2013年03月04日
優花里「みほ殿と学校です! 緊張します」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:10:48.04 ID:tFz8COid0
沙織「それでねー麻子ったらさ」
麻子「うるさい。その話はもういいだろ」
優花里「あ、私はこっちですので」
華「それでは、またお昼休みに」
みほ「今日は学食でいいよね、優花里さん」
優花里「はい。それではまた後ほど」
沙織「じゃねー」
麻子「…………ん?」
沙織「麻子、どうかしたの?」
麻子「いや、なんでもない」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:15:09.41 ID:tFz8COid0
昼休み
優花里(みほ殿恋人になって初のお昼休み)
優花里(もしかすると……)
みほ『優花里さん。はい、あーん』
優花里『あーん///』
優花里(なんてことがあるかもしれません!!)
優花里(付き合ってからのみほ殿は、割とぐいぐい来るので十分考えられますね)
優花里(一度みほ殿の家であーんされましたが……学食でなんて大胆すぎます///)ニヤニヤ
優花里(さあ! 気合い入れて行きましょう)
沙織「ゆかりーん! こっちこっち!」
優花里「お待たせしましたー」
優花里「あれ? みほ殿と五十鈴殿は」キョロキョロ
沙織「へ?」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:20:09.03 ID:tFz8COid0
麻子「授業後に担任から手伝いを頼まれていた。もうすぐ来るだろう」
麻子「それでだ、理由を聞かせてもらおうか」
優花里「え? なんのですか?」
沙織「いや、今みぽりんのことをみほ殿って」
優花里「そ、それは……その、この土日でなんというか……色々と仲良くなりまして」
みほ「お待たせー」
華「お待たせしました」
みほ「何の話してたの?」
沙織「ゆかりんがね! ゆかりんがね!」
みほ「優花里さんが?」
華「……あら?」
麻子「まぁ、その話だ」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:25:34.62 ID:tFz8COid0
優花里「と、とりあえずお昼にしましょう! お昼に」
麻子「……そうだな」
みんな「いただきまーす」
麻子「さて、話を戻そうか」
沙織「麻子、なんかいつにも増して食いつきいいね」
麻子「気になるだろ」
華「気になります」
優花里「みほ殿ぉ早速バレそうです」ヒソヒソ
みほ「みんなにならバレちゃっても……」ヒソヒソ
麻子「この休みに何があったのか」
華「聞かせてもらいたいですわ」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:26:39.73 ID:tFz8COid0
みほ「実は……」
みほ「昨日のあれ、優花里さんの部屋でやってたの」
みほ「私パソコンとか強くないから、優花里さんの借りて」
みほ(嘘は言ってないもん//)
優花里「そのあと一緒にお昼ご飯食べたりして……」
優花里(本当のことですからね//)
麻子「下の名前で呼び合う仲になったと」
沙織「麻子、それ普通だから」
麻子「そ、そうだな」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:30:25.57 ID:tFz8COid0
華「そうでしたの。私はてっきり……」
みほ「っ////」
優花里「……///」
沙織「華ったら、そんなの一朝一夕でないって」
沙織「そもそも女の子同士なんて、そうそうあるわけ……」
麻子「……」ドヨーン
沙織「え? 麻子どうしたの?」
麻子「気にするな……」
沙織「?」
優花里(今更、そうそうないとこまでいったなんて言えません///)
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:36:18.43 ID:tFz8COid0
沙織「そしたらさーゆかりん、私達のことも名前で呼んでよ」
みほ「えっ」
華「いいですわね。私達も優花里さんの友だちですもの」
優花里「あ、えっと、でしたら」
優花里「さ、沙織さん」
沙織「わっ! なんか新鮮」
華「私も呼んで頂いていいですか?」
優花里「は、はい。えぇと、華殿」
華「はい」
麻子「わ、私も……」
優花里「ま、麻子殿」
麻子「……むずむずするな」
沙織「でしょでしょ!」
優花里「あぅぅ……恥ずかしいです」
みほ「……」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:40:33.32 ID:tFz8COid0
午後の授業
みほ「はぁ……」
みほ(優花里さんがみんなと仲良くなるのは悪いことじゃないのに……)
みほ(なんだろう……ううん、分かってるよ)
みほ(優花里さんに名前で呼ばれるの、私だけがよかったなぁ)
みほ(ちょっとわがままかな?)
