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京子「暑い…」 結衣「んー…」

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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:01:24.41

ミーンミンミンミンミーン

京子「あつ~いよぉ…」ハァ

結衣「…」

結衣「そりゃあまあ…夏だし…」ペラ

京子「結衣は暑くないの?」ゴロン

結衣「暑いよ」

京子「本当にー?全然平気そうじゃん」

結衣「そんなことないよ」

結衣「結構汗かいてるし」ペラ

京子「本当?」

結衣「んー…」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:03:44.56

京子「ねー」

結衣「…ん?」

京子「雑誌ばっか読むのやめてよー」ゴロゴロ

結衣「ん―…」

京子「…聞いてないし」

結衣「聞いてるよ」ペラ

京子「じゃあ止めろよ!」

結衣「京子が起き上がったらいいよ」

京子「それは無理」

結衣「…」

京子「…」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:06:21.66

ミーンミンミンミンミーン

京子「…ねえ」

結衣「…」ペラ

京子「聞いてる?」ツンツン

結衣「ん?うん、聞いてる」

結衣「てゆーか近すぎ。暑苦しいだろ」

京子「動くのだるいー」

結衣「そのままゴロゴロ転がっていけ」

京子「それすらもー」

結衣「はぁ…」

京子「ため息つくなー。余計暑くなる気がするー」ジタバタ

結衣「だから近いって!」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:08:50.88

結衣「いつもは向かいに座ってるくせに」

京子「なんかこの辺マイナスイオン出てる気がして」ゴロゴロ

結衣「はぁ…。いつもの行動力はどうした?」ペラ

京子「こんだけ暑いと何もする気が起きませんー…」

京子「汗もすごいし…」

結衣「…私より汗かいてるね」

京子「そりゃあ若いですから!」

結衣「同い年だよ。てゆーか、汗かくのに若いとか関係あるの?」

京子「なんか新陳代謝?的なものとか関係あるんじゃない?」

結衣「若さに?」

京子「んー…多分」

結衣「…」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:10:16.20

ミーンミンミンミンミーン

結衣「…あのさぁ」ペラ

京子「んー?」

結衣「さっき私に用があったんじゃないの?」

京子「さっきって?」

結衣「つんつんしたじゃん」

京子「べ、べつに結衣のことが好きなわけじゃないんだからね!///」

結衣「ツンデレ的なやつじゃなくて。それにそれデレの方じゃない?」

結衣「さっき指でつっついたろ、私の足を」

京子「柔らかかったです」

結衣「感想はいらねーよ」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:11:27.09

京子「そうそう、今日あかりとちなつちゃん遅いな―って思って」ゴロゴロ

結衣「あぁ、今日二人とも用事があるってさ」

京子「なぬ?つーかなんで結衣が知ってるの?」

結衣「さっきメール来てたよ」ペラ

京子「嘘…」ガサゴソ

京子「…」ポチポチ

京子「本当だ」

京子「…」

京子「じゃあ今日は結衣と二人っきりかー」

結衣「…そうだね…」ペラ


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:12:51.01

ミーンミンミンミンミーン

京子「…」

結衣「…」

京子「ゆーいー」

結衣「…ん?」ペラ

京子「暑い」

結衣「さっきも聞いた」

京子「何とかしてよユイえもん!」

結衣「うるせえ貧弱メガネ野郎」

結衣「あー…私の鞄に団扇入ってたんじゃないかな。鞄、向こうに置いてあるから取って良いよ」

京子「マジか!」ガバッ

京子「全く、言うのが遅いよユイえもんー!」スタスタ

結衣「ひねりつぶすぞ」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:14:34.03

結衣「何もする気ないって言ってたくせに簡単に立ったな…」

京子「結衣ー、鞄開けていい?」

結衣「うん、一番大きい口のところね」

京子「わかったー。…ん、あった」ガサゴソ

京子「はー、涼しいなー」パタパタ

結衣「んー…」ペラ

京子「素晴らしきかな文明の利器!」スタスタ

結衣「…絶対に団扇は文明の利器じゃないと思う」

京子「…」ストン

結衣「…おい」

京子「んー?」

結衣「暑いって言ってんのに何でまた隣に座るんだ」

京子「べっつにー」パタパタ


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:16:23.19

ミーンミンミンミンミーン

結衣「てゆーか…」ペラ

