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あかり?「……怨念がおんねん」 あかり「!?」

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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:26:31.06 ID:9GGRAgHK0

ある日の放課後――


京子
「よし、これで全員にトランプが回ったな!」

あかり
「京子ちゃん!? あかりに一枚も来てないよー!」

京子
「あれ? あかり、いつの間に来てたの?」

あかり
「あかり、ずっと、居たよ京子ちゃん!?」

結衣
「何気に酷いな……」

ちなつ
「全く! 京子先輩、ふざけてないでちゃんとしてください!」

京子
「ごめん、ごめん! あかりがあまりにも\アッカリーン/してて、気がつかなかったよ!」

あかり
「もう、ひどいよ! 京子ちゃん!」

京子
「あはははっ」

京子
(はぁ~、何で素直になれないんだろ……)


―――――
―――
――


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:27:18.00 ID:9GGRAgHK0

~赤座家 あかりの部屋~


あかり
「……ひっく、グスン……酷いよ、京子ちゃん……最近はいつもあかりの事、忘れてる……」

「あかり、京子ちゃんに嫌われてるのかな……グスン……」

「あかり、娯楽部に必要ないのかな……」

あかり?
「イラナイなら頂戴……」

あかり
「……えっ? 誰?」

あかり?
「……怨念がおんねん」

あかり
「!?」


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:27:54.93 ID:9GGRAgHK0

あかり?
「さっきの続き……イラナイならその身体を頂戴……」

あかり
「ひっ!? あ、あああ、あげないよ! あ、あかりの身体はあかり、居るもん!」

あかり?
「必要ないのに?」

あかり
「ひ、必要だよ!」

あかり?
「……必要とされてないのに?」

あかり
「!?」

あかり?
「……必要とされてないのに?」

あかり
「さ、されてるよ! あ、あれはただ、あかりの事、からかってただけで……」

あかり?
「……確認してみる?」


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:28:45.34 ID:9GGRAgHK0

あかり
「……えっ?」

あかり?
「明日はあかりの誕生日……放課後……あかりが誰かを誘って遊びに行けるか……行けないか……」

「必要とされてるなら、誰かがあかりと遊びに行ってくれる……みんながあかりの誘いに乗ってくれる……」

「誘いに乗ってくれないなら……あかりはイラナイ子……」

あかり
「わ、わかった! 誰か誘えたらいいんだよね?」

あかり?
「……誘えるの?」

あかり
「さ、誘えるよ! あ、あかりは必要とされてるもん!」

あかり?
「そう……」ニヤ


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:33:32.17 ID:9GGRAgHK0

あかりの誕生日――

~放課後~


あかり?
「……放課後だね」ニヤニヤ

あかり
「わ、わかってるもん!」

あかり?
「一緒に遊びにいけなかったら……」

あかり
「……あ、遊びに行けるよ!」

あかり?
「……」ニヤニヤ


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:34:50.21 ID:9GGRAgHK0

あかり
「せっかくだから、どこか遊びに行かない?」

ちなつ
「あー、ごめんね、あかりちゃん!」

あかり
「……えっ」

ちなつ
「きょ、今日は、その! えっと、そう! 私も家の用事で……」

「ごめんね、あかりちゃん……」

あかり
「そ、そんな! お、お家の用事じゃあ仕方ないよね! はははっ……」

「じゃ、じゃあ! あかり、他の人を誘ってみるよ!」

ちなつ
「……あ、あかりちゃん!?」

ちなつ
(う~ん、ばれてないかな? みんなでサプライズパーティーを行う事になってるけど……)

(あかりちゃんが誰かと遊びに行ったら、主役なしの誕生パーティーという、何とも残念な結果に……)

(よし! 他の人に連絡して、あかりちゃんが遊びに行くのを阻止しなきゃ!)


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:35:22.29 ID:9GGRAgHK0

ひまさくの場合――


櫻子
「ご、ごめんね! あかりちゃん!」

向日葵
「わ、私達も実は用事があって……」

あかり
「そうなんだ……」

あかり?
「……」ニヤニヤ


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:36:17.78 ID:9GGRAgHK0

綾乃千歳の場合――


千歳
「ごめんなぁ~、赤座さん」

綾乃
「私達も実は用事があって……」

あかり
「そうですか……」

あかり?
「……」ニヤニヤ


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:37:04.46 ID:9GGRAgHK0

その後――


あかり?
「……全滅?」ニヤニヤ

あかり
「そ、そんな事ないよ! ま、まだ……まだ、京子ちゃんが居るもん!」

あかり?
「……忘れられるのに?」ニヤニヤ

あかり
「だ、大丈夫だよ!」

あかり?
「だったら、電話して確認する?」ニヤニヤ


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:37:39.84 ID:9GGRAgHK0

あかり
「す、するよ!」pipipi

「あ、きょ、京子ちゃん!」

京子
『悪い、あかり! 無理だ!』

あかり
「……えっ!? あかり、まだ、何も言って――」

京子
『何であろうと無理だ! じゃっ!』


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:38:11.04 ID:9GGRAgHK0

京子の場合――

ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり

京子
「……おっ、ちなつちゃんの連絡通りだ!」

京子
(お、そうだ! どうせなら、あかりのヤツ、からかってやるか!)

(で、実は私がサプライズパーティーを企画しましたって知ったら、あかりのヤツ、驚くぞぉ~)

京子
「きょ、京子ちゃん! 素敵! あかりと結婚して! とか、言ったりするかも!」

京子
(ま、まぁ、私はあかりのことはタダの幼馴染だと思ってるだけだし!)

(べ、別に期待してませんよーだ!)pi


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:38:45.93 ID:9GGRAgHK0

あかり
『あ、きょ、京子ちゃん!』

京子
「悪い、あかり! 無理だ!」

あかり
『……えっ!? あかり、まだ、何も言って――』

京子
「何であろうと無理だ! じゃっ!」pi

「あかり、驚いてたぞ……」

京子
(……こ、ここまで上手くいくと……こ、これは、妄想通りになるかも!)