みほ(わかがまだよね……)
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:46:00.53 ID:tFz8COid0
優花里(お昼は恥ずかしかったけど、みんなともっと仲良くなれた気がしました)
優花里(でも、みほ殿とはあんまりお話しできませんでしたね)
優花里(あ~んもしてもらえなかったし)
優花里(それに、少し機嫌悪かったような……)
優花里(はっ……まさか私、知らぬ間にみほ殿に失礼なことを)
優花里(どうしよう謝らないと……)
優花里(みほ殿~……)
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:50:59.80 ID:tFz8COid0
キ~ンコ~ン……
先生「よし、じゃあ今日はここまで」
先生「さっき言った課題は水曜までだからな。忘れるなよ」
優花里(え? 課題!?)
優花里(みほ殿のことばかりで授業聞いてませんでした……)
優花里(後で誰かに教えて貰いましょう……)
優花里(そんなことより、次は戦車道です)
優花里(みほ殿に会えます!)
ハンガー
優花里(っと急いで来たのはいいんですが……)
優花里(まだ誰もいませんね)
みほ「優花里さん」
優花里「うわっ」ビク
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:56:38.88 ID:tFz8COid0
みほ「ごめん、驚かせちゃった?」
優花里「みほ殿でしたか……他のみなさんは?」
みほ「私だけ先に来ちゃった」
優花里「あはは、一緒ですね。私も駆け足で来ちゃいましたよ」
みほ「そうだね」ニコ
みほ「……優花里さん。お昼のことなんだけど」
優花里「そうでした! 私、何かみほ殿に失礼なことをしてしまったんじゃ……」
みほ「ううん、違うの。悪いのは私」
みほ「優花里さんがみんなを名前で呼んでるの聞いて、ちょっとやきもち焼いただけ」
優花里「/////」
みほ「優花里さんがみんなと仲良くするの、見てるのが嫌で……」
みほ「優花里さんが名前で呼ぶ人が、私だけならいいのにって///」
優花里「み、みほ殿!」ギュウウ
みほ「優花里さん!?////」カァ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:01:32.76 ID:tFz8COid0
優花里「そんな心配いりませんよ」
優花里「わ、私も、もうみほ殿のものです////」
優花里「例えチトや7TPやDL43を積まれても、この心は靡きません!!」
みほ「……」
みほ「ふふっ何その例え////」
優花里「わ、笑わないでくださいよぉ!」
みほ「ごめんごめん。でも安心した」
優花里「よかったです///では……」
みほ「だめ」ギュ
優花里「み、見つかっちゃいますよ////」
みほ「まだ誰も居ないから大丈夫///」ギュウ
優花里「そうですね////」
ドサッ
みほゆか「っ!!」ビクッ
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:05:45.53 ID:tFz8COid0
麻子「うぐっ……」
沙織「イタタ……」
華「大丈夫ですか?」
麻子「早く……どいてくれ……潰れる」
優花里「み、みみなさん……」
みほ「いつから……?」
沙織「みほ殿のものです! あたりから?」
優花里「//////」フラ
みほ「優花里さん!?」
桃「お前たち……ここ、こ、こんな……」
柚子「桃ちゃん落ち着いて」
桃「桃ちゃんいうな!」
杏「あ~あ~お熱いことで」モグモグ
みほ「会長たちまで////!?」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:10:12.41 ID:tFz8COid0
そど子「た、隊長自ら風紀を乱すとは……な、なな」
ゴモヨ「校則に恋愛禁止はないですよ」
パゾ美「そうですよ委員長」
妙子「えい!」パシ
典子「はい!」トン
忍「さぁ!!」バシッ
佐々木「大丈夫です。びっくりしすぎて現実逃避しているだけです///」
ねこにゃー「わー……わー////」
ももがー「落ち着いて」
ぴよたん「後輩が百合だった件っと」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:15:35.34 ID:tFz8COid0
カエサル「来た、見た、百合だった」
エルヴィン「隊長を射止めるとはさすがはグデーリアンだ」
