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京子「結衣ー、散歩行こうぜー!」

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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 22:43:04.04 ID:n9x38ueZ0

結衣「はぁ。なに言ってんだ?」

京子「いいじゃんかぁ~、どうせゲームしてるだけでしょ」

結衣「まぁ、今日はもう家事も終わったけどさ」

結衣「けどもう夜だぞ……こんな時間に外に出てみろ、補導されでもしたらどうするんだよ」

京子「大丈夫だって、結衣は心配性だなぁ。というわけで先に行ってるねー!」ダッ

結衣「おい、京子!?」

結衣「……はぁ、毎度あいつときたら」



京子「お、きたきた」

結衣「ハァハァ……いきなり飛び出すな」

京子「もぉー、遅いよ結衣」

結衣「しかたないだろ、電気消して戸締りもしなきゃいけないんだから」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 22:44:32.73 ID:n9x38ueZ0

京子「まぁ、とにかくレッツらごー!!」

結衣「って、ほんとに行くのかよ」

京子「ほら、足を止めない!」

結衣「……どうなっても知らんぞ」



結衣「で、どこにいくつもりだ」

京子「さぁ?」

結衣「さぁって……どこか行きたい所があるんじゃないのか」

京子「散歩だって言ったでしょ。ぶらぶらしようやい、結衣さんや」

結衣「ならコンビニでも行くか?」

京子「だーかーらー、せっかくの深夜徘徊なんだからそういう無粋なことは言わない約束でしょ」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 22:48:40.25 ID:n9x38ueZ0

結衣「散歩じゃなかったのか……それに無粋ってなんだよ」

京子「もぉ、結衣はロマンってものが分かってないなぁ」

京子「深夜。昼間とは違って人通りのなくなった街を歩く、そこにコンビニとかいう現実的なものが出てきちゃだめなの」

結衣「そんなもんか?」

京子「そういうもんなの」

結衣「はいはい」


京子「ふわぁ~」

結衣「眠いのか、なら帰ろう」

京子「ううん、まだまだわたしたちの冒険は始まったばかりだよ」

京子「とにかく、まだ帰らないから」

結衣「……まぁ、ここまできたら気が済むまでつきあうよ」

結衣「こんなことでもない限り自分でしようとは思わないからな」

京子「ほほう、それはそれは」

結衣「……なんだよ」

京子「いやー、なんでもないって」ニヤニヤ


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 22:51:33.33 ID:n9x38ueZ0

結衣「ええい! さっさといくぞ!」

京子「ああ、ごめんってば」

結衣「ったく、少しは反省したか?」

京子「しました、ほら、このとおり」

結衣「そうか、ならいい」

京子「……はぁい。あれ、ここらへんって見覚えがあるような?」

結衣「ほんとだ、昔よく遊んでた公園の近くだ」

京子「おぉ! すごい偶然!今から行ってみようよ!」

結衣「だから走るなって!」



京子「おぉ、なつかしい!」

結衣「へぇ、昔とぜんぜん変わってないなぁ」

京子「お、ジャングルジムだ」

京子「よっと」トン トン

京子「ほら、結衣もきなよー!!」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 22:55:23.05 ID:n9x38ueZ0

結衣「わたしはいいよ」

京子「えぇ、つまんないーほらーはやくー!」

結衣「大声だすな。誰かに見つかるぞ」

京子「ふふん、そう思うなら早くきたほうがいいぞ」

結衣「はぁ……しょうがないなぁ」

結衣「よっと」

京子「ほい、手掴んで」

結衣「あぁ」

京子「うんしょ」


京子「おぉー!星が綺麗だねー」

結衣「あぁ、雲ひとつないからよく見えるよ」

京子「でも、ジャングルジムってこんなに低かったかな……子供のときは昇るのも恐かったのに」

結衣「そりゃあ、あの頃に比べたら背も大きくなってるしさ」

結衣「それだけ時間が経ったてことだよ」

京子「……そだね」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 22:59:30.50 ID:n9x38ueZ0

京子「ん?」

京子「あ、流れ星!」

結衣「え!?」

京子「ね、願い事しなきゃ!」

京子「…………」

結衣「あ、消えちゃった」

京子「ふふ、でも願い事はきちっとしたよ」

京子「いやーラッキーだったね」

結衣「ほんと、こんなことがあるなら京子の無茶に振り回されるのも悪くないかも」

京子「ねぇねぇ、なにお願いしたか聞きたい?」

結衣「いいよ、こういうのは他人に話したりしたら効力がなくなっちゃうっていうだろ」

京子「……結衣って以外とロマンチストなんだね」

結衣「深夜徘徊がどうこう語るやつに言われたくない
    で、わたしのお願いは聞かないのか?」

京子「……いいって、、わたしたちって似たものどうしだって分かったからさ」

結衣「……?」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:03:45.53 ID:n9x38ueZ0

