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リゼ「今日こそ決着を」千夜「つける時みたいね」シャロ「私のために争わないで!」

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http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
1: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:34:18.06 ID:Axc7ZlBa0

先日のスレ【ごちうさ】チノ「ココアさんにプレゼントをします」のサイドストーリーっぽいものです。
作者は同じですが、内容は大して被らず、ぴょんぴょん品質は保証しかねます。

前スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407126088/


2: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:35:15.79 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「共にいた時間こそ千夜には負けるが、シャロは私がいただく!」

シャロ「リゼ先輩!?」

千夜「高校でのシャロちゃんこそ知らないけれど……」

千夜「シャロちゃんはこれまでも、そしてこれからもずっと私のものよ。誰にも渡さないわ」

シャロ「千夜!?」

リゼ千夜(ゴゴゴゴゴゴ)

シャロ「ふ、二人ともやめてよ、こんな…」

リゼ千夜「シャロ(ちゃん)はちょっと黙ってて」

シャロ「ど、どうしてこんなことに……」


3: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:36:34.43 ID:Axc7ZlBa0

遡ること三十分前

シャロ「もー、あんこが降って来たせいでお店までべたべたよ」

シャロ「千夜、あんたもちゃんと掃除なさいよ」

千夜「ちょっと待って、今ココアちゃんとチノちゃんがすっごくいいとこなのよ」

シャロ「そっとしといてあげなさいよ……ほら、雑巾」

千夜「はーい」


4: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:38:13.13 ID:Axc7ZlBa0

シャロ「やっと片付いたわね…」

千夜(あ、シャロちゃんのほっぺにまだクリームが)

千夜(……チノちゃんの真似しちゃおうかしら)

千夜「ねえシャロちゃん」

シャロ「ん、なによ」

ちゅっ

シャロ「」

千夜「クリーム、ついてたわよ♪」

シャロ「な、な……///」

リゼ「何をしているんだ!」


5: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:39:53.73 ID:Axc7ZlBa0

シャロ「!? り、リゼしぇんぱい!?」

リゼ「千夜……お前がシャロと幼馴染なのは知っている」

リゼ「だ、だが今のは幼馴染だからとかそういう領域の行為ではないだろう!」

千夜「あら……良いじゃない。私はシャロちゃんのこと大好きなんだもの」クスクス

シャロ「え!?」

リゼ「なっ……わ、わた、私だってシャロのことは好きだ! 大好きだ!」

シャロ「リゼ先輩!?」


7: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:41:43.17 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「前々からずっとシャロのことを想っていたんだ。でも、言い出す勇気が無かった」

リゼ「そう、私だってシャロのことは想っている。だからこそ千夜、今のお前の行動は黙認できない!」

千夜「あら、前々からなんて……私は身長が今の半分だった頃からシャロちゃん一筋よ」

千夜「体の隅々まで、知らないところなんてないわ」

シャロ「な、何言ってるのよ!!」


8: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:43:03.62 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「なあ、シャロはどうなんだ」

シャロ「ふぇ! わ、私ですか…」

千夜「そうね、シャロちゃんはどっちのほうが好きなのかしら。リゼちゃんはただの憧れで、勿論私よね?」

リゼ「私を選んでくれ、シャロ」

シャロ「そ、そんな……そんなの決められるわけないでしょ!!」

千夜「そう……それなら、どっちの想いの方が強いか、シャロちゃんに見せてあげるわ」

リゼ「勝負、というわけか…面白い」

シャロ「どうしてそうなるのよー!!」


9: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:44:51.91 ID:Axc7ZlBa0

シャロ(そして現在に至る…と)

   (なんで私のために二人が争うのよ)

   (私にとっては二人とも大切な人よ?)

   (どちらか一人、なんてそんな…)

   (でも……いつかは選ばなきゃ、いけないのかな…?)


10: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:46:51.63 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「勝負方式はどうする? 生き残ったほうの勝ちで良いか?」

千夜「それだといくらなんでもリゼちゃんが優位すぎるわ」

千夜「そうね、ラテアート対決なんてどうかしら。ラテアートを作って、シャロちゃんに評価してもらいましょう」

リゼ「それも私の得意分野だが…良いというならそれで勝負だ!」

千夜「じゃあ準備してくるわね。待っててねシャロちゃん」

リゼ「最高のラテアートで、シャロ……お、お前を私のものにしてみせるからな!!///」

シャロ「ちょっと、待っ」

シャロ「行っちゃった。仕事中なんですけど……」

シャロ「……」

シャロ「……あ、クレープお買い上げですか、ありがとうございますー」


11: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:48:24.71 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「準備は良いか、千夜」

千夜「こっちの台詞よ。リゼちゃん。いつでもいいわよ、シャロちゃんが始めて」

シャロ「もう、しょうがないわね。ラテアート対決、はじめー(棒)」

リゼ「オラオラオラオラオラオラァ!」

リゼ(フッ、圧倒的スピード、そして経験の成す繊細な技術、千夜が勝てるわけ…)

千夜「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

リゼ(は、早い!?)