おりょう「世の中というものはかきがら計である」
おりょう「人間というものは世の中のかきがらの中にすんでおるものであるわい」
左衛門佐「傾奇け傾奇け! 傾奇くが花よ」
ウサギさん達「先輩! お幸せに」
自動車部(車内で整備してて、最初からいたなんて言えない)
みんな「わいわい、がやがや」
みほ「は、ははは//////」カアァ
優花里「きゅぅ……///」シュー
みほ「//////」
みほ「全員乗車ーー!!!」
みんな「は、はいっ!」ビクッ
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:23:55.02 ID:tFz8COid0
ドンッ
みほ「ウサギさん発砲遅い!」
あゆみ「はい」
利奈「いつもより厳しいよー」
みほ「右戦車、徹甲集中!」
みほ「停止用意!……止まれ!」
みほ「撃て!」
ドンッ
みほ「カバさんしっかり止まって!」
エルヴィン「了解した」
おりょう「ほとんど八つ当たりぜよ」
左衛門佐「まぁそう言ってやるな」
みほ「華さん照準しっかり」
華「はい」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:30:43.94 ID:tFz8COid0
みほ「後退用意!……後へ!」
グオンッ
みほ「麻子さん少し遅れたよ!」
麻子「すまない」
みほ「アリクイさん後退! 早く!」
ももがー「ごめんなさいっ」アセアセ
みほ「同一目標! 止まれ!……撃て!!」
みほ「命中」
みほ「カメさんは外してますよ! しっかり狙ってください」
桃「うぅ……」
杏「よしよし」ナデナデ
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:35:16.58 ID:tFz8COid0
杏「しっかし、西住ちゃんの照れ隠しモードはすごいね」モグモグ
みほ「前進用意!……前へ!」
みほ「目標変換、左戦車! 弾種変更対榴!」
みほ「優花里さん、装填素早く!」
優花里「はい! ……なんで私まで」ワタワタ
みほ「小隊集中行進射! 小隊左へ! 撃て!!」
ドォン!
みほ「命中! 撃ち方、止め!」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:40:42.56 ID:tFz8COid0
沙織「疲れた~……」
華「ほんとですわ……」
麻子「それにしてもだ」
優花里「お疲れ様ですーみほ殿!」
みほ「お疲れ様。さっきはごめんね? 怒鳴っちゃって」
優花里「いえいえ。先ほどのみほ殿も凛々しくて素敵でした!」
みほ「ありがと」ニコ
優花里「それでですね」
みほ「?」
優花里「もう、私達の関係って隠すことありませんよね?」
みほ「うん。結局みんなにバレちゃったし」
優花里「それじゃあ!」
みほ「はいはい」ナデナデ
優花里「これ好きです////」ニヘ
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:45:30.12 ID:tFz8COid0
みほ「優花里さんわんちゃんみたい」
優花里「わん!////」
麻子「なんだあれは」
沙織「なんかお似合いって感じだね」
華「そうですわねぇ」
麻子「女子同士だがな」
沙織「麻子! 恋愛に性別なんて関係ないよ! 愛さえあれば!」
麻子「……そうか」
沙織「いいなー私も早く彼氏できないかな」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:50:56.88 ID:tFz8COid0
麻子「なあ沙織」
沙織「ん~?」
麻子「少し、話があるから……か、帰りに私の家に来てくれないか?」ドキドキ
沙織「? 別に良いけど」
エリカ「意外とまともな訓練してますね。偵察も無駄ではなかったようです」
エリカ「装備は敵ではありませんが、乗員の練度はそこそこ良いようですね」
まほ「……」
エリカ「隊長?」
まほ「みほと……」
エリカ「え?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:55:36.77 ID:tFz8COid0
まほ「私のみほと何やってるんだあのもじゃもじゃは!」
エリカ「お、大声出さないでください。気づかれたらどうするんですか?」
まほ「構わん! あの犬ッコロをみほから引き離す!」グッ
エリカ「どこ行く気ですか!? やめてください!」
まほ「止めてくれるな!」
エリカ「止めますよ!」
エリカ「こんな弱小の偵察に来たなんて知れたら、我が校の沽券に関わります!」
