おかえりじゃないわよ! なな、何なのこのパジャマ!?」(※例の羊パジャマ着用)

京子「何って」

京子「綾乃めーめーだけど?」

綾乃「分かってるわよそんなことはー!

   私が持ってきたパジャマはどうしたかって聞いてるのよ!」メー!


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:15:45.39 ID:4kWaqd4H0

京子「だからー、『羊になって』って最初に言ったじゃん?」

京子「こういうのは形が大事なんだよー。いつも通りのパジャマじゃ羊感が出ないもん」

京子「だから、綾乃がお風呂ではしゃいでる隙にこっそり取り替えちゃいました☆」

綾乃「うぐぐ……あなたって人はぁー……!」

京子「いーじゃんいーじゃん似合ってるんだしぃ~。

   あとで約束通りプリンあげるからさ~」

綾乃「~~っ!」

綾乃「……もう! どうせ言ったって聞かないんでしょ?

   しょうがないから今回だけは着てあげるわよ」

京子「ホント!? やー、やっぱり綾乃は優しいなー! さすが私のライバるん!」

京子「私も急いでお風呂入ってくるから、そしたらデザート食べようね!」ダッ

綾乃「ちょ、としの……まったく、忙しないんだから」クスッ


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:17:25.79 ID:4kWaqd4H0

京子「上がったよー」

綾乃「は、早かったわね歳納京子」

京子「まあね~。 あ、綾乃ー、私ベッドの匂い嗅いだりしてないよね?」ニヤニヤ

綾乃「!!!?? し、しないわよそんなこと―!」メー!

綾乃「(っていうかしようとしたけど恥ずかしすぎてできなかったのよ!!!)」

京子「冗談だよー」ケラケラ

京子「そんなことより、お待ちかねのプリンでございます!」

綾乃「! そ、それは!」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:19:19.17 ID:4kWaqd4H0

京子「確か綾乃これ好きだったよね? いっつも食べてるもんねー」

綾乃「あ……! え、ええ。その……アリガトウ……」

綾乃「(覚えててくれたんだ……////)」

京子「盛大に感謝し給え~! で、私はいつものラムレーズン!」

綾乃「ふふっ……本当に大好きなのね」

京子「天下のラムレーズンだからね! いっただっきまーす!」ハムッ

綾乃「なにそれ」クスッ

綾乃「私も、いただきます」ハムッ

綾乃「(いつもより美味しい……なんてね)」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:21:34.83 ID:4kWaqd4H0

京子「あ、もうこんな時間」

綾乃「ほんとね。そろそろ寝る?」

京子「寝たいんだけど、今日は寝られるかなー」

綾乃「あ……そういえばそういう話だったわね」

京子「でも今日は綾乃めーめーがいるからね! きっとよく眠れるはず!」

綾乃「そ、そうかしら。で、私は何をすればいいの?」

京子「?」

綾乃「いや、『?』じゃなくて!

   仮にも羊の格好をさせたってことは、なんか私にしてほしいことがあるんじゃないの?」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:23:35.87 ID:4kWaqd4H0

京子「してほしいこと……」

綾乃「ええ」

京子「……」

京子「か……」

綾乃「か?」

京子「考えてなかったぁぁぁ!!」

綾乃「はぁぁぁぁ!?」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:26:18.13 ID:4kWaqd4H0

綾乃「ちょっとどういうことよ!? 特に理由もないのに私はこんなカッコをさせられたっていうの!?」

京子「だ、だって眠れないときは羊を数えるって言うから実際に数えてたら、

   『そういえばこの前のお泊りのとき綾乃が羊の格好してたなー』って思い出しちゃって……」

綾乃「だからって安直すぎるのよあなたは!

   うぅ……私の覚悟は一体何だったの……」

京子「えーっとえーっと、ごめんよ綾乃ー!」

京子「でも綾乃だったらなんとかしてくれるかなーって……!」オロオロ

綾乃「歳納京子……」

京子「い、いやだったら着替えていいからー……」オロオロ

綾乃「……」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:27:33.54 ID:4kWaqd4H0

綾乃「……し、仕方ないわね!」

京子「綾乃?」

綾乃「考えてないなら今考えればいいのよ!