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:39:21.05 ID:9GGRAgHK0

あかりの場合――

あかり
「あ、ははっ……」

あかり?
「理由も要件も聞かないで切ったね……」ニヤニヤ

あかり
「あ、っひく……グスン」

あかり?
「何故だかわかる? それはね……」ニヤニヤ

あかり
「グスン……っく……」

あかり
「――あなたは必要ないから」

――――――
――――
――


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:40:00.11 ID:9GGRAgHK0

あかり
「……」

「…………」ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり

「………………」ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり

「……………………」ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり

「…………………………」だっいっじけーん! pi

「…………」

結衣
『あ、あかり、今、電話大丈夫?』


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:46:48.89 ID:9GGRAgHK0

あかり
「…………」

結衣
『……あかり?』

あかり
「……大丈夫だよ? 結衣ちゃん」

結衣
『そうなんだ、良かった! 実はさ、私、あかりに用事があるんだけど……』

『今から、私の家に来てくれないか?』

あかり
「……うん、結衣ちゃんの家だね、わかった!」

結衣
『うん、じゃあ、お願い』pi


24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:47:37.89 ID:9GGRAgHK0

あかり
「……」

「…………」ニヤニヤ

「あー、すご~く! いい子! コロッと騙されて!」

「こんなにも簡単に上手くいくなんて……」

「さて、結・衣・ちゃ・ん! の家だったね!」

「サプライズパーティー、楽しみだよ~! な・ん・て・ね! あははっ!」

――――――
――――
――


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:48:27.41 ID:9GGRAgHK0

~結衣の家~


ピンポーン

結衣
「いらっしゃい、あかり」

「ここじゃあ、何だから、家にあがって……」

あかり
「うん、わかったよ」

「中、暗いね……」

結衣
「あー、ちょっと待ってて……今、電気つけるから」カチッ


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:49:09.46 ID:9GGRAgHK0

パパーン!

「「「赤座あかり! 誕生日! おめでとー!!」」」

結衣
「おめでとう、あかり」

あかり
「うわぁ~、みんな、ありがとう!」

京子
「ありゃ? 意外に驚かない?」

ちなつ
「京子先輩の演技がダメ過ぎて、ばれてたんじゃ……」

京子
「そ、そうなの?」

あかり
「うん、実はそうなんだぁ」

京子
「ぐぁ~! 策におぼれたー!」

結衣
「どんな策だよ……」


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:49:49.60 ID:9GGRAgHK0

櫻子
「さぁ! あかりちゃん! 好きなところへどうぞ!」

向日葵
「赤座さん、ここ空いてますよ?」

櫻子
「向日葵の隣だと、あかりちゃんが何も食べれなくなるじゃん!」

向日葵
「……どういう意味ですの?」

櫻子
「向日葵があかりちゃんから食べ物奪うから、あかりちゃんが食べれなくなります!」

向日葵
「さ・く・ら・こー!!」ギュー

櫻子
「いひゃいひゃい……」


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:50:32.51 ID:9GGRAgHK0

あかね
「さ、みんな、ケーキ持ってきたわよ?」

結衣
「すみません、料理、手伝えなくて……」

あかね
「いいのよ。それより、場所を貸してもらって助かったわ」

「ウチじゃあ、こっそり、あかりのサプライズパーティーの準備なんて出来ないわ」

「ありがとね、結衣ちゃん」

京子
「どういたしましてー!」

ちなつ
「何で京子先輩が言ってるんですか?」

綾乃
「と、歳納京子! ち、ちち、チキン! ……と、届かないと思って、トトトトトッテアゲタワヨ……」

千歳
「……綾乃ちゃん、頑張りや~」ドバー

千鶴
「ね、姉さんも! 姉さんも綾乃さんに取って上げるべきでは?」ドバー


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:51:13.54 ID:9GGRAgHK0

りせ
「…………」

西垣
「うん? そうか、そうだな……こうやって、みんなで食べるのも悪くない……」

あかり
「ふふっ、みんな、ありがとう!」

あかり
(馬鹿ばっかりだな……あかりが居ない事なんて、だぁ~れも気がつかない……)

(主役の居ないパーティーを楽しそうに行ってる……滑稽だね……ふふっ)

(……おっと、私が赤座あかりだったか)

(3日……3日経てば、元赤座あかりの精神は\アッカリーン/する……)

――――――
――――
――


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:51:50.88 ID:9GGRAgHK0

\アッカリーン/まであと3日――


ピンポーン

京子
「あかりー! 迎えに来たぞー!」

あかり
「今、行くから! ちょっと、待ってぇ~!」

「お、おまたせ!」

結衣
「あかり……」

あかり
「何、結衣ちゃん?」

結衣
「同じネタを使うのはどうかと……」

あかり
「あぁー!? あかり、間違えて私服で学校へ行くところだった! しかも、ランドセルだし……」

あかり
(この赤座あかりを研究する為に購入した『ゆるゆり』第一巻によれば……赤座あかりはドジである……)

(ふふっ……完璧だ……完璧すぎるぞ……同じネタを2度もやるなんて、ドジ以外ありえない!)


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:52:41.53 ID:9GGRAgHK0

京子
「…………」

結衣
「……どうした、京子?」

京子
「…………」

結衣
「京子?」

京子
「えっ? い、いや……全く、同じネタを二度もやるなんて、あかりはホントドジだな!」

あかり
「ネタじゃないよぅ~!」

結衣
「いいから着替えてきなよ、待ってるから」

あかり
「わかった! すぐに着替えてくるね!」

京子
(昔ならそうかもしれないけど……今のあかりがそんな間違いするかな……)


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:53:24.79 ID:9GGRAgHK0

~娯楽部の部室~


あかり
「これであかりのアガリ! やった~!」

ちなつ
「ま、また負けたぁ~!」

結衣
「あかりは相変わらず、この手のゲームが強いな……」

ちなつ
「うぅ……あかりちゃんのルークがいつの間にか、私のキングの隣にあった……」

結衣
「まさか、駒の存在すら消してしまうとは……」


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:54:05.41 ID:9GGRAgHK0

京子
「…………」

結衣
「……京子?」

京子
「ぁ――」

結衣
「あ?」

京子
「あ、相変わらずだなぁ~! あかりはぁ~! まさか、駒の存在まで消してしまうとは……」

あかり
「えぇ~!?」

京子
(妙だ……)

