2012年02月02日
めり「お待たせ~」ゆき「あ、めりちゃん」
【ゆるゆり】大室櫻子ちゃん&古谷向日葵ちゃん応援スレ【さくひま】 からの短編です。
548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:12:11.88 ID:2fasz8Uf0
~校門近辺~
めり(団子・仮)「お待たせ~」
ゆき(二つ結い・仮)「あ、めりちゃん」
めり「今日も掃除めんどくさいね~」
ゆき「だねぇ」
めり「んっ、あれ? 櫻子ちゃん達は?」
ゆき「生徒会が忙しいみたいだから、掃除任されたけよ」
めり「あー二人も大変だね」
ゆき「だから……今日は二人だけになるね」
めり「まぁ、とっと終わらせて帰ろうよ」
ゆき「うん!」
549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:12:58.24 ID:2fasz8Uf0
――5分後
めり「だいたいこんな感じかな」
めり「……よしっ、じゃあ、先生に点検もらってこよっか」
ゆき「あっ、私呼んでくるよ。めりちゃんはここで待ってて」
めり「あーいいよ。私も一緒に行く」
めり「ここで待つの寒いし」
ゆき「一緒に……嬉しいな……」ボソリ
めり「ん? 何か言った?」
ゆき「ううん、何でもない! それより、行こっ!」
めり「そうしますか」
550:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:14:17.34 ID:2fasz8Uf0
~教室~
めり「やっぱり、誰もいないか」
ゆき「この時間だもんね」
めり「なんかさ、誰もいない教室ってドキドキするよね!」
ゆき「へっ?……あ、うん、私も……そう思う」ドキドキ
めり「だよねー、幽霊とか出そうな雰囲気あるもんね」
ゆき「そ、そっち!?」
めり「え? どっち?」
ゆき「な、なんでもないの!」
めり「……ま、いっか。じゃあ、そろそろ――」
ゆき「ね、ねぇ、めりちゃん……」
めり「ん?」
ゆき「突然変なこと聞くけど……」
めり「別に構わないよ」
ゆき「う、うん……あのさ、め、めりちゃんって好きな子……とかいる?」
551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:15:40.34 ID:2fasz8Uf0
めり「すす、すすす、好きな子!?」
ゆき「……うん」
めり「えーと、そうだねぇ、この中学、女子校だからなぁ」
めり「“好き”っていう感情はあまりないなぁ」
ゆき「やっぱり……そうだよね」
めり「あ、でも、一人いた」
ゆき「……」
めり「ゆきちゃん」
ゆき「えっ」
めり「でも、“好き”っていっても、別の“好き”だけどね」
ゆき「……ううん、それでも嬉しいよ」
めり「な、なんか、照れ臭いなぁ」
552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:16:35.49 ID:2fasz8Uf0
ゆき「あのね、私も……めりちゃんのこと“好き”だよ」
めり「くすっ、何か変な感じだねっ」
ゆき「えへへ」
めり「……って、ああっ! 点検!!」
ゆき「あっ、忘れてた」
めり「うわ~早く行かないと!」タタッ
ゆき「怒られちゃうよ!」タタッ
ゆき(今は違う“好き”でも、いつか別の“好き”になってくれたらいいなあ……)
おしまい
554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:17:53.64 ID:DiUS3PLdi
ふへへ
素晴らしいですぞ
555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:18:47.64 ID:NDDCPJuJO
ゆきめりよくやったGJ
596:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:29:16.41 ID:2fasz8Uf0
ゆきめりSS第二弾っておーけー?