京子「で、次は何して遊ぶ?」

結衣「遊ぶっていわれても、子供用の遊具ばっかりだしな」

京子「えぇー、そんなのダメだって。どうやって楽しもうか常に考えていかなきゃ」

結衣「楽しむか……」

結衣「そういや、昔ここで京子がさ……」

京子「よっこいしょ」スウ

結衣「おい、急に立つなって危ないぞ。どうしたんだよ」

京子「うん、目線高くしたら街の明かりがよく見えて綺麗かなーって」

結衣「さっきから光ってるもんばっかりだな、おまえは虫か」

京子「うぅ、さすがにそれはヒドイよ」

結衣「スマン」

京子「うーん、だめかな……あんまりかわんないや」

結衣「ま、そうだろうな」

京子「……また流れ星こないかな、うわ!?」ズル

結衣「京子っ!?」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:06:59.59 ID:n9x38ueZ0

ガシ

京子「あぁ……」

結衣「はぁ……はぁ、間に合った」

京子「ゆ、ゆいぃ……」

結衣「ほら、ゆっくり戻ってこい

京子「……はぁ、助かった、ごめんね結衣」

結衣「気をつけろよ。落ちてたらどうなってたことか」

京子「あはは、心配かけてごめんね……」

結衣「いいって、ほら、怪我ないか?」

京子「平気平気」

京子「…………」

結衣「京子?」

京子「うぅ……グス、うえええええん!」

結衣「お、おい? なんなんだよ」

京子「だってぇ安心したら……気が抜けて、泣けてきちゃって」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:10:30.26 ID:n9x38ueZ0

結衣「ほら、手握っててやるから」

京子「……うん」


京子「……」

結衣「落ちついたか?」

京子「うん、もう大丈夫」

結衣「はぁ、さっきから振り回されてばっかりだな」

京子「……やっぱり嫌だった?」

結衣「いや、ホントに嫌ならこんなところに居るわけないだろ」

京子「えへへ……そっか」

結衣「でも、さすがに疲れたな。そろそろ帰るか」



京子「ねぇ、さっき昔がどうとか言ってたけど」

結衣「あぁ、あのことか……ちょっと長くなるけどいいか?」

京子「うん、どっちにしろ家に帰るまで時間かかるし」

結衣「そうだな……」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:15:26.27 ID:n9x38ueZ0

京子(結衣が話してくれた想い出、それはわたしにとって何度も思い返してきた馴染み深い出来事)

京子(その日、お父さんはわたしを遊園地に連れて行ってくれることになっていた)

京子(でも急な仕事が入っていけなくなり、わたしはショックをうけて泣きわめいた)

京子(お母さんになだめられて泣きやんだ後も、自分の部屋に引きこもって一人沈み込むばかり)

京子(……そのまま家にいると、お父さんの申し訳なさそうな顔を思い出してしまうのが嫌で)

京子(わたしは結衣やあかりといつも遊んでいる公園に行くことにしたんだ)

京子(でも、一人で公園にいてもすることが無い)

京子(やはり帰ろうかと思った矢先、激しい雷が鳴り響き、滝のような雨が降り出してきた)

京子(雷が怖くて、思わず近くにあった貝殻の形をした遊具の下に隠れたまではよかったけれど)

京子(とっさに動いたせいか足を痛めて動けない)

京子(雷への恐怖と雨の冷たさが合わさり、膝を抱えて震えていることしかできなくて……)

京子(そんなとき、激しい雨音を突き抜けて聞こえた声が、意識を闇の中から引き戻した)

京子(顔を上げた先には、びしょぬれになった結衣の姿があった)


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:21:07.68 ID:n9x38ueZ0

結衣「夕方くらいにさ、おばさんから京子が帰ってこないって電話がかかってきたんだ」

結衣「わたしは一人で家にいるように言われたんだけど、母さんがいなくなってしばらくしてから
   やっぱり心配になって飛び出したんだ」

結衣「最初はどうすればいいか途方にくれてたんだけど……」

結衣「いつもかくれんぼでお前が貝殻の中に隠れてること思いだしてさ、もしかしたらって」

結衣「まぁ、京子がわたしを見つけた途端、飛びついて泣き出しちゃってたのには参ったよ」

京子「…………」

京子「ゆいー」

結衣「なに?」

京子「恥ずい……」

結衣「ブッ!」

京子「わ、笑うなよ!」

結衣「ごめんごめん。あとちょっとだから」

結衣「話はとぶんだけど、ジャングルジムでの『どうやって楽しもうか常に考えていかなきゃ』
   って言葉を聞いて思ったんだ。もうあの頃とは違うんだなぁって」

結衣「最近だと千鶴のときも泣いたりしてたけどさ。それでも次の日にはいつもの京子に戻ってたから、
   昔の臆病で人づきあいが苦手な京子はいない、もう一人で立ち直れるほど強くなれたんだって」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:23:37.02 ID:n9x38ueZ0