――――――
――――
――


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:54:45.69 ID:9GGRAgHK0

結衣
「はぁ~!? あかりが変?」

京子
「そうなんだよ!! 今日のあかりは何か変!!」

「いや、よくよく考えれば、昨日から何か変だった!!」

ちなつ
「あかりちゃん抜きで話がしたいって言ったと思ったら、そんな事でしたか……」

「京子先輩は何を思って、変だと思ってるんですか?」

京子
「まず、今朝の小学生の格好をしたあかり! 今のあかりは、あんなミスしないよ!」

結衣
「あぁー、言われてみれば……小学生の頃や入学してしばらくの頃ならわかるけど……」

「今のあかりが、あんなミスするとは思えないな……」

ちなつ
「どんなミスですか?」


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:55:26.45 ID:9GGRAgHK0

結衣
「いや、今朝、あかりが間違えて小学校に行く時の格好をしててさ……」

ちなつ
「……ありえませんね、あかりちゃんってしっかりしてますから」

京子
「あと、今日のチェス! あかりの駒の存在が消えるわけがない!」

「あかりの駒ならむしろ、存在感があるよ!」

結衣
「それは京子にとってはな。あかりの事、好きだし」

ちなつ
「えぇ~!? 京子先輩、あかりちゃんの事、好きだったんですか!?」

結衣
「あぁ、こいつ、小さい頃からあかりの事が好きでさ……よく、茶化すのもその為なんだよ……」

ちなつ
「あぁ~、アレですか……好きな子に意地悪するみたいな……」

結衣
「そう、それ!」

京子
「い、今はそれは関係ないって///」


36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:56:08.08 ID:9GGRAgHK0

京子
「と、とにかく! あかりが変なのは確か!!」

「そうだよ! それなら、サプライズが失敗したのも説明がつく……」

結衣
「……そういうことか」

ちなつ
「……なるほど、つまり、サプライズが失敗したから、あかりちゃんの悩みをでっち上げて」

「解決してあげる事でフラグを立てようと考えている訳ですね……」

京子
「えっ?」


37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:56:46.25 ID:9GGRAgHK0

結衣
「無理に悩みつくっても、効果ないと思うけどな……」

ちなつ
「ですね、じゃあ、話も終わった事ですし、帰りませんか? あかりちゃんも待ってますし……」

京子
「えっ……ちょ、ちょっと!」

結衣
「だな、京子、そろそろ帰るぞ! あかりをあんまり待たせると、逆にフラグが立たなくなるぞ!」

京子
「…………」

京子
(絶対、オカシイのに……)


38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:57:28.91 ID:9GGRAgHK0

\アッカリーン/まであと2日――

~生徒会室~


千歳
「――はぁ、それで赤座さんの様子がおかしいと……」

京子
「そうなんだよ! 絶対、あかりの様子がおかしい!」

綾乃
「全く、何かと思えば……」

千歳
「う~ん、せやな~、うちにはいつも通りに見えるけど……」

綾乃
「私も千歳と同じ意見ね、別に変ったようは無いけど……」

京子
「絶対、変なんだって! 昔からオハヨウからオヤスミまで、あかりを見つめる私が言うんだから間違いない!」

千歳
「……お、おはようからおやすみまで赤座さんを見つめる歳納さん!?」ドバッ

綾乃
「ちょ、ちょっと!? 千歳!?」

――――――
――――
――


39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:58:25.12 ID:9GGRAgHK0

向日葵
「赤座さんの様子ですか? う~ん、特に変ったところは無かったような……」

櫻子
「…………」

向日葵
「櫻子も、そう思いますわよね?」

櫻子
「私は歳納先輩の言う事が理解できます……」

京子
「ちっぱ……じゃなくて、櫻子ちゃん……」

櫻子
「だって……だって……」

「今日、お箸、忘れたから、割り箸を貰おうと思ったら、持ってきて無かったんですよ!!」

向日葵
「…………」


40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 18:59:30.53 ID:9GGRAgHK0

櫻子
「ありえないですよ! あかりちゃんが割り箸を忘れるなんて!」

「割り箸=あかりちゃん! あかりちゃん=割り箸といっても良いぐらいです!!」

「そう! 向日葵と違って、あかりちゃんはいい子なんです!!」

「あと、体育で怪我しても絆創膏持ってなかったり! ボタンが取れても付けてもらえなかったり!」

「そう! 向日葵と違って、あかりちゃんは優しいんです!!」

「そう! とにかく、あかりちゃんが私を助けてくれなかったのがおかしいんです!」

「そう!向日葵と違っ――いひゃいひゃい」

向日葵
「…………」ギュウー

京子
(やっぱり、おかしいと思ってる人も居るんだ……)

(こうなったら、何が何でも理由を突き止めてやる……)


41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:00:19.26 ID:9GGRAgHK0

\アッカリーン/まであと1日――

~部室~


京子
「むむむっ……」

あかり
「な、何? 京子ちゃん? さっきからあかりの顔をじっと見てるけど……」

ちなつ
「京子先輩、まだ、疑ってるんですか?」

あかり
「……疑うって?」

結衣
「京子のヤツ、あかりが何か、悩みがあるのに隠してるんじゃないかって、思ってるんだよ……」

京子
「ちょっ!? 結衣! バラしたら、フラグが……」

あかり
「フラグって?」

京子
「な、なんでもない……///


42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:01:17.77 ID:9GGRAgHK0

結衣
「考えて判らないなら、本人に聞いた方がいいだろ?」

ちなつ
「そうですね、悩みなら、最初に聞いてみた方がいいですし……」

あかり
(悩み……適当にでっち上げてその場を凌いだ方が合理的かな……)

ちなつ
「あかりちゃん、最近、何か悩みとかあったりする?」

あかり
「実は最近、身長を伸ばす健康器具を買ったんだけど、全然効果が無くて……」

京子
「あぁー、深夜番組とか観てるとよくあるよね! あなたのテレビに時価ネット田中~って!」

あかり
「そうそう! 最近、深夜番組を観て、思わず購入しちゃったんだけど――」

『――夜更カシスル事ガ多イカラ、身長ノビナイカモッテ思ッテ……』

ちなつ
「!?」

結衣
「!?」


43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:03:41.24 ID:9GGRAgHK0

あかり
「……だから、健康器具で身長伸ばそうかな~っと」

あかり
(『ゆるゆり』の第一巻の情報では『赤座あかり』はごく普通の中学生という話だ……)