まほ「離せ! 私は行く!」
エリカ「だめです!」
杏「……」チラ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:00:54.65 ID:6Peo0YRs0
杏「いやーあっついねー」ヤレヤレ
柚子「会長、さっきからそればっかりですよ」
杏「でさ、2人はもうキスとかしたの?」
まほ「!!?」
桃「きっ……す///」
みほ「なっ……////」
優花里「会長っ///!?」
エリカ「なんで隊長が真っ先に反応してんですか」
まほ「うるさい。黙れ。声が聞こえないだろ」
エリカ「はぁ……もういいです。勝手にしてください」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:05:49.46 ID:6Peo0YRs0
優花里「そんな……無理ですよ!」
みほ「優花里さん……」シュン
優花里「あ、いえ……したいですけど///! 恥ずかしいです」
沙織「えー! まだだったの!?」
華「あらあら」
麻子「きす……///」
杏「あんなに見せつけといて、キスもまだなのー!」
みほ「会長! 声が大きいです///」
まほ「そうか……まだか、まだ間に合う」ホッ
エリカ(なんでこんな人が隊長なんだろう……)
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:10:40.90 ID:6Peo0YRs0
みんな「なになに!?」「キスだって」「ほんとに///」「わーわー」
杏「桃」チラ
桃「……」コクン
杏「それなら、今しちゃいなよ」
柚子「ファーストキスですね」
優花里「こ、ここで!?」
みほ「それは、恥ずかしいですよ///」
杏「秋山ちゃんだからねー、こうでもしないとキス出来ないでしょ」ニヤニヤ
優花里「みほ殿ぉ……」
みほ「……」グッ
優花里「みほ殿!? 今、会長の話に納得しましたよね!?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:17:36.44 ID:6Peo0YRs0
みほ「優花里さん////」
優花里「み、みみ、みほ殿////」
みほ「みんなも応援してくれてるし////」
優花里「恥ずかしいです////」
みほ「私もしてみたいから///」
優花里「……分かりました」
優花里「でも、ここではちょっとだけですよ//」
優花里「ちゃんとしたのは帰ってから////」カァ
みほ「うん///」
優花里「い、いきますよ///」
みほ「////」ドキドキ
優花里「/////」ドキドキ
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:24:50.21 ID:6Peo0YRs0
チュッ
ドオォン!
みほ「きゃっ!」
優花里「うわぁ!」
沙織「何!?」
麻子「ヘッツァーだな」
華「////」
杏「祝砲だよ祝砲! いやぁ~よかったよ」
みほ「うぅ////」
優花里「はぅ////」
みんな「これで正真正銘恋人だな」「おめでとうございます先輩」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:27:44.12 ID:6Peo0YRs0
まほ「くそ! くそっ!!」
エリカ「まさかバレていた上に撃ってくるとは……」
まほ「私としたことが……みほの純潔が……」
エリカ「ほら、さっさと逃げますよ隊長」
まほ「許さないからなあのもじゃもじゃー!!」
優花里「!?」ブル
みほ「どうしたの優花里さん?」
優花里「い、いえ、なんか変な寒気が……」
みほ「風邪かな?」ピト
優花里「っ/////」
みほ「ちょっと熱っぽい」
優花里「幸せ熱です////」ニヘラ
おわり
沙織「それでねー麻子ったらさ」
麻子「うるさい。その話はもういいだろ」
優花里「あ、私はこっちですので」
華「それでは、またお昼休みに」
みほ「今日は学食でいいよね、優花里さん」
優花里「はい。それではまた後ほど」
沙織「じゃねー」
麻子「…………ん?」
沙織「麻子、どうかしたの?」
麻子「いや、なんでもない」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:15:09.41 ID:tFz8COid0
昼休み
優花里(みほ殿恋人になって初のお昼休み)
優花里(もしかすると……)
みほ『優花里さん。はい、あーん』
優花里『あーん///』
優花里(なんてことがあるかもしれません!!)