結衣「でも、その直後のケガしそうになって私に助けられて泣いてたのなんか、昔とぜんぜん変らなくてさ」

結衣「あぁ……やっぱり昔のままなんだって」

結衣「自分がなさけなくなったよ。勝手に京子のこと決めつけて、結局一番大切なことは分かってなかった」

結衣「えっと……つまり、強がってないで昔みたいに弱い自分をさらけ出していいんだよ」

結衣「最近の私はお前に励まされてばっかりだった」

結衣「1年のときは放課後手持無沙汰でぼーっとすごしてたら、ごらく部を作って楽しませてくれたり」

結衣「一人暮らしで寂しがってたらいつも家に来てくれる」

結衣「でもさ、やっぱりそういうんじゃないんだ」

結衣「ずっとそんなふうに気をつかいあうってのは、わたし達らしくないと思う」

結衣「なぁ……京子はどう思う?」

京子「……結衣のばか、頭ぐちゃぐちゃになってわかんないよ!」

結衣「ごめん」

京子「謝んな、そんなことされた最高にダサイじゃん」

京子「……まった、く……ゆいは、おっちょこちょいな、んだっ、から……」

結衣「…………」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:29:03.90 ID:n9x38ueZ0

京子「うん、ゆいのワガママ聞いてあげてもいいよ」

京子「でも、条件一つ」

結衣「いいよ」

京子「……おんぶして」

結衣「はぁ!? な、なに言いだすんだ」

京子「今さら文句いってもだめ、いいって言ったもん」

京子「それに、じつはさっきので足痛めた」

結衣「……ここまで普通に歩いてきてただろ」

京子「あ~もう! とにかくさっさとおぶって!」

結衣「……わかったよ!」


結衣「……乗り心地はどう?」ドキドキ

京子「うん、問題ない」

結衣「そっか」

トコトコ

京子「…………」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:34:22.64 ID:n9x38ueZ0

結衣「……ここまできたらあと30分くらいか……」

京子「……結衣の背中、思ってたより小さいね」

結衣「そうかな、自分じゃよくわからん」

京子「なのにさ、わたしのこと軽々持ち上げて、汗一つかかない」

京子「こうやって、結衣の体に触れてると安心する。どんなことも恐くなくなっちゃうんだ」

京子「結衣はわたしに頼りっきりだって言ってたけどさ、ぜんぜんそんなことない」

京子「わたしさ、ずっと恐かったんだよ。泣き虫のままだったらいつか結衣に見捨てられるかもって」

京子「だから、結衣を引っ張っていけるくらい強くなろうって思って、それで……ずっと頑張って」

京子「わたしが突拍子のない行動できるのもさ、結衣がいるからなんだよ」

京子「今まで演じてきた強い自分も、結衣がいないと存在しなかった……ううん、できなかった」

京子「……だからさ」

京子「ありがとう」

京子「今日まで、ずっとわたしと一緒にいてくれて」

結衣「……」ドキ

結衣「れ、礼を言われるほどのことじゃない」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:38:34.07 ID:n9x38ueZ0

京子「ならさ、これからもずっと一緒にいてくれる?」

結衣「あたりまえだろ」

京子「えへへ、そうだね」

京子「ねぇ……」

結衣「あぁ」

京子「約束だよ」

結衣「約束だ」



結衣「……わたしの願いごとはさ、京子と恋人になりたいってことなんだけど」

結衣「叶うのはまだまだ先かな……」

結衣「ふふ、聞いてないか」

結衣「ま、そうじゃないとこんなこと口にだして言えないんだけどさ」

結衣「それでも、いつか必ず言ってみせるから

京子「……スゥ」

結衣「いい夢みなよ、京子」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 23:39:22.57 ID:n9x38ueZ0

…………
…………………………
……………………………………

京子(…………)

京子(お星様……お願いします)

京子(ずっと)

京子(ずーっと! 結衣と一緒にいられますように)




おわり


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■コメント

 [名無しさん]

本格的な結京なんていつ以来だ
結婚しちゃえよもう

 [名無しさん]

お二人の結婚式はまだですか?

 [名無しさん]

言われて見れば結京久しぶりだなー
■コメント


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