結衣「さっきより近いんだけど」

京子「そうかなー」パタパタ

結衣「足、当たってるし」

京子「結構汗かいてるね」

結衣「言うな」

結衣「大体もう寝っ転がらないのか?」

京子「寝転がって得られるものは特に無かったことに気付いた」パタパタ

京子「それにこれだけ近ければ結衣にも風当たるでしょ?」パタパタ

結衣「…まあ」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:19:03.09

京子「あーすずしー」パタパタ

結衣「……うん」ペラ

京子「でもこの夏を乗り切るには団扇一つじゃ足りないよ」

結衣「…まあそうだろうな」

京子「この夏を乗り切るにはせめて扇風機の導入しなきゃなー」パタパタ

結衣「んー…。持ってくるの大変じゃない?」ペラ

結衣「まだ家に団扇あるから部室に持ってこようか?」

京子「いつまでも人の手に頼ってたらダメだよ。科学の力を活用しなきゃ」パタパタ

結衣「それこそまさに文明の利器だな」

京子「それに…」パタパタ

京子「扇いでるのって結構体力使って…暑くなる」ダラダラ

結衣「あー…」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:24:13.79

ミーンミンミンミンミーン

京子「…」パタパタ

結衣「…」ペラ

京子「…ゆーいーちゃん」パタパタ

結衣「…ん、何?」

京子「それ何の雑誌?」

結衣「んー…普通の」

京子「いやもっと具体的な答えが欲しい」

結衣「ファッション誌だよ…普通の」ペラ

京子「普通に生きるって簡単に見えて実は大変なことだよね」

結衣「京子って話題の逸れ方がいつも予測できなくて驚くよ」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:25:04.45

京子「結衣、服欲しいの?」パタパタ

結衣「いや…別に」

京子「じゃあ何でそんな熱心に読んでるの?」

結衣「まあ…暇だし?」

京子「暇じゃないだろー!もっと私にかまえー!」

結衣「結構かまってるつもりだよ」

京子「いーや、いつもの結衣ならもっとキレのいいつっこみをしてるよ!」

結衣「そうかなー…?」ペラ

京子「とりあえず読むのをやめろー!」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:26:37.89

ミーンミンミンミンミーン

京子「…騒いだら余計暑くなってきたぁ…」パタパタ

結衣「ほら、言わんこっちゃない」

京子「……結衣何か言ってたっけ?」

結衣「汗かいてるし、ちゃんと水分はとりなよ」

京子「結衣も中々に話題の逸らし方下手だよね」

京子「でもそんな事言っても飲み物持ってないよー」

結衣「…確か私の鞄に入ってたと思うから、飲んでも良いよ?温いかもしれないけど」

京子「お前の鞄は四次元ポケットか!じゃあお言葉に甘えて~」スタスタ

京子「ところで飲み物ってなに?」ガサコソ

結衣「ペットボトルの水」

京子「ばかやろー!」

結衣「え?なんで?」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:27:47.97

京子「水なんて家でも飲めるじゃん!お金払ってまで買う必要ないよ!」スタスタ

結衣「…別にいいだろ、そんなの」

京子「よくないよー!もっと有意義な使い方があるって!」

結衣「じゃあ飲まなくても良いよ別に」

京子「いや、飲もう」キリ

結衣「こっの金髪天の邪鬼やろー」

京子「結衣の飲みかけならドンペリ以上の価値があるよ!」ストン

結衣「……何言ってんだ、アホ」

結衣「…大体、暑いって言ってんのにまた隣に座るし」

京子「固い事言わずにー」グビグビ


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:28:57.09

ミーンミンミンミンミーン

京子「はぁ。生き返ったー」

結衣「…」ペラ

結衣「…あ、どうせなら鞄こっちに持ってきてもらえば良かった」

京子「結衣もけっこう面倒くさがりだよね」

結衣「なんで今日は鞄を地味に遠い位置に置いたんだろ」

京子「まぁ自分で何とかすることだね」

結衣「京子の方が近いんだしさ、お願い」

京子「よし!もっとかわいくお願い、いってみよー!」

結衣「自分でとるね」

京子「まてぃ!」ガシ


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:30:08.32

結衣「なんだよ…」

京子「何も意味が無い!何も得られないよそれじゃあ!」

結衣「さっき自分でとってこいって言ったじゃん」

京子「いいから!可愛くお願い3、2、1、キュー!」

結衣「えぇっ?…お…お願い、だからぁ?」

京子「もうひと押し!」

結衣「お、お願い……だ、ぴょん…」

京子「正解!」

結衣「…きょ、京子が急にフるから!」バシ

京子「一生この鼓膜に訪れた幸せな響きを忘れません…!」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:31:44.57