優花里(付き合ってからのみほ殿は、割とぐいぐい来るので十分考えられますね)
優花里(一度みほ殿の家であーんされましたが……学食でなんて大胆すぎます///)ニヤニヤ
優花里(さあ! 気合い入れて行きましょう)
沙織「ゆかりーん! こっちこっち!」
優花里「お待たせしましたー」
優花里「あれ? みほ殿と五十鈴殿は」キョロキョロ
沙織「へ?」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:20:09.03 ID:tFz8COid0
麻子「授業後に担任から手伝いを頼まれていた。もうすぐ来るだろう」
麻子「それでだ、理由を聞かせてもらおうか」
優花里「え? なんのですか?」
沙織「いや、今みぽりんのことをみほ殿って」
優花里「そ、それは……その、この土日でなんというか……色々と仲良くなりまして」
みほ「お待たせー」
華「お待たせしました」
みほ「何の話してたの?」
沙織「ゆかりんがね! ゆかりんがね!」
みほ「優花里さんが?」
華「……あら?」
麻子「まぁ、その話だ」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:25:34.62 ID:tFz8COid0
優花里「と、とりあえずお昼にしましょう! お昼に」
麻子「……そうだな」
みんな「いただきまーす」
麻子「さて、話を戻そうか」
沙織「麻子、なんかいつにも増して食いつきいいね」
麻子「気になるだろ」
華「気になります」
優花里「みほ殿ぉ早速バレそうです」ヒソヒソ
みほ「みんなにならバレちゃっても……」ヒソヒソ
麻子「この休みに何があったのか」
華「聞かせてもらいたいですわ」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:26:39.73 ID:tFz8COid0
みほ「実は……」
みほ「昨日のあれ、優花里さんの部屋でやってたの」
みほ「私パソコンとか強くないから、優花里さんの借りて」
みほ(嘘は言ってないもん//)
優花里「そのあと一緒にお昼ご飯食べたりして……」
優花里(本当のことですからね//)
麻子「下の名前で呼び合う仲になったと」
沙織「麻子、それ普通だから」
麻子「そ、そうだな」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:30:25.57 ID:tFz8COid0
華「そうでしたの。私はてっきり……」
みほ「っ////」
優花里「……///」
沙織「華ったら、そんなの一朝一夕でないって」
沙織「そもそも女の子同士なんて、そうそうあるわけ……」
麻子「……」ドヨーン
沙織「え? 麻子どうしたの?」
麻子「気にするな……」
沙織「?」
優花里(今更、そうそうないとこまでいったなんて言えません///)
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:36:18.43 ID:tFz8COid0
沙織「そしたらさーゆかりん、私達のことも名前で呼んでよ」
みほ「えっ」
華「いいですわね。私達も優花里さんの友だちですもの」
優花里「あ、えっと、でしたら」
優花里「さ、沙織さん」
沙織「わっ! なんか新鮮」
華「私も呼んで頂いていいですか?」
優花里「は、はい。えぇと、華殿」
華「はい」
麻子「わ、私も……」
優花里「ま、麻子殿」
麻子「……むずむずするな」
沙織「でしょでしょ!」
優花里「あぅぅ……恥ずかしいです」
みほ「……」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:40:33.32 ID:tFz8COid0
午後の授業
みほ「はぁ……」
みほ(優花里さんがみんなと仲良くなるのは悪いことじゃないのに……)
みほ(なんだろう……ううん、分かってるよ)
みほ(優花里さんに名前で呼ばれるの、私だけがよかったなぁ)
みほ(ちょっとわがままかな?)