ちなつ
「へぇ~、そうだったんだ! 確かに深夜番組の健康器具って効果薄いもんね!」

ちなつ
「そもそも、個人差があるって少ない方にしか成功例が無いのではって思いますよ!」

結衣
「そうだな、あれは確かに若干、詐欺紛いな気がするよ!」
                        ・・・・
「よかったな、京子! あかりの悩みは深夜番組の健康器具だってな!」

ちなつ    ・・・・
「そうですね、深夜番組の健康器具なら高いのに効果が出なかったら、落ち込みますよね!」


44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:04:26.29 ID:9GGRAgHK0

京子
「ちょっ!? 結衣! ちなつちゃん!」

ちなつ
「全く、京子先輩は大げさすぎるんですよ! ね? あかりちゃん!」

結衣
「全く、京子は……」

あかり
「でも、京子ちゃんらしいかも! ごめんね、京子ちゃん!」

京子
「?」

京子
(白い紙……何か書いてある……)

『きょうこ はなしがある いまはあわせる』

京子
(……そうだった、みんな、あかりの仲間だった!)

――――――
――――
――


45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:05:11.49 ID:9GGRAgHK0

夜――

~結衣の家~


結衣
「……京子が正しかった、ごめん」

ちなつ
「京子先輩、ごめんなさい……」

京子
「いいよ、今は信じてくれてるから、それよりも……アレは誰?」

結衣
「あかりでは無いことは確かだ……」

ちなつ
「あかりちゃんなら、ずっと、深夜まで起きてる事は絶対に無いですからね……」

「前にあかりちゃんの家に泊まりに行った時、9時過ぎてから、本当に眠そうにしてましたから……」

結衣
「そして、深夜まで起きてたのが嘘という事は絶対に無い……」

京子
「何たってあかりは……」

「「「絶対に嘘はつかない!」」」

ちなつ
「ふふっ」

結衣
「ははっ」

京子
「あははっ」


46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:06:10.89 ID:9GGRAgHK0

ちなつ
「……じゃあ、あの、えっと、偽あかりちゃんは何者なんでしょうか?」

京子
「西垣先生の実験で増えたクローンあかりとか?」

結衣
「クローンって……でも、まあ、あれがあかりにそっくりな偽者なら西垣先生絡みの可能性があるな」

ちなつ
「明日、朝から西垣先生に会ってみますか?」

結衣
「それが一番、手っ取り早いかな……」

京子
「じゃあ、明日の朝に学校に行った後で、再度、体育館裏に集合する事で!」

結衣
「わかった!」

ちなつ
「わかりました!」

――――――
――――
――


50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:18:40.73 ID:9GGRAgHK0

\アッカリーン/当日――


ピンポーン

京子
「あかりー! 迎えに来たぞー!」

あかり
「ちょ、ちょっと待ってー! い、今、着替えるからー! って、あれ? せ、制服が見当たらないよー!」

京子
「ゆっくりしてていいぞー! 今日は学校をサボりたい気分だー!」

あかり
「えぇー!?」

結衣
「サボるなよ!!」

京子
「ですね……」


51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:20:41.11 ID:9GGRAgHK0

京子
「私達が気がついたってことは……」ボソボソ

結衣
「あぁ、あかねさんも気がついてる……」ボソボソ

「私はあかねさんを探してくるから、京子は……」ボソボソ

京子
「時間稼ぎだよね……了解……」ボソボソ

「あかりー! このままだと、遅刻するぞー!」

あかり
「えぇー! 制服、どこー!」

――――――
――――
――


52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:21:31.12 ID:9GGRAgHK0

結衣
(ここ数日、あかねさんを見かけなかった気がする……)

(つまり、あかねさんは何処かのタイミングで気がついた……)

(あかねさん、無事だといいけど……)

(ん? これは……靴下? しかも、片方だけ……)

(……向こうは物置)

(あ……まさか!?)