ツクツクホーシツクツクホーシ

京子「はぁ…。それにしてもあーつーいー…」パタパタ

結衣「また急にテンション下がるな…」ペラ

京子「夏はイベントが色々あって良いんだけどさ―」

京子「こういう何もない日にはしんどいなー…」

結衣「んー…気持ちはわからないでもないよ。湿度も高いしね」

京子「冬の乾燥具合もアレだけどやっぱじめじめするのはやだなぁ」パタパタ

京子「それに冬は着こめばいいけど夏は裸になっても暑いしさー」

結衣「その発言は中学生女子が口にしていいとはちょっと思えないんだけど」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:33:31.11

京子「それに夏は寝るのもしんどいよなー。暑いと寝苦しくて」パタパタ

結衣「ん―…。寝苦しいのは夏に限った事じゃないような気もする」ペラ

京子「いやいや!冬はこたつとかすっごい眠くなるじゃん」

京子「布団があったかいと朝とか布団から出たくなくなったり」

京子「寝ることに関して冬の気持ちよさに勝るものはないよー」パタパタ

結衣「…でもそれって結局起きるのが辛いってことにならないか?」

結衣「それに寒くても結局寝るまでがしんどい気がする」

京子「うん、まぁきっと私は冬になったら冬の寒さに打ちひしがれて夏の素晴らしさを熱弁してると思うよ」

結衣「…まぁ気持ちはわかるよ、うん」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:34:23.47

ツクツクホーシツクツクホーシ

京子「…」パタパタ

結衣「…」ペラ

京子「…しりとり」パタパタ

結衣「…りんご」

京子「…ごりら」パタパタ

結衣「……ラッパ」

京子「パンツ」

結衣「迷いなくパンツって言ったな。えっ…と、ツバメ」

京子「メロ…」

結衣「メロ?」

京子「メロ…メロ、だよ?私は、結衣に」

結衣「…」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:35:20.44

京子「無し無し。メダカ」

結衣「まぁいいけど…カモメ」ペラ

京子「メ?メ…メ…メントス」

結衣「…団扇の手、止まってるよ。スズメ」

京子「え?あぁ…ってまたメ…メ…め…ざまし。」

結衣「新芽」

京子「……メント…じゃなくて…メン…メンコ」

結衣「米」

京子「……メー?メーメー…。メ、メール。いや、メールアドレス!」

結衣「スズメ」

京子「……もうやめだー!!」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:37:40.48

ツクツクホーシツクツクホーシ

京子「…」

結衣「…」ペラ

京子「アイス…食べたい」

結衣「…唐突だな」

京子「唐突じゃないよ。この暑さを乗り切るにはアイスしかないとずっと考えてたから」

結衣「その話はさっき京子の中で扇風機を持ってくることで結論が出てた気がするけど」

京子「結衣。今ここに無い物をねだったところで空しくなるだけだよ」

結衣「いやアイスもここに無いから」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:38:32.77

京子「アイスくらいなら…こうパパーっと買ってくればいいじゃん」

結衣「…一応聞くけど、誰が行くの?」ペラ

京子「一応聞くけど、私が行くと思う?」

結衣「…いや」

京子「じゃあそういうことだよ」

結衣「どういうことだよ」

京子「早くしないと溶けちゃうよ。私が」

結衣「溶けろ」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:39:54.61

ツクツクホーシツクツクホーシ

京子「はぁ…」

京子「やっぱりラムレーズンだよ。ここにはラムレーズン要素が足りない」

結衣「…何だよラムレーズン要素って」ペラ

京子「こう何かラム酒の熟成させた感じとレーズンの乾燥してるって感じの要素かな」

結衣「一体この世界のどこならその要素を兼ね備えた場所があるんだよ」