みほ(わかがまだよね……)
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:46:00.53 ID:tFz8COid0
優花里(お昼は恥ずかしかったけど、みんなともっと仲良くなれた気がしました)
優花里(でも、みほ殿とはあんまりお話しできませんでしたね)
優花里(あ~んもしてもらえなかったし)
優花里(それに、少し機嫌悪かったような……)
優花里(はっ……まさか私、知らぬ間にみほ殿に失礼なことを)
優花里(どうしよう謝らないと……)
優花里(みほ殿~……)
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:50:59.80 ID:tFz8COid0
キ~ンコ~ン……
先生「よし、じゃあ今日はここまで」
先生「さっき言った課題は水曜までだからな。忘れるなよ」
優花里(え? 課題!?)
優花里(みほ殿のことばかりで授業聞いてませんでした……)
優花里(後で誰かに教えて貰いましょう……)
優花里(そんなことより、次は戦車道です)
優花里(みほ殿に会えます!)
ハンガー
優花里(っと急いで来たのはいいんですが……)
優花里(まだ誰もいませんね)
みほ「優花里さん」
優花里「うわっ」ビク
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 22:56:38.88 ID:tFz8COid0
みほ「ごめん、驚かせちゃった?」
優花里「みほ殿でしたか……他のみなさんは?」
みほ「私だけ先に来ちゃった」
優花里「あはは、一緒ですね。私も駆け足で来ちゃいましたよ」
みほ「そうだね」ニコ
みほ「……優花里さん。お昼のことなんだけど」
優花里「そうでした! 私、何かみほ殿に失礼なことをしてしまったんじゃ……」
みほ「ううん、違うの。悪いのは私」
みほ「優花里さんがみんなを名前で呼んでるの聞いて、ちょっとやきもち焼いただけ」
優花里「/////」
みほ「優花里さんがみんなと仲良くするの、見てるのが嫌で……」
みほ「優花里さんが名前で呼ぶ人が、私だけならいいのにって///」
優花里「み、みほ殿!」ギュウウ
みほ「優花里さん!?////」カァ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:01:32.76 ID:tFz8COid0
優花里「そんな心配いりませんよ」
優花里「わ、私も、もうみほ殿のものです////」
優花里「例えチトや7TPやDL43を積まれても、この心は靡きません!!」
みほ「……」
みほ「ふふっ何その例え////」
優花里「わ、笑わないでくださいよぉ!」
みほ「ごめんごめん。でも安心した」
優花里「よかったです///では……」
みほ「だめ」ギュ
優花里「み、見つかっちゃいますよ////」
みほ「まだ誰も居ないから大丈夫///」ギュウ
優花里「そうですね////」
ドサッ
みほゆか「っ!!」ビクッ
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:05:45.53 ID:tFz8COid0
麻子「うぐっ……」
沙織「イタタ……」
華「大丈夫ですか?」
麻子「早く……どいてくれ……潰れる」
優花里「み、みみなさん……」
みほ「いつから……?」
沙織「みほ殿のものです! あたりから?」
優花里「//////」フラ
みほ「優花里さん!?」
桃「お前たち……ここ、こ、こんな……」
柚子「桃ちゃん落ち着いて」
桃「桃ちゃんいうな!」
杏「あ~あ~お熱いことで」モグモグ
みほ「会長たちまで////!?」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:10:12.41 ID:tFz8COid0
そど子「た、隊長自ら風紀を乱すとは……な、なな」
ゴモヨ「校則に恋愛禁止はないですよ」
パゾ美「そうですよ委員長」
妙子「えい!」パシ
典子「はい!」トン
忍「さぁ!!」バシッ
佐々木「大丈夫です。びっくりしすぎて現実逃避しているだけです///」
ねこにゃー「わー……わー////」
ももがー「落ち着いて」
ぴよたん「後輩が百合だった件っと」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:15:35.34 ID:tFz8COid0