53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:22:17.64 ID:9GGRAgHK0

~物置前~


結衣
「この中に、あかねさんが居る……」

「…………」ガラガラ

「!?」

「あかねさん!? 大丈夫ですか!」

あかね
「フヌーン! フフーヌーン!」

結衣
「今、外します」

あかね
「……ありがとう、結衣ちゃん」

結衣
「……何があったんですか?」

あかね
「実はサプライズパーティーの後……あかりの様子が違ったから……」

「少しカマをかけたらね……やられたわ……あかりの顔で誘惑するなんて……」

「気がついたら、物置の中に入れられてたわ……」


54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:23:53.24 ID:9GGRAgHK0

結衣
「そうだったんですか……あかねさん、私達はそろそろ学校に行きます」

「あかねさんは、何処かに隠れてて、あかりが居なくなったら何処かに避難してください!」

あかね
「えぇ、ありがとう。そうさせてもらうわ……」

結衣
「じゃあ、行ってきます……」

あかね
「結衣ちゃん! 私はしばらく監禁されてたせいで、あかりを助ける体力は無いわ……だから……」

結衣
「わかってます、あかりは絶対、みんなで助けますので……」

あかね
「……お願いね」

――――――
――――
――


57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:26:59.80 ID:9GGRAgHK0

~教室前~


ちなつ
「では、私達はこっちの方なので……」

あかり
「ばいばい! 結衣ちゃん! 京子ちゃん! また後でね!」

京子
「んー! また、あとで!」

結衣
「……行ったな」

京子
「とりあえず、先に体育館裏に行っとこ……」

――――――
――――
――


58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:28:03.52 ID:9GGRAgHK0

~体育館裏~


京子
「――遅いよ! ちなつちゃん!」

ちなつ
「すみません、お待たせしました!」

結衣
「偽あかりは?」

ちなつ
「気がついてない筈です……」

京子
「よし、じゃあ、西垣先生を探して――」

西垣
「お前達、ここで何をしているんだ?」

結衣
「西垣先生……」

西垣
「?」

京子
「西垣先生! 先生に聞きたい事があるんです!」

西垣
「……聞きたい事?」

――――――
――――
――


59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:28:48.83 ID:9GGRAgHK0

西垣
「なるほどな……結論から言えば、私は関係者ではあるが犯人ではないな」

京子
「どっちなの!?」

西垣
「まぁ、実物を見たほうが早いだろ……ついて来い」

結衣
「ここは……」

ちなつ
「学校の裏にこんな大きな岩があったんですね……」

西垣
「……この岩はとある役割があってな」

京子
「役割?」

西垣
「……怨念を封印する為の岩だよ、この岩には沢山の怨念が詰まってる」

「そして、人を騙し、人の身体を乗っ取る、もっとも質が悪いく、怨念達のリーダー的存在も封印されている……」


60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:29:39.46 ID:9GGRAgHK0

ちなつ
「お、怨念……」

結衣
「じゃあ、この岩の中にその怨念が?」

西垣
「……その岩に亀裂が入ってるのが判るか?」

ちなつ
「はい……」

西垣
「逃げ出したのさ、一週間前に……」

京子
「ま、まさか!? あかりにその怨念が!?」

西垣
「お前達の話を聞く限りではありえる話だ……」

「そして、お前達の話が本当なら……今日までに赤座を助けなければ、赤座は死ぬ……」

ちなつ
「そ、そんな……」

結衣
「助ける方法は無いんですか!?」

西垣
「……あるよ」

――――――
――――
――


61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:30:16.87 ID:9GGRAgHK0

午後8時30分――

~学校、校舎前~


西垣
「……来たか、赤座が学校の中へ入っていくのは確認済みだ」

「ただ、何処に居るかは判らない……」

京子
「…………」

結衣
「…………」

ちなつ
「…………」

西垣
「3人だけか……生徒会のメンバーは呼ばなかったのか?」

結衣
「命懸けになるから……」

ちなつ
「考えたくないですが、万が一ってことがありますから……」


62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:31:37.66 ID:9GGRAgHK0

京子
「そういうこと! 死ぬのは私達、娯楽部メンバーだけで十分です!」

ちなつ
「死ぬつもりはありませんけどね!」

結衣
「絶対にあかりを助けます!」

京子
「あかりは私達の大切な仲間ですから!」

西垣
「……いい答えだ」

「ホントは帰りたいヤツは返すつもりだったが……その目なら何を言っても決意は変らないだろうな……」

――――――
――――
――


63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:33:38.96 ID:9GGRAgHK0

西垣
「……多分、校舎の中には大量の怨念が居るはずだ」

京子
「それじゃあ、あかりの所までどうやって……」

西垣
「……心配するな、準備は出来ている」

「お前達はこれで怨念と戦ってもらう……」バサッ

結衣
「こ、これは……」

ちなつ
「……そ、掃除機?」


64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:34:12.26 ID:9GGRAgHK0

西垣
「ただの掃除機じゃないさ……これは怨念を吸い込み、封印する事が出来る掃除機さ」

「この掃除機の本体は、あの岩と同じ効果を持っている」

「つまり、こいつで吸い込めばどんな異能な存在だろうと確実に封印する事ができる……」

「これがお前達が怨念と戦う為の武器だ」

「持ち運びや使用方法を説明する」

「といっても、使用方法は普通の掃除機とあまり変らん」

「まずは、この本体を背中に背負って……」

ちなつ
「結構、重たいですね……」


65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:34:56.79 ID:9GGRAgHK0

西垣
「そして、掃除機のノズルを怨念に向け、このスイッチを押す」

「すると、怨念を吸い込み封印する事が可能だ……」

「ただ、赤座に取り付いてる怨念だけは方法が変る……」ガサ

結衣
「……そのボールと小さな箱は?」

西垣
「このボールは赤座に投げつける事で、赤座と怨念を分離させる事が出来る……」

京子
「このボールで……」


66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:38:03.72 ID:9GGRAgHK0

西垣
「ただ、赤座の精神を起こす必要がある」

結衣
「起こす?」

西垣
「今の赤座は休眠状態だ。あの怨念は厄介でな」

「身体を手に入れた為に人間と同じ性質を持つ事で清めの効果があるモノに耐性を持ってしまっている」

「だから、赤座の精神を起こす必要がある……」

京子
「?」


67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:44:28.32 ID:9GGRAgHK0

西垣
「赤座の精神を起こす事で身体の主導権を赤座が一時的に取り戻す事で怨念が持っている耐性を一時的に外す」

「そうすれば、赤座についた怨念は他の怨念と変らない。そのボールを投げつけて分離させるんだ」

ちなつ
「分離させた後はどうするんですか?」

西垣
「この箱に入れて浄化する。この箱の使い方はココのボタンを押すだけで電源が入る」

「あとは、その掃除機についているもう一つのボタンを押し、怨念を拘束」

「この箱の近くまで持っていけば、自動的に吸い込み浄化してくれる」

「使い方は判ったな?」

「「「はい!」」」

西垣
「……よし、必ず赤座を助け出すんだ。お前達の健闘を祈る」


68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:45:27.92 ID:9GGRAgHK0

あかね
「みんな!」

京子
「あかねさん!?」

結衣
「動いても大丈夫なんですか?」

あかね
「うん、戦えるほど体力はないけどね……」

「必ず……必ず、あかりを助けてあげて!」

「無事に帰ってきたら、あかりの誕生会、やり直しましょ?」

「私、準備して待ってるから……お願いね? 娯楽部長さん」

京子
「はい!!」

京子
「よっしゃいくぞー!」

「「おー!」」

――――――
――――
――


69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:46:06.50 ID:9GGRAgHK0

午後9時――
~学校内1階~


京子
「と、意気込んで来たものの……」

結衣
「本当に怨念が居るのか?」

ちなつ
「ですね……今、何時なんですか?」

結衣
「……ちょうど、9時だよ」

ちなつ
「残り3時間ですか……」

京子
「……あかり、何処に居るんだろ」

結衣
「急いで探した方がいいな……あまり時間が無い……」

京子
「だな、手分けして探す?」


70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:46:47.91 ID:9GGRAgHK0

結衣
「いや、それじゃあ危険だ……時間が無くても纏まって行動した方がいいだろ」

ちなつ
「!?」

「ゆ、結衣先輩! 京子先輩! あそこ!」

『怨念ガオンネン……』

京子
「お、出たな! 掃除機オン!」カチッ ギュオオオオオオ!