千夜(私だって、ラテアートの話を聞いた時からずっと研究と練習を重ねてきたのよ)


12: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:50:09.53 ID:Axc7ZlBa0

千夜(何より、リゼちゃんには私に絶対に勝てない『理由』があるっ!)

  (私の作っているのは抹茶のラテアート)

  (でも、リゼちゃんの作っているのはいつものコーヒーラテアート!)

  (ラテアート対決は見た目と共に味も重要になる……)

  (カフェインで酔うのを嫌うシャロちゃんなら、きっとコーヒーは選ばない!)

  (そうでなくとも、仕事中のシャロちゃんを酔わせるような人に、シャロちゃんは任せられないわ)

  (ちょっと卑怯だけれど……)

  (何が何でも、シャロちゃんは、渡したくないっ!)


13: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:51:37.65 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「よし、できた! シャロ、見てくれ」

シャロ「こ、これは……私の顔! それも写真をプリントしたような出来栄え!」

リゼ「シャロのことを想いながら作っていたらこうなってしまってな/// 味も、悪くは無いと思う」

シャロ「自分の顔を飲むのもなんか複雑ですが……その前に先輩、私コーヒーは…」

リゼ「大丈夫だ。酔わないから飲んでみろ」

千夜「!?」

シャロ「ううん……先輩がそう言うなら……」ゴクゴク


14: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:53:28.79 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「どうだ?」

シャロ「……! 本当だ。頭がふわふわしてきません!」

千夜(どういうことなの…)

リゼ「シャロはカフェインに弱いからな」

リゼ「それでも私のコーヒーを飲んでもらいたかったから、カフェインの少ないコーヒーを作ってみたんだ」

リゼ「口に合ったら嬉しいけど…//」

シャロ「せ、せんぱぁい…」

千夜(ま、まずいわ!)「シャロちゃん、次は私のを見て」


15: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:54:48.21 ID:Axc7ZlBa0

シャロ「こ……これは……千夜の顔(浮世絵風)!?」

千夜「タイトルは『私を食べて』///」

シャロ「こういう時こそオブラートに包んで欲しかったわ!」

千夜「極上のお抹茶よ。きっと美味しいと思うわ」

シャロ「ん……いただきます…」

千夜「ドキドキ」

シャロ「」

シャロ「」ポワーン

千夜「!?」


16: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:56:21.02 ID:Axc7ZlBa0

シャロ「あるぇ、普段は抹茶くらいにゃら…平気にゃのに…」

千夜「な、なんで酔ってるのシャロちゃん!」

リゼ「抹茶にもカフェインが含まれているから、かもな…」

千夜「えっ」

リゼ「シャロは紅茶もたまに飲むし、抹茶も平気ってことは、微量ならカフェインは平気なんだろう」

リゼ「ただ、今は私が僅かにカフェインの含まれたコーヒーを飲ませた後だし」

リゼ「普段より味の濃いものを作ったのなら、それだけカフェインも増えているだろう…と思う」

千夜「そ……そんな」


17: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:57:54.75 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「勝負は終わりだ。後はシャロに決めてもらう。おいで、シャロ」

シャロ「リゼしぇんぱぁい…?」フラ~

千夜「…………(ギリッ」

千夜(結局、シャロちゃんを酔わせてしまったのは私の方……なんてこと…)

千夜(今の私には、シャロちゃんを呼ぶ権利すら…)

??「そこまでですよ~」


18: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 22:59:56.34 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「お前は……」

千夜「青山さん? どうしてここに」

青山「シャロさんは貰っていきますね」ヒョイッ

シャロ「ほえぇ?」

千夜「えっ、お姫様…」

リゼ「抱っこ…?」

青山「ではっ♪」ズダダダダダ

千夜リゼ「「羨ましい!」」

リゼ「じゃない逃げた! 追うぞ千夜っ!」

千夜「ええ、リゼちゃん!」


19: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:02:18.61 ID:Axc7ZlBa0

千夜「って私全然走れないんだったわ……」ゼェゼェ

リゼ「千夜はそこで、私がシャロを助けるところを指をくわえて見てるといい!」

千夜「シャロちゃん……」


20: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:03:41.33 ID:Axc7ZlBa0

一年前~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャロ「千夜~、聞いて聞いて~」

千夜「どうしたのシャロちゃん」

シャロ「高校でね、素敵な先輩に会ったのよ」

シャロ「最初は通り道にいた兎を追い払ってくれたんだけどね」

シャロ「うちの学校の中では珍しいお嬢様っぽく無い人で…優しくて、頼りになる、そんな人」

シャロ「仲良くなれたら良いなあ」

千夜「…………そう、良かったわね。きっと仲良くなれるわよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