カエサル「来た、見た、百合だった」
エルヴィン「隊長を射止めるとはさすがはグデーリアンだ」
おりょう「世の中というものはかきがら計である」
おりょう「人間というものは世の中のかきがらの中にすんでおるものであるわい」
左衛門佐「傾奇け傾奇け! 傾奇くが花よ」
ウサギさん達「先輩! お幸せに」
自動車部(車内で整備してて、最初からいたなんて言えない)
みんな「わいわい、がやがや」
みほ「は、ははは//////」カアァ
優花里「きゅぅ……///」シュー
みほ「//////」
みほ「全員乗車ーー!!!」
みんな「は、はいっ!」ビクッ
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:23:55.02 ID:tFz8COid0
ドンッ
みほ「ウサギさん発砲遅い!」
あゆみ「はい」
利奈「いつもより厳しいよー」
みほ「右戦車、徹甲集中!」
みほ「停止用意!……止まれ!」
みほ「撃て!」
ドンッ
みほ「カバさんしっかり止まって!」
エルヴィン「了解した」
おりょう「ほとんど八つ当たりぜよ」
左衛門佐「まぁそう言ってやるな」
みほ「華さん照準しっかり」
華「はい」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:30:43.94 ID:tFz8COid0
みほ「後退用意!……後へ!」
グオンッ
みほ「麻子さん少し遅れたよ!」
麻子「すまない」
みほ「アリクイさん後退! 早く!」
ももがー「ごめんなさいっ」アセアセ
みほ「同一目標! 止まれ!……撃て!!」
みほ「命中」
みほ「カメさんは外してますよ! しっかり狙ってください」
桃「うぅ……」
杏「よしよし」ナデナデ
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:35:16.58 ID:tFz8COid0
杏「しっかし、西住ちゃんの照れ隠しモードはすごいね」モグモグ
みほ「前進用意!……前へ!」
みほ「目標変換、左戦車! 弾種変更対榴!」
みほ「優花里さん、装填素早く!」
優花里「はい! ……なんで私まで」ワタワタ
みほ「小隊集中行進射! 小隊左へ! 撃て!!」
ドォン!
みほ「命中! 撃ち方、止め!」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:40:42.56 ID:tFz8COid0
沙織「疲れた~……」
華「ほんとですわ……」
麻子「それにしてもだ」
優花里「お疲れ様ですーみほ殿!」
みほ「お疲れ様。さっきはごめんね? 怒鳴っちゃって」
優花里「いえいえ。先ほどのみほ殿も凛々しくて素敵でした!」
みほ「ありがと」ニコ
優花里「それでですね」
みほ「?」
優花里「もう、私達の関係って隠すことありませんよね?」
みほ「うん。結局みんなにバレちゃったし」
優花里「それじゃあ!」
みほ「はいはい」ナデナデ
優花里「これ好きです////」ニヘ
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:45:30.12 ID:tFz8COid0
みほ「優花里さんわんちゃんみたい」
優花里「わん!////」
麻子「なんだあれは」
沙織「なんかお似合いって感じだね」
華「そうですわねぇ」
麻子「女子同士だがな」
沙織「麻子! 恋愛に性別なんて関係ないよ! 愛さえあれば!」
麻子「……そうか」
沙織「いいなー私も早く彼氏できないかな」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:50:56.88 ID:tFz8COid0
麻子「なあ沙織」
沙織「ん~?」
麻子「少し、話があるから……か、帰りに私の家に来てくれないか?」ドキドキ
沙織「? 別に良いけど」
エリカ「意外とまともな訓練してますね。偵察も無駄ではなかったようです」
エリカ「装備は敵ではありませんが、乗員の練度はそこそこ良いようですね」
まほ「……」
エリカ「隊長?」
まほ「みほと……」
エリカ「え?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/01(金) 23:55:36.77 ID:tFz8COid0
まほ「私のみほと何やってるんだあのもじゃもじゃは!」