『オ、オオ、怨念ガアアア……』スポ

京子
「お、入った!」

ちなつ
「あ、あれでいいみたいですね!」


71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:47:38.30 ID:9GGRAgHK0

結衣
「あそこにも!」カチッ ギュオオオオオオオ!

『怨念ガアアア……』スポ

ちなつ
「あ、そこに!」カチッ ギュオオオオオ!

『怨念ガガガガ……』スポ

京子
「そこにも!」

結衣
「あっちにもいるぞ!」

ちなつ
「そ、そこにも居ます!」

『怨念ガ……オンネン……』 『怨念ガオンネン……』 『怨念ガ……オン……ネン……』

『怨念ガ、オンネン……』 『怨念ガオン、ネン……』 『怨念ガ、オンネン……』

『怨念ガオンネン……』 『怨念ガオンネン……』 『怨念ガオンネン……』


72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:48:25.96 ID:9GGRAgHK0

京子
「って、この数は止まって吸い込むには……」

ちなつ
「多すぎますね……」

結衣
「走りながら邪魔な怨念だけ吸い込もう!」

ダッダッダッダッダ

『怨念ガ……』ギュオオオオオオ!スポ

『怨念ガオン……』ギュオオオオオオ!スポ

京子
「キリが無いぞ!」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「何処からでも沸いてきます!」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「まだ、一階の半分も探せてないぞ!」ギュオオオオオオ!スポ


73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:48:58.34 ID:9GGRAgHK0

『怨念ガ……オンネン……』ギュオオオオオオ!スポ 『怨念ガオンネン……』ギュオオオオオオ!スポ 『怨念ガ……オン……ネン……』

『怨念ガ、オンネン……』ギュオオオオオオ!スポ 『怨念ガオン、ネン……』 『怨念ガ、オンネン……』ギュオオオオオオ!スポ

『怨念ガオンネン……』 『怨念ガオンネン……』 ギュオオオオオオ!スポ『怨念ガオンネン……』ギュオオオオオオ!スポ

京子
「やばい……」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「囲まれましたね……」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「足が止まった瞬間、どんどんこの辺一帯に沸いてきたか……」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「も、もう9時半ですよ!」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「くそっ! こんなところで足止めされるわけにはいかないのに……」ギュオオオオオオ!スポ

―情けないわよ!! 歳納京子!!―


74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:49:57.90 ID:9GGRAgHK0

ちなつ
「……えっ?」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「この声は……」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「綾乃!?」ギュオオオオオオ!スポ

綾乃
「こんなところで足止めされて情けない!」

千歳
「ウチもおるでぇ~?」

京子
「綾乃! 千歳! 何でココに?」ギュオオオオオオ!スポ


75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:50:49.13 ID:9GGRAgHK0

綾乃
「水臭いわよ! 歳納京子!」ギュオオオオオオ!スポ

千歳
「赤座さんを助けたいのはウチらも同じやでぇ~」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「命懸けなんだよ? 死ぬかも――」ギュオオオオオオ!スポ

綾乃
「――死なないわ! 絶対に!」ギュオオオオオオ!スポ

千歳
「ここはウチらに任せて先に行き~!」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「でも!」ギュオオオオオオ!スポ

綾乃
「行きなさい!! 歳納京子!!」ギュオオオオオオ!スポ

「あなたにとって、今、何が一番大切なの!!」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「!」ギュオオオオオオ!スポ


76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:51:44.13 ID:9GGRAgHK0

綾乃
「赤座さんのはずよ!!」ギュオオオオオオ!スポ

「だから、行って!! そして、赤座さんを無事に連れ帰りなさい!」ギュオオオオオオ!スポ

「もしも、無事に連れ帰れなかったら……罰金バッキンガムなんだから!」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「……京子」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「京子先輩……」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「……っく、絶対! 絶対、あかりを連れて帰る! だから――」ギュオオオオオオ!スポ

タタタタタタタッ

綾乃
「判っているわ! 歳納京子! あなたとの決着はまだ、ついてませんわ!」ギュオオオオオオ!スポ

「…………」ギュオオオオオオ!スポ


77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:52:18.78 ID:9GGRAgHK0

千歳
「綾乃ちゃん……」ギュオオオオオオ!スポ

綾乃
「……気遣いは無用よ、千歳」ギュオオオオオオ!スポ

「赤座さんには負けても仕方が無いわ……」ギュオオオオオオ!スポ

「それに私は……」ギュオオオオオオ!スポ

「歳納京子が大好きだけど……赤座さんも大好きで……4人揃った娯楽部はもっと大好きよ!!」ギュオオオオオオ!スポ


78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 19:52:55.74 ID:9GGRAgHK0

千歳
「綾乃ちゃん……わかった!! ウチも4人揃った娯楽部は大好き!!」ギュオオオオオオ!スポ

綾乃
「……数が半端ないわよ? もしかしたら――」ギュオオオオオオ!スポ

千歳
「――ウチの背中は預けたで? 綾乃ちゃん……」ギュオオオオオオ!スポ

「だから、綾乃ちゃんの背中はウチが守る!!」ギュオオオオオオ!スポ

綾乃
「……そうね、そうだったわね! 聞くだけ無駄だったわ!!」ギュオオオオオオ!スポ

千歳
「そうや!!」ギュオオオオオオ!スポ

―――――
―――
――


84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 20:58:29.23 ID:0Dx9D4Hx0

午後10時――
~2階~


京子
「綾乃、千歳……」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「京子、綾乃達が大丈夫って言ったんだ。今は綾乃達のことを信じよ?」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「うん」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「あれは!?」ギュオオオオオオ!スポ

『怨念ガオンネン!!』ズーン

京子
「なっ!? なんて、大きさだ……」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「普通の怨念の倍はあるぞ!!」ギュオオオオオオ!スポ


85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 20:59:58.61 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「っく、時間が何のにこんな大きなのを相手にしないといけないのか……」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「何処か隙間から通る事は……」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「ダメだ……あの大きいのが通路をみっちり塞いでいる……」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「そ、そうだ! 別の道を……」ギュオオオオオオ!スポ