21: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:05:55.45 ID:Axc7ZlBa0

リゼ「待て、シャロを離せ!」

青山「今のあなたたちに返すわけにはいきませ~ん♪」シュン

リゼ「なんて速さ……本当に小説家なのか…?」

千夜(あぁ…私のシャロちゃんが……遠くに)

千夜(そんなの嫌ッ!)ギリリッ

千夜「負けて……」

千夜「たまるもんですかああぁ!!」ズドドドド

リゼ「なっ」

青山「えっ」

バッ


22: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:07:43.16 ID:Axc7ZlBa0

シャロ「んぅ……千夜…?」

千夜「シャロちゃんは…シャロちゃんは……私の一番大切な…」ポロポロ

千夜「うっ」バタリ

リゼ「千夜! 大丈夫か!?」

青山「ま、まさかこんな無茶をされるなんて……けど、気絶しているだけのようですね」

リゼ「青山さん、なんでこんなことを……まさかあなたもシャロを!?」

青山「シャロさんは確かに好きです。ですがそうでなく、ちょっと見てられなかったので」

リゼ「?」


シャロ「なんで気づいたら店から離れて、千夜が私の上で寝てるのよ…」


23: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:09:42.07 ID:Axc7ZlBa0

千夜「ん……」

リゼ「目が覚めたか」

千夜「ここ……シャロちゃんの家…」

シャロ「そうよ。三人で運んできたんだから」

青山「私はあんこちゃんを連れてきただけですがー」

千夜「シャロちゃん……ごめんね、仕事中だったのに」

シャロ「それを言ったらまず勝負なんてするなって話になるわよ……それはもういいわ」

千夜「私…私、やっぱりシャロちゃんにはふさわしく」グスッ

シャロ「ちょっと待って」

千夜「?」


24: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:11:10.51 ID:Axc7ZlBa0

シャロ「私はね、そもそも二人に争ったりして欲しくないの!」

シャロ「確かに、私は二人のどちらかを今選ぶこともできないわよ」

シャロ「けど、私にとって、リゼ先輩は大切な憧れの先輩だし、千夜はかけがえのない幼馴染よ」

シャロ「私の言動一つで、二人のどちらかと疎遠になるなんて、そんなの嫌よ!」

千夜「シャロちゃん…」

リゼ「シャロ…」

青山「シャロさん…」


シャロ「……青山さんはなんでいるの?」


25: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:13:02.64 ID:Axc7ZlBa0

青山「酔った勢いでどちらかになびく…なんて、きっと誰も望んでいない結果だと思うんです」

青山「それに、遠くから見ていて、シャロさんは勝負そのものが不満なようでしたし」

青山「勝負そのものを流す為に、ちょっと強硬手段を」

リゼ千夜シャロ(((またストーカーしてたんだ…)))


シャロ「まぁ、とにかくそういうことだから」

シャロ「私と…そういう関係になりたいなら、……自分で言うのもなんだけど」

シャロ「私を無視して勝負なんてしないで」

シャロ「もっとちゃんと、好きにさせてよね///」


26: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:14:33.99 ID:Axc7ZlBa0

その後

千夜「ねえ、シャロちゃん、キスしていいかしら?」チュッ

シャロ「もうしてるじゃない!」

リゼ「ず、ずるいぞ千夜。私も…」チュッ

シャロ「り、リゼ先輩まで……」

シャロ「というか、三人で一緒に寝るとさすがにベッドが狭いんだけどぉ…」

リゼ「じゃあもっとくっつかないとな♪」

千夜「そうね、シャロちゃん♪」

シャロ「うう、さすがに暑い……」

シャロ(けど……もうしばらくは、このままで良いわよね…)


27: ◆8GtO9Q8Y8U:2014/08/05(火) 23:16:24.52 ID:Axc7ZlBa0

おしまい。

千夜とリゼが真剣にシャロを取り合うくらいでないと、千夜シャロはほぼ確定ルートだと思うのです。
どんどん最初の話と関係なくなっていきますが、最後(?)にマヤメグSSとか予定しています。

心ぴょんぴょんできたら幸いです。


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