これで完結するつもりなんだけど、スレチな上に、そこそこ長いかも……
599:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:34:18.70 ID:DiUS3PLdi
楽しみ
605:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:48:57.38 ID:2fasz8Uf0
――クリスマス・イヴ
~帰路~
めり「うひゃあ、寒い」ハァ
ゆき「今日は一段と冷え込むね」
めり「だねー。あっ、そういえば、ゆきちゃん知ってる?」
ゆき「え?何のこと?」
めり「櫻子ちゃんと向日葵ちゃん将来結婚する約束したんだって」
ゆき「へぇー…………へっ?」
めり「いやあ、二人とも侮れないね」
ゆき「……」
めり「やっぱ女の子に囲まれてると、そういう風になっちゃうのかなあ……」
ゆき「め、めりちゃんは……そういうのどう思う?」
めり「あーそうだなぁ。ハードル高いな、って思う」
ゆき「そ、それだけ? もっと、こう、おかしいな、みたいなのはない?」
606:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:50:04.72 ID:2fasz8Uf0
めり「んー……最近さ、好きかも、って思える人ができたの」
ゆき「えっ……」
めり「で、その人も同性なんだよね。だから、櫻子ちゃん向日葵ちゃん、二人のことうらやましいなあって」
めり「まぁ、ゆきちゃんが変って感じるのも無理ないよね」
ゆき「わ、私は……」
めり「でも、その人に何かしてあげることすらできないのが事実なんだ……」
ゆき「あっ、じゃ、じゃあ、今日はクリスマス・イヴだし、プレゼントとかあげるのはどうかな?」
めり「あー、そうだね!そういうのもアリだよね」
ゆき「う、うん。たぶんその人、きっと喜んでくれるよ……」
めり「ねぇねぇ、今から空いてる」
ゆき「えっ、うん、大丈夫だよ」
めり「じゃあ、プレゼント選ぶの手伝ってよ」
ゆき「うん、いいよ……」
607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:50:36.82 ID:2fasz8Uf0
~繁華街~
めり「あっ、こういうの可愛い!」
ゆき「うん、すっごい可愛いよ」
めり「でも、こっちのも捨てがたいなぁ」
ゆき(私もプレゼントあげよう)
ゆき(どうせ今日はイヴだし、適当に冗談っぽく渡せばいいよね?)
めり「よし、決まった。会計済ましてくるね」
ゆき「あ、うん。先に待っててくれない? 私も選びたいんだ」
めり「あ、そ、そうなんだ」
ゆき(……これ綺麗だなぁ。メリークリスマスって文字入ってる」
ゆき(これにしよう)
609:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:51:00.85 ID:2fasz8Uf0
――5分後
ゆき「待たせちゃってごめんね」
めり「い、いや、構わないって」
めり「……それは」
ゆき「えっとね、私も少しだけ頑張ってみようかな、って」
めり「……そっか。ねぇ、ゆきちゃん、もう少しだけ付き合ってもらえる?」
ゆき「うん、いいよ」
611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:51:44.69 ID:2fasz8Uf0
~クリスマスツリーの下~
ゆき「わぁ、綺麗」
めり「ほんとだね……」
ゆき「……」
めり「ゆきちゃん」
ゆき「ん、何?」
めり「これ、はい」
ゆき「えっ、だってこれ……」
めり「私の好きな人はゆきちゃん」
めり「前は違う好きだったけど、今は別の好き」
めり「思い返せば、ずっとゆきちゃんのこと好きだったのかも……なんて、はは」
ゆき「……はい、これ」
めり「……これって」
ゆき「めりちゃんと同じだよ」
613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:54:41.52 ID:2fasz8Uf0
ゆき「私もめりちゃんが好き」
ゆき「もちろん I love you の方の意味」
めり「ゆきちゃん……」
ゆき「中身はつまらないものだけどね……開けてみて」
めり「……」ガサガサ
めり「……綺麗」
ゆき「サンタさんのガラス細工なんだけど、英語で『メリークリスマス』って書いてあったから……」
めり「ぷっ、全く同じ考えだよ」
ゆき「?」