『怨念ガ……オンネン……』 『怨念ガオンネン……』 『怨念ガ……オン……ネン……』

『怨念ガ、オンネン……』 『怨念ガオン、ネン……』 『怨念ガ、オンネン……』

『怨念ガオンネン……』 『怨念ガオンネン……』 『怨念ガオンネン……』


86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:01:11.27 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「後ろも塞がった……」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「こいつらを片付けないといけないのか……」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「そんな! あと、2時間しかないんですよ!」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「それでも、通路が無い以上――」ギュオオオオオオ!スポ

―困ってるようだな……―


87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:02:15.99 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「こ、この声は!?」ギュオオオオオオ!スポ

西垣
「……やっと、追いついたか」ギュオオオオオオ!スポ

りせ
「…………」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「生徒会長まで!」ギュオオオオオオ!スポ

りせ
「…………」ギュオオオオオオ!スポ

西垣
「うん、そうだな……その為に私達は来たのだからな……」ギュオオオオオオ!スポ

「いいか? お前達……私達があのデカイのに穴をあける」ギュオオオオオオ!スポ

「穴が開いたら、その隙に穴を通って先に進むんだ……」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「そ、そんな! そんな事したら西垣先生達が!」ギュオオオオオオ!スポ


88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:03:05.01 ID:0Dx9D4Hx0

西垣
「心配するな……無策では来ないさ、ちゃんと対処方法があるからここに来ている……」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「……っ」ギュオオオオオオ!スポ

りせ
「…………」ギュオオオオオオ!スポ

西垣
「……うん、そうだな」ギュオオオオオオ!スポ

「松本も心配するなと言っている……」ギュオオオオオオ!スポ


89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:03:52.24 ID:0Dx9D4Hx0

ちなつ
「……生徒会長」ギュオオオオオオ!スポ

りせ
「……」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「えっ? 5分?」ギュオオオオオオ!スポ

西垣
「だから、赤座を助けに行くんだ!」ギュオオオオオオ!スポ


90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:04:41.51 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「……わかりました、お願いします!」ギュオオオオオオ!スポ

西垣
「3、2、1、で穴を開ける!」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「はい!」ギュオオオオオオ!スポ

西垣
「3!」

「2!」

「1!」

「発射!」ビビビビビビビビ!ドカーン!

ちなつ
「すごい、ビームが飛んで怨念の身体に穴が……」ギュオオオオオオ!スポ


91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:05:11.09 ID:0Dx9D4Hx0

西垣
「走れ! 娯楽部!」ギュオオオオオオ!スポ

タッタッタッタッタッタッ

ちなつ
「結衣先輩! 京子先輩! 穴がどんどん塞がってます!」ギュオオオオオオ!スポ

西垣
「!?」ギュオオオオオオ!スポ

「予想以上より穴の再生が早い!?」ギュオオオオオオ!スポ

「このままでは……」ギュオオオオオオ!スポ

京子
「っく……」ギュオオオオオオ!スポ

―止まるな! 走れ! 娯楽部!―


92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:05:41.34 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「うおおおおお!」

タッタッタッタッタッタ

西垣
「あれは? 拘束用レーザー! 一体、誰が……」ギュオオオオオオ!スポ

タッタッタッタッダ

結衣
「何とか走り抜けられたか……」

ちなつ
「さっきのレーザー……一体誰が……」


93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:08:54.83 ID:0Dx9D4Hx0

千鶴
「感謝はいらない……歳納、赤座を助けて来い……」

京子
「千鶴……」

千鶴
「行け! 早く!」

京子
「ありがとう! 千鶴!」

タッタッタッタッタッタ

千鶴
「だから、感謝はいらないっと……」

西垣
「……数が多い、手伝ってくれるか?」ギュオオオオオオ!スポ

千鶴
「そのつもりで来ました……」

西垣
「そうか……」ギュオオオオオオ!スポ

りせ
「……」ギュオオオオオオ!スポ

千鶴
「……ここから先は虫一匹足りとも通さない!」ギュオオオオオオ!スポ

――――――
――――
――


94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:09:34.49 ID:0Dx9D4Hx0

午後11時――
~3階~


京子
「一体、あかりは何処に居るんだ……」ギュオオオオオオ!スポ

タッタッタッタッタ

ちなつ
「あと、一時間しか無いですよ!」ギュオオオオオオ!スポ

「とか言ってる間に!」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「っく、また、囲まれてしまった……」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「せめて、せめて、場所さえわかれば……」ギュオオオオオオ!スポ

―あかりちゃんはこの階の一番奥の教室……私達の教室だよ!―


95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:10:07.86 ID:0Dx9D4Hx0

ちなつ
「この声は……」ギュオオオオオオ!スポ

「櫻子ちゃん! 向日葵ちゃん!」ギュオオオオオオ!スポ

櫻子
「水臭いよ! ちなつちゃん!」ギュオオオオオオ!スポ

向日葵
「そうですわ! 赤座さんは私達の友人でもあるんです!」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「櫻子ちゃん、向日葵ちゃん……」ギュオオオオオオ!スポ

櫻子
「時間が無いから行って! ちなつちゃん! 先輩方!」ギュオオオオオオ!スポ

向日葵
「ここは私と櫻子が――」ギュオオオオオオ!スポ

「「――引き受けた(引き受けましたわ)!」」


96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:10:56.67 ID:0Dx9D4Hx0

ちなつ
「二人とも……グスン」ギュオオオオオオ!スポ

結衣
「ちなつちゃん……」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「……大丈夫です! 行きましょう! あかりちゃんのもとへ!」ギュオオオオオオ!スポ