京子「少なくとも日本じゃないかな」

結衣「どこでもいいよ、探してきたら」

京子「嫌だよめんどうくさい」

結衣「めんどうくさいのはお前だよ」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:41:43.45

京子「なんかもうラムレーズンのことを想像するのが嫌になるほど食べたいよ」

結衣「…よく言葉の意味が理解できない」

京子「だってさー。想像したらますます食べたくなって余計に辛くなるじゃん」

結衣「あぁ、そういうこと」ペラ

京子「…ラムレーズン…食べたい」

結衣「……うちの冷蔵庫に、まだ一個あるよ」

京子「じゃあ取ってきてよ」

結衣「……」ハァ

京子「…あれ?つっこみは?」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:44:47.75

ツクツクホーシツクツクホーシ

結衣「…大体暑い暑い言ってないで団扇を使いなよ。手止まってるよ」ペラ

京子「さすがの私も疲れたよもう」ハァ

京子「大体私は結衣にも癒しの風を恵んであげてたのにその言い草はないよ!」

結衣「うっ…確かにそれは否定できない…かも」

結衣「…じゃあ良いよ。ほら、貸して。」スッ

京子「一本しかない団扇をよこせだと!断固拒否する!」

結衣「お前は私にどうして欲しいんだよ」

結衣「はぁ…だから扇ぐから貸してって。それに元々私のじゃん、団扇」

京子「うーん…。それを聞いたらますます結衣に渡したくなくなった」

結衣「……ごめん、京子。本当に言ってる意味がわかりません」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:46:52.58

結衣「長年一緒にいる幼馴染の思考が全く理解できないのは私のせいか?」

京子「まあ責任は7:3くらいにしておこうか」

結衣「その7はもちろん私だろうな。そこは何とか理解できた」

京子「だって結衣が団扇を持ってきてくれたから私は涼しい思いが出来るんだし」

京子「それにさっきも遠まわしに今日結衣の家でラムレーズン食べてけって誘ってくれたしさ」

結衣「………」

京子「私にできるのは、結衣のために団扇を扇ぐくらいだもん」

結衣「…じゃあ、頼むよ」

京子「お安いご用さ♪」

結衣「はぁ…大体京子が疲れたって言ったんじゃん」ペラ

京子「そうだっけ?」

京子「…それにしても、暑いなぁ~…」

結衣「………」

結衣「いや扇げよ」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:48:19.96

ツクツクホーシツクツクホーシ

京子「…」パタパタ

結衣「…」ペラ

京子「…結衣ー?」パタパタ

結衣「…ん?」

京子「今日は何時くらいに帰る?」

結衣「…んー、今何時?」

京子「団扇扇いでる私には時間を見る余裕はないよ」パタパタ

結衣「…まぁ別にいいけど。えーっと…そろそろ16時50分」

京子「もうそんなかー。…ていうか結衣はいつまでその雑誌よんでるの?」パタパタ

結衣「え?あぁ、もうちょっとで二冊目も読み終わる…かな?」

京子「ちょっとまてこのやろー」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:49:30.35

京子「私を放置しなおかつ何の宣言も無しに二冊目に突入してたなんて」パタパタ

結衣「言ってなかった?」ペラ

京子「全然だよ。ていうかなお読み進めるか」

結衣「うん、こっちは漫画雑誌だからすらすら読めるよ」

京子「それをこちらによこしなさい」

結衣「京子も読めば?今日ミラクるんの漫画持ってきてなかった?」

京子「私まで読み始めたら静かになっちゃうじゃん。この場の空気が」パタパタ

結衣「私はずっとそれを待ち望んでいるよ」

京子「くっそー…。今日の結衣は手ごわい…」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:51:38.09