めり「開けてみて」
ゆき「……」ガサガサ
ゆき「……あっ」
めり「雪だるまのガラス細工。もちろん、『ゆき』だから」
ゆき「嬉しい……」
めり「私も」
614:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:55:08.97 ID:2fasz8Uf0
ゆき「……ねぇ、めりちゃん」
めり「なぁに?」
ゆき「私、幸せだよ!」
めり「うん、私も」
ゆき「これからも、ずっと隣にいていい?」
めり「もちろん」
ゆき「……大好き」
チュッ
おしまい
548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:12:11.88 ID:2fasz8Uf0
~校門近辺~
めり(団子・仮)「お待たせ~」
ゆき(二つ結い・仮)「あ、めりちゃん」
めり「今日も掃除めんどくさいね~」
ゆき「だねぇ」
めり「んっ、あれ? 櫻子ちゃん達は?」
ゆき「生徒会が忙しいみたいだから、掃除任されたけよ」
めり「あー二人も大変だね」
ゆき「だから……今日は二人だけになるね」
めり「まぁ、とっと終わらせて帰ろうよ」
ゆき「うん!」
549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:12:58.24 ID:2fasz8Uf0
――5分後
めり「だいたいこんな感じかな」
めり「……よしっ、じゃあ、先生に点検もらってこよっか」
ゆき「あっ、私呼んでくるよ。めりちゃんはここで待ってて」
めり「あーいいよ。私も一緒に行く」
めり「ここで待つの寒いし」
ゆき「一緒に……嬉しいな……」ボソリ
めり「ん? 何か言った?」
ゆき「ううん、何でもない! それより、行こっ!」
めり「そうしますか」
550:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:14:17.34 ID:2fasz8Uf0
~教室~
めり「やっぱり、誰もいないか」
ゆき「この時間だもんね」
めり「なんかさ、誰もいない教室ってドキドキするよね!」
ゆき「へっ?……あ、うん、私も……そう思う」ドキドキ
めり「だよねー、幽霊とか出そうな雰囲気あるもんね」
ゆき「そ、そっち!?」
めり「え? どっち?」
ゆき「な、なんでもないの!」
めり「……ま、いっか。じゃあ、そろそろ――」
ゆき「ね、ねぇ、めりちゃん……」
めり「ん?」
ゆき「突然変なこと聞くけど……」
めり「別に構わないよ」
ゆき「う、うん……あのさ、め、めりちゃんって好きな子……とかいる?」
551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:15:40.34 ID:2fasz8Uf0
めり「すす、すすす、好きな子!?」
ゆき「……うん」
めり「えーと、そうだねぇ、この中学、女子校だからなぁ」
めり「“好き”っていう感情はあまりないなぁ」
ゆき「やっぱり……そうだよね」
めり「あ、でも、一人いた」
ゆき「……」
めり「ゆきちゃん」
ゆき「えっ」
めり「でも、“好き”っていっても、別の“好き”だけどね」
ゆき「……ううん、それでも嬉しいよ」
めり「な、なんか、照れ臭いなぁ」
552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:16:35.49 ID:2fasz8Uf0
ゆき「あのね、私も……めりちゃんのこと“好き”だよ」
めり「くすっ、何か変な感じだねっ」
ゆき「えへへ」
めり「……って、ああっ! 点検!!」
ゆき「あっ、忘れてた」
めり「うわ~早く行かないと!」タタッ
ゆき「怒られちゃうよ!」タタッ
ゆき(今は違う“好き”でも、いつか別の“好き”になってくれたらいいなあ……)
おしまい
554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:17:53.64 ID:DiUS3PLdi
ふへへ
素晴らしいですぞ
555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 21:18:47.64 ID:NDDCPJuJO
ゆきめりよくやったGJ
596:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:29:16.41 ID:2fasz8Uf0
ゆきめりSS第二弾っておーけー?