ちなつ
「二人とも……無茶しないでね!」

タッタッタッタタ

櫻子
「無茶するのは向日葵だからね!」ギュオオオオオオ!スポ


97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:11:38.34 ID:0Dx9D4Hx0

向日葵
「櫻子の方でしょう……」ギュオオオオオオ!スポ

櫻子
「向日葵の方じゃん!」ギュオオオオオオ!スポ

向日葵
「櫻子の方ですわ!」ギュオオオオオオ!スポ

「「…………」」

向日葵
「……言い争いをしても仕方ありませんわね」ギュオオオオオオ!スポ

櫻子
「……だね、この決着はあかりちゃんが無事に助かったらね!」ギュオオオオオオ!スポ

向日葵
「そうですわね!」ギュオオオオオオ!スポ

――――――
――――
――


98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:12:22.23 ID:0Dx9D4Hx0

午後11時30分――
~教室~


タッタッタッタッタッタ

京子
「あかりー!!」

―遅かったね、京子ちゃん、結衣ちゃん、ちなつちゃん―

京子
「あかり……いや、偽あかり! あかりを返せー!!」

あかり?
「酷いな、京子ちゃん! あかりは偽者じゃないのに……」

結衣
「偽者だろ? 本物のあかりはお前とは比べ物にならないくらいすごくいい子だ!!」ガチャッ

あかり?
「他の怨念と同じ事はしない方がいいよ? まあ、元あかりを吸い込みたいなら別に構わないけど……」

ちなつ
「卑怯な……」


99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:12:58.59 ID:0Dx9D4Hx0

あかり?
「卑怯? 何処が? 元あかりがイラナイって言うから貰っただけだよ?」

「ちゃんとした取引で卑怯なんて言われたくないな……」

結衣
「ちゃんとした取引? あかりを騙して奪ったんだろ!!」

あかり?
「はぁ~……騙しただの、卑怯だの……これだから、人間は嫌い……」

「私はただ賭けをしただけ、あなた達の誰かを遊びに誘えなければ、あなたは必要ないから身体を頂戴ってね?」


100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:13:31.99 ID:0Dx9D4Hx0

ちなつ
「ま、まさか……あの時、あかりちゃんが遊びに誘ったのは……」

あかり?
「あたりだよ? ちなつちゃん!」

「あの時の誘いが賭けだったの! それを知らずに断って……あかりを返せぇ~? お腹痛い、ウケルわ!」

ちなつ
「そんな……そんなのって……」

結衣
「想像以上に最低なヤツだな……」


101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:14:28.47 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「お前……全て知ってて、あかりを騙したな!!」

あかり?
「あれ? あなたが言える立場だと? 京子ちゃん?」

京子
「何を言ってる!!」

あかり?
「だって、元あかりにトドメを刺したのは京子ちゃんよ?」

「あ、きょ、京子ちゃん!」

「悪い、あかり! 無理だ!」

「……一字一句、間違ってないよ?」

京子
「ま、まさか……」


102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:15:04.05 ID:0Dx9D4Hx0

あかり?
「……思い出したんだね? 京子ちゃん!」

「……えっ!? あかり、まだ、何も言って――」

「何であろうと無理だ! じゃっ!」

結衣
「――偽あかり!!」

あかり?
「うるさいなぁ~!」


103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:16:50.92 ID:0Dx9D4Hx0

結衣
「――っく、身体が動かない……」

あかり?
「……さて、このまま0時まで大人しくしててね?」

結衣
「ちなつちゃん! 京子!」

ちなつ
「…………」

京子
「…………」

――――――
――――
――


104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:17:35.95 ID:0Dx9D4Hx0

午後11時59分――


あかり?
「あと、1分~」

結衣
「…………」

ちなつ
「…………」

京子
「…………」


105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:18:06.21 ID:0Dx9D4Hx0

あかり?
「もう、抵抗する意思もないんだね?」

「残り10秒~!」

「3、2、1、ゼロ~! はい、死んだ~! 元赤座あかりさんは24時00分にお亡くなりになりました~!」

「そうだ! せっかくだから、いい事と教えてあげるよ!」

「……実はね、元あかりはずっと悩んでいたって知ってる?」

京子
「…………」ピクッ


106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:18:42.26 ID:0Dx9D4Hx0

あかり?
「入学してから京子ちゃんが冷たいような気がする……」

「京子ちゃんに嫌われてるのかな? だって! 逆なのにねぇ~?」

「京子ちゃんは元あかりが大好き! だけど、恥ずかしいので素直になれないの……」

「馬鹿だよね~! 最初から素直になってれば、こんな事にはならなかったのにねぇ~」

京子
「…………」

京子
(そうだったんだ……馬鹿だ……私はすごく馬鹿だ……)


107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:19:20.20 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「馬鹿だ……」

あかり?
「――そして……?」

京子
「馬鹿だった……あかりの事、好きなのに全然、気がつかなかった……」

あかり?
「何~?」

京子
「だから……馬鹿だから……今から伝えるよ、あかり……」

あかり?
「はぁ? だから、時間切れだって!」


108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:19:51.97 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「私は……恥ずかしかった!! だけど、構って欲しかった!!」

「だから、意地悪してた!! だけど、家に帰ってから後悔してた!!」

「……自信が無かった!! あかりとつり合う自信が!!」

「だから、サプライズパーティーであかりに好きになって欲しかった!!」

「あかり!! まだ、聞こえてるだろ!! だから、今、はっきり伝える!!」

―あかり!! 大好きだあぁぁぁあ!!―

『京子ちゃん……』


109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:22:07.74 ID:0Dx9D4Hx0

あかり?
「嘘、何で……? 何で、身体の自由が利かない?」

「もう、0時よ! 元赤座あかりは完全に死んだはずよ!!」

ちなつ
「……やっぱり、気づかないよね」

あかり?
「はぁ?」

ちなつ
「この教室の時計……5分遅れてるよ、あかりちゃん?」

「生徒会長さんが言ってたよ! 今日、ここの時計を入れ替えた時に時間合わせるのを忘れてたってね!」

「だから、ここの時計を信じるなって!」


110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:22:37.09 ID:0Dx9D4Hx0

結衣
「……拘束を解いてくれて助かったよ、あかり! 京子! ボールを!」

京子
「わかった!」タッタッタッタ

あかり?
「さ、させない!」

京子
「……っく、動けない!」

あかり?
「残念だったね? 京子ちゃん?」

結衣
「そうだな、残念だったな! そっちはハズレだ!」ポイ


111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:27:09.32 ID:0Dx9D4Hx0

あかり?
「なっ!? しまっ……」パン! ベチャベチャ

「な、何!? この液体は!? あ、赤座あかりの身体から追い出される!?」シュワぁぁぁ!

あかり
「…………」フラッ バタン!

ちなつ
「あかりちゃんと怨念が分離できた!!」

あかり?
「そ、そんな!? このままじゃ不味い!!」

「あ、赤座あかりの身体に戻らないと!!」


112