ツクツクホーシツクツクホーシ

京子「…」パタパタ

結衣「…」ペラ

結衣「…結局読まないんだな」

京子「考えてみたら私は結衣と私を団扇で扇ぐ役割があるし」パタパタ

結衣「そっか…」

結衣「…ありがと」

京子「大体こんな近くで読んでる雑誌が変わった事にも気付かない私自身に今失望中だよ」

結衣「そうそう、近すぎてさっきから肩が当たってるんだけど」

京子「当ててんのよ」

結衣「…まあそのくらいの柔らかさではある気がする」

京子「脂肪でぽよぽよと言いたいの?それとも私の平たい胸なんて肩の弾力程度のもんだろって言いたいの?」

結衣「後者かな」

京子「マジでへこむ」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:53:32.29

京子「くっそ―…。結衣は地味におっぱいあるからなー」パタパタ

結衣「…一応言っとくけど触ったら叩くよ」ペラ

京子「誰も触るなんて一言も言ってませんけどー」ニヤニヤ

京子「もしかして結衣ちゃんってば触って欲しかったのかなー?」ニヤニヤ

結衣「…だから一応って言っただろ」

京子「いやー失敬失敬。一応だよねー」パタパタ

京子「一応触られた時のことを妄想しちゃっただけだよねー」ニヤニヤ

結衣「…」ドゴ

京子「あいたっ!」

結衣「…私の想像上で触られたから」

京子「それはあまりに理不尽だ!」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:56:08.09

カナカナカナカナ…

京子「…」パタパタ

結衣「…」ペラ

結衣「……あっ」

京子「んー?どうかした?」パタパタ

結衣「…読み終わった」

京子「よし、何して遊ぼうか!」シャキ

結衣「いや、ちょっと宿題でもやろうかなって」

京子「こーの優等生め」

結衣「あ、うん。ありがとう」

京子「今のが褒め言葉に聞こえたの?」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:58:08.32

京子「どれだけ私が退屈だったか知ってるだろー!」

結衣「結構色々話してた気がするけど…」

結衣「でもまあ…流石に宿題はもう良いかな」

京子「よし!じゃあとりあえず何か遊びっぽい事しよう!」

結衣「いやそうじゃなくてさ」

京子「うん?」

結衣「そろそろ帰ろうよ。暗くなってくるし」

京子「…言っちゃアレだけど意外と結衣って神経図太いよね」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:00:31.32

カナカナカナカナ…

結衣「そう?」

京子「だってこれじゃ私は結衣が本読むのに付きあっただけじゃん!」

結衣「だったら京子も漫画読んだり好きなことすれば良かったのに」

京子「それじゃあつまらないじゃん!何のための部活だよー!」

結衣「確かにこんな活動を部活動と呼ぶのは若干心が痛むけど」

京子「そういう問題じゃないよ!」

京子「大体汗もかいたし団扇で手首も鍛えたし、部活動と誇りを持って私は言える!」

結衣「そういう問題じゃないよ」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:03:17.24

結衣「………ていうか大体さ」

京子「ダイ大佐?」

結衣「いちいち私に突っ込ませる気か」

京子「できるだけお願いしたい」

京子「というかよく今のボケわかったね」

結衣「まあ発音で…ってそういうことじゃなくて」

京子「うん」

結衣「…どうせ京子この後私の家来るんだし、始めから私の家に行ってれば良かったよね…って」

京子「……」

京子「イマ伍長?(今頃?)」

結衣「無い。さすがにそれは無い」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:04:11.39

カナカナカナカナ…

京子「そんな…。じゃあ私がここに居た意味はなんなんだー!?」

結衣「それは私だって同じだよ…。ていうか普段良く私の家で涼んでるのになんで今日は思いつかなかったんだろう…」

京子「一応最初はあかり達を待つつもりで居たけど超序盤で来ないって連絡もらってたしね」

結衣「わざわざクーラーも無い暑い部屋で雑誌なんて読んでさ…」ハァ

京子「うぅー。それでも結衣は好きなことしてたんだしまだいいじゃん!」

結衣「だからそれはさっき好きなことしてればいいじゃんって言ったよ」

京子「だからそんなバラバラに遊んでちゃ娯楽部にならないだろー!」

結衣「そうなの?…でもなんだかんだで京子も楽しそうにしてなかった?」

京子「えー?例えば?」

結衣「…しりとり?」

京子「メに追い詰められるあの恐怖を楽しめる人はなかなかいないと思う」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:07:48.99

京子「はぁ…まあ久しぶりに結衣と二人で話せたしよしとするかぁ」

結衣「…そうだっけ?」

結衣「教室でも私の家でもよく話してるだろ」

京子「それはそうだけど、ごらく部の部室でってのが無かったじゃん」

結衣「場所が違うだけで別に変わりなくない?それ」

京子「私にとっては結構違うよ。色々」

結衣「例えば?」

京子「学校内の建物だし多分結衣の家より頑丈だから大災害とかいざという時に備えられるね」

結衣「そんなことを聞いてるんじゃない」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:10:45.50