これで完結するつもりなんだけど、スレチな上に、そこそこ長いかも……
599:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:34:18.70 ID:DiUS3PLdi
楽しみ
605:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:48:57.38 ID:2fasz8Uf0
――クリスマス・イヴ
~帰路~
めり「うひゃあ、寒い」ハァ
ゆき「今日は一段と冷え込むね」
めり「だねー。あっ、そういえば、ゆきちゃん知ってる?」
ゆき「え?何のこと?」
めり「櫻子ちゃんと向日葵ちゃん将来結婚する約束したんだって」
ゆき「へぇー…………へっ?」
めり「いやあ、二人とも侮れないね」
ゆき「……」
めり「やっぱ女の子に囲まれてると、そういう風になっちゃうのかなあ……」
ゆき「め、めりちゃんは……そういうのどう思う?」
めり「あーそうだなぁ。ハードル高いな、って思う」
ゆき「そ、それだけ? もっと、こう、おかしいな、みたいなのはない?」
606:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:50:04.72 ID:2fasz8Uf0
めり「んー……最近さ、好きかも、って思える人ができたの」
ゆき「えっ……」
めり「で、その人も同性なんだよね。だから、櫻子ちゃん向日葵ちゃん、二人のことうらやましいなあって」
めり「まぁ、ゆきちゃんが変って感じるのも無理ないよね」
ゆき「わ、私は……」
めり「でも、その人に何かしてあげることすらできないのが事実なんだ……」
ゆき「あっ、じゃ、じゃあ、今日はクリスマス・イヴだし、プレゼントとかあげるのはどうかな?」
めり「あー、そうだね!そういうのもアリだよね」
ゆき「う、うん。たぶんその人、きっと喜んでくれるよ……」
めり「ねぇねぇ、今から空いてる」
ゆき「えっ、うん、大丈夫だよ」
めり「じゃあ、プレゼント選ぶの手伝ってよ」
ゆき「うん、いいよ……」
607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:50:36.82 ID:2fasz8Uf0
~繁華街~
めり「あっ、こういうの可愛い!」
ゆき「うん、すっごい可愛いよ」
めり「でも、こっちのも捨てがたいなぁ」
ゆき(私もプレゼントあげよう)
ゆき(どうせ今日はイヴだし、適当に冗談っぽく渡せばいいよね?)
めり「よし、決まった。会計済ましてくるね」
ゆき「あ、うん。先に待っててくれない? 私も選びたいんだ」
めり「あ、そ、そうなんだ」
ゆき(……これ綺麗だなぁ。メリークリスマスって文字入ってる」
ゆき(これにしよう)
609:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:51:00.85 ID:2fasz8Uf0
――5分後
ゆき「待たせちゃってごめんね」
めり「い、いや、構わないって」
めり「……それは」
ゆき「えっとね、私も少しだけ頑張ってみようかな、って」
めり「……そっか。ねぇ、ゆきちゃん、もう少しだけ付き合ってもらえる?」
ゆき「うん、いいよ」
611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:51:44.69 ID:2fasz8Uf0
~クリスマスツリーの下~
ゆき「わぁ、綺麗」
めり「ほんとだね……」
ゆき「……」
めり「ゆきちゃん」
ゆき「ん、何?」
めり「これ、はい」
ゆき「えっ、だってこれ……」
めり「私の好きな人はゆきちゃん」
めり「前は違う好きだったけど、今は別の好き」
めり「思い返せば、ずっとゆきちゃんのこと好きだったのかも……なんて、はは」
ゆき「……はい、これ」
めり「……これって」
ゆき「めりちゃんと同じだよ」
613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:54:41.52 ID:2fasz8Uf0
ゆき「私もめりちゃんが好き」
ゆき「もちろん I love you の方の意味」
めり「ゆきちゃん……」
ゆき「中身はつまらないものだけどね……開けてみて」
めり「……」ガサガサ
めり「……綺麗」
ゆき「サンタさんのガラス細工なんだけど、英語で『メリークリスマス』って書いてあったから……」
めり「ぷっ、全く同じ考えだよ」
ゆき「?」
めり「開けてみて」
ゆき「……」ガサガサ
ゆき「……あっ」
めり「雪だるまのガラス細工。もちろん、『ゆき』だから」
ゆき「嬉しい……」
めり「私も」
614:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 22:55:08.97 ID:2fasz8Uf0
ゆき「……ねぇ、めりちゃん」
めり「なぁに?」
ゆき「私、幸せだよ!」
めり「うん、私も」
ゆき「これからも、ずっと隣にいていい?」
めり「もちろん」
ゆき「……大好き」
チュッ
おしまい
- 関連記事
■コメント
[名無しさん]
たまにはモブもいいね…
[名無しさん]
良かった!
けど、今後原作で出番あるんだろうか…
けど、今後原作で出番あるんだろうか…
[名無しさん]
プレゼントのくだりがすごく好きです
[名無しさん]
せっかく名前まで出してるんだから今後出て欲しいな
[名無しさん]
いいですぞ~
[名無しさん]
モブ同士の絡みってキャラ付けで誤魔化すことできないから難しいよな
[名無し]
彼女らの外見がさっぱりわからん
■コメント
他ブログ様更新情報