エリカ「お、大声出さないでください。気づかれたらどうするんですか?」
まほ「構わん! あの犬ッコロをみほから引き離す!」グッ
エリカ「どこ行く気ですか!? やめてください!」
まほ「止めてくれるな!」
エリカ「止めますよ!」
エリカ「こんな弱小の偵察に来たなんて知れたら、我が校の沽券に関わります!」
まほ「離せ! 私は行く!」
エリカ「だめです!」
杏「……」チラ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:00:54.65 ID:6Peo0YRs0
杏「いやーあっついねー」ヤレヤレ
柚子「会長、さっきからそればっかりですよ」
杏「でさ、2人はもうキスとかしたの?」
まほ「!!?」
桃「きっ……す///」
みほ「なっ……////」
優花里「会長っ///!?」
エリカ「なんで隊長が真っ先に反応してんですか」
まほ「うるさい。黙れ。声が聞こえないだろ」
エリカ「はぁ……もういいです。勝手にしてください」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:05:49.46 ID:6Peo0YRs0
優花里「そんな……無理ですよ!」
みほ「優花里さん……」シュン
優花里「あ、いえ……したいですけど///! 恥ずかしいです」
沙織「えー! まだだったの!?」
華「あらあら」
麻子「きす……///」
杏「あんなに見せつけといて、キスもまだなのー!」
みほ「会長! 声が大きいです///」
まほ「そうか……まだか、まだ間に合う」ホッ
エリカ(なんでこんな人が隊長なんだろう……)
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:10:40.90 ID:6Peo0YRs0
みんな「なになに!?」「キスだって」「ほんとに///」「わーわー」
杏「桃」チラ
桃「……」コクン
杏「それなら、今しちゃいなよ」
柚子「ファーストキスですね」
優花里「こ、ここで!?」
みほ「それは、恥ずかしいですよ///」
杏「秋山ちゃんだからねー、こうでもしないとキス出来ないでしょ」ニヤニヤ
優花里「みほ殿ぉ……」
みほ「……」グッ
優花里「みほ殿!? 今、会長の話に納得しましたよね!?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:17:36.44 ID:6Peo0YRs0
みほ「優花里さん////」
優花里「み、みみ、みほ殿////」
みほ「みんなも応援してくれてるし////」
優花里「恥ずかしいです////」
みほ「私もしてみたいから///」
優花里「……分かりました」
優花里「でも、ここではちょっとだけですよ//」
優花里「ちゃんとしたのは帰ってから////」カァ
みほ「うん///」
優花里「い、いきますよ///」
みほ「////」ドキドキ
優花里「/////」ドキドキ
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:24:50.21 ID:6Peo0YRs0
チュッ
ドオォン!
みほ「きゃっ!」
優花里「うわぁ!」
沙織「何!?」
麻子「ヘッツァーだな」
華「////」
杏「祝砲だよ祝砲! いやぁ~よかったよ」
みほ「うぅ////」
優花里「はぅ////」
みんな「これで正真正銘恋人だな」「おめでとうございます先輩」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 00:27:44.12 ID:6Peo0YRs0
まほ「くそ! くそっ!!」
エリカ「まさかバレていた上に撃ってくるとは……」
まほ「私としたことが……みほの純潔が……」
エリカ「ほら、さっさと逃げますよ隊長」
まほ「許さないからなあのもじゃもじゃー!!」
優花里「!?」ブル
みほ「どうしたの優花里さん?」
優花里「い、いえ、なんか変な寒気が……」
みほ「風邪かな?」ピト
優花里「っ/////」
みほ「ちょっと熱っぽい」
優花里「幸せ熱です////」ニヘラ
おわり
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[名無しさん]
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