   こうなったら絶対に歳納京子を安眠の淵に叩きこんでやるんだから!」

京子「! あ、ありがとう綾乃ぉ~!」

綾乃「任せなさい! 私にかかれば、絶対安眠バーミンガムミュージアムよ!」

京子「お、おう」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:29:00.33 ID:4kWaqd4H0

――――――
――――
――

綾乃「で……」モジモジ

京子「ん?」シパシパ

綾乃「私はどうして椅子に座りっぱなしにさせられているのかしら?」モジモジ

京子「だからぁ、羊を数えなきゃいけないんだから、羊に見える位置にいてもらわなきゃでしょ?

京子「綾乃がずっとそこにいて、私がゆっくり瞬きすることでそれを数えようという作戦です!」ババーン

綾乃「えぇぇ……」

綾乃「うぅ、なんだかすごく落ち着かないわ……」

綾乃「で、少しは眠くなってきたの?」

京子「んー、それなんだけどね」

京子「定期的に目開けちゃうから全然眠くならない」

綾乃「ダメじゃないのよー!!」メー!


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:31:21.34 ID:4kWaqd4H0

京子「作戦その2! 自己申告!」

綾乃「いいから目つむりなさいよ」

綾乃「(私はまた椅子に座りっぱなしだし……)」

京子「……」

綾乃「……(え、えっと)」

京子「……」

綾乃「ひ、羊が一匹」

京子「……」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:33:50.54 ID:4kWaqd4H0

綾乃「……(これでいいのよね?)」

京子「……」

綾乃「羊が二匹……」

京子「……」

綾乃「……」

京子「……」

綾乃「羊が三びk」

京子「あーもううるさい!」

綾乃「ひっぱたくわよあなた!?」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:35:27.39 ID:4kWaqd4H0

京子「こうなったら最後の手段だ!」

綾乃「さ、最後?」

京子「綾乃、ちょっと」チョイチョイ

綾乃「え、なに――って、きゃっ!?」グイッ

京子「へへー、一名様ごあんなーい!」ムギュ

綾乃「ななななななな!? な、ななななな!?////」

綾乃「(布団に引きずり込まれて抱きしめられて歳納京子があああああああ!!!!????////)」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:40:49.90 ID:4kWaqd4H0

綾乃「ちょ、ちょっとこれどういうこと!?」

京子「んー、視覚も聴覚もダメなら、触覚で数えるしかないかなって!」

綾乃「しょ、触覚って……!(変に意識させないでよ!////) 

綾乃「どういう作戦なのこれは!?」

京子「えっと、私は黙って目をつむってるから、綾乃は私に繰り返し触れてよ。

   そのたびに私は心の中で綾乃めーめーを数えるから」

綾乃「ふ、触れるぅぅぅ……!?////」
 
京子「うん。そうだな、ゆっくり頭なでるのがいい!」

綾乃「な、撫でるって……」

京子「ね、そうすれば眠れる気がするんだよー。お願いだよ綾乃ー……」

綾乃「うぅ……////」

綾乃「わ、わかったわよ。やってみるわよ……安眠させるって言っちゃったし」

京子「やたっ! じゃあよろしくね! おやすみ綾乃!」

綾乃「え、ええ、おやすみ……」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:45:22.40 ID:4kWaqd4H0

――――――
――――
――

綾乃「(うぅ……なんでこんなことに)」ナデナデ

京子「……」

綾乃「(歳納京子がこんな近くに……体温も寝息も感じられるような……////)」ナデナデ

京子「あやのぉ……もうちょっとゆっくりぃ……」ウトウト

綾乃「あ、ご、ごめんなさい」ナデリナデリ

綾乃「(言うこと聞いちゃう私も私だけど……)」

綾乃「(緊張する……)」

京子「ん……」

綾乃「(あ、ちょっと寝息がゆっくりになってきてる?)」ナデリナデリ

京子「……」

綾乃「(私もちょっと心地いい、かも)」ナデリナデリ


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:52:46.52 ID:4kWaqd4H0

綾乃「……」ナデリナデリ

京子「すー……すー……」

綾乃「歳納京子? 寝ちゃった?」ナデリナデリ

京子「……」

綾乃「(寝ちゃったみたいね)」ナデリナデリ

綾乃「(綺麗な寝顔……しょっちゅうこれを見てる船見さんが羨ましいわ)」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:53:58.83 ID:4kWaqd4H0

綾乃「……歳納京子、すきよ」ヒソヒソ

綾乃「(な、なんてね! なんてね!////)」

綾乃「(……これで羊の仕事も終わり、か)」ナデリナデリ

綾乃「(私も眠くなってきたし、もう止めてもいいかしら)」ナデ……

京子「……ん、あや……のぉ……」

綾乃「!」

綾乃「ふふっ」

綾乃「(もうちょっと続けてあげようかしら。私が眠るまで……)」ナデリナデリ

――――――
――――
――


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:57:56.53 ID:4kWaqd4H0

翌朝


京子「歳納京子! 全! 開!」

綾乃「ふぁ……? あ……と、歳納京子……」

京子「あ、綾乃おはよー! やー、おかげでよく眠れたよ!」

綾乃「そ、そう……! まあとーぜんよね!

   生徒会副会長たるこの私が協力してあげたんだから!」

京子「それ関係ないよねー」

京子「でも、綾乃めーめー気持ちよかった!」

綾乃「!」

京子「暖かいし柔らかいしいい匂いだし、それに、いつもより優しいしね。

   眠るのがもったいないって思っちゃった」ニヤニヤ

綾乃「ちょ、や、やめてよ恥ずかしい!!////」

綾乃「(そんな詳しく感想言われたら思いっきり意識しちゃうじゃない!////)」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 01:59:47.35 ID:4kWaqd4H0

綾乃「と、とにかく! ちゃんと眠れたようで何よりだわ!」

綾乃「そ、それでその……もしまた眠れなくなったら、あの……」

京子「もちろん! 眠れなくなったら、また綾乃に来てもらうよ?」

   綾乃がプロの羊だって分かったからね!」

綾乃「あ……」パァァ

綾乃「も、もう! しょうがないわね歳納京子は!」

京子「へへへ」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 02:01:05.37 ID:4kWaqd4H0

京子「あ、ところで綾乃?」チョイチョイ

綾乃「へ? ど、どうしたの――って、きゃ」グイッ

京子「んーと」

京子「昨夜の『すきよ』について、あとで詳しく聞かせてね?」ボソボソ


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 02:02:14.20 ID:4kWaqd4H0

綾乃「んなっ……!!!???////」ボンッ

綾乃「あなた、お、起きて……!!!」

京子「さあ、何のことだかね~♪」

綾乃「そ、その顔、絶対分かってるでしょ!」

   もう! からかわないで―――」

京子「綾乃!」ギュッ

綾乃「!? と、歳納京子……近……!」

京子「あのね」

京子「私も、綾乃のこと―――」




おしまい


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 02:04:29.44 ID:4kWaqd4H0

おまけ

翌週


京子「――ってことがあってさー」

綾乃「……////」モジモジ

結衣「それで綾乃はそんないっぱいいっぱいなのか」

結衣「っていうか、『安眠バーミンガム』……ぶふっ!」ピクピク

京子「一晩で綾乃の可愛いところがそれはもうたくさん発見できました!」

綾乃「そ、そういう趣旨じゃなかったでしょ!////」

千歳「歳納さん、不眠が治ってよかったなー」ドバドバ

綾乃「千歳は早く鼻血何とかしなさいよ……」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/16(土) 02:06:02.38 ID:4kWaqd4H0

結衣「ねえ……ところで、その、綾乃」

綾乃「何かしら、船見さん?」

結衣「実は最近私も寝付きが悪いんだけど、あの……」

結衣「綾乃めーめー、うちにも一晩だけ来てくれないかな?」

綾乃「な!?」

京子「!? だ、だめだめー! 何いってんの!?」

千歳「き、京綾結やてぇぇぇーっ!?」ブッシャァァァ

綾乃「千歳!?」

千歳「ら、楽園やわぁ……」ドクドク

綾乃「千歳ぇぇぇぇ!!!」




お死まい


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■コメント

 [名無しさん]

よかった!乙!
さぁ京綾結編はよ

 [名無しさん]

京綾久しぶりで超嬉しい

 [名無しさん]

結綾の方も書いてええんやで

 [名無もり]

ラララ京綾♪

 [名無しさん]

結綾に期待
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