京子「まあそれは冗談として」

京子「最近はあかりやちなつちゃんが入部して賑やかだけどさー」

京子「前はそうでもなかったじゃん」

結衣「…まぁね」

京子「やっぱり私にはこの部室は結衣との思い出の場所なんだよね」

京子「そこでこうして二人っきりで話すのもなんか特別っていうか」

京子「あかり達には悪いけど、久しぶりに二人で過ごせたってのは今思うと結果オーライかな~」

結衣「……私も」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:13:00.90

結衣「私も今日は、京子と二人で…良かったかな」

結衣「京子が目いっぱい私達を引っ張って大騒ぎするのも…まぁ楽しいけど」

結衣「こうしてゆる~く話すのもたまには、ね」

京子「よーし!そう考えると今日一日すごい充実した気分になってきたー!」

結衣「…まぁ元々私は好きなことしてただけだし。充実はしてたよ」

京子「まーた蒸し返すようなことをこの口は」

結衣「ごめんごめん。…ほら、暗くなる前にそろそろ帰ろう」

京子「そういえばラムレーズンが待ってるんだった!帰ろう帰ろうー♪」

結衣「はいはい。そういえば、宿題もちゃんとやれよ」

京子「うっ…。じゃあ役割分担しようよ!」

結衣「…まあいいけど。京子は何やる?」

京子「私はラムレーズン担当でお願いします」

結衣「まぁ大体読めてた」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:18:16.63

京子「まぁまぁさっさと鞄持って!急いで帰るぞ―!」

結衣「そんなに慌てるなって」

結衣「…」

結衣「そういえば、さ」

京子「まだ何か!」ソワソワ

結衣「んー…大したことじゃないんだけど」

結衣「セミ、鳴きやんでるなって思って」

京子「セミ?…あぁ、確かにあの耳に突き刺さる大合唱がいつの間に」

京子「まぁもう結構暗いし、夏もそろそろ終わりだしね」

結衣「……」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:22:57.03

結衣「…なんかさ」

京子「うん?」

結衣「夏って私は別に好きでもないんだけど」

結衣「むしろ暑いし、セミはうるさいしって感じで」

結衣「でも何か…」

結衣「季節の終わりって…なんかこう…」

結衣「…」

結衣「…いや、何でもない。帰ろっか」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:26:55.90

京子「…」

京子「…結衣ー」

結衣「ん?」

京子「…これから夏が終わって、セミがいなくなってさ」

京子「秋が来て、冬が来て、春が来て、また夏が来る時も」

京子「私は結衣のそばにいるよ?」ギュ

京子「何考えてるか知らないけど、どれだけ季節が変わっても私は何も変わらないし」

京子「そんな寂しそうな顔する必要ないよ」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:33:56.70

結衣「…私、そんな顔してた?」

京子「ノスタルジィック!って感じの顔だったよ」

結衣「なんだそれ」

結衣「…まぁ、京子が言うほど大したことじゃないんだけどさ」

結衣「私達がこうしてごらく部で夏を過ごせるのって、あと一回だけなんだなぁ…とか、色々考えちゃって」

京子「まだあと一回あるって考えよーよ!それに、来年はもっと楽しんでいこう!」

京子「あかりと、ちなつちゃん。それに私と結衣でさ」

結衣「…」

結衣「そう…だな」

結衣「うん、何か京子の言ってること聞いてたら元気出てきた」

京子「そう?」

結衣「うん。来年の夏も、今から楽しみになってきた…かな」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 21:38:54.68

京子「その調子その調子!よーし、ラムレーズンのあるお家へ帰ろうー!」

結衣「はいはい…」

京子「あっそうだ」

京子「手つなぎっぱだった。ついつい」パッ

結衣「あっ…」

京子「暑い中手なんてつないでごめんごめん」

京子「いやー語ってたらつい熱くなっちゃって」ヘラヘラ

京子「気を取り直してさぁ帰るぞ―!」スタスタ

結衣「…」

結衣「…やっぱり暑い夏なんて、来なくていい」

京子「んー?何か言った?」

結衣「…京子のバカ」

京子「ほわい!?」



                      おわる

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■コメント

 [名無しさん]

最後の結衣がかわいすぎて鼻血が止まらない

 [名無しさん]

最後だけ展開違い過ぎてワロタwwww

 [名無しさん]

誰か最後のとこだけ漫画にする作業に入るんだ!

 [ゆとりある名無し]

ほのぼのした
びっくりするぐらい何も起こらないがそれがむしろ良い
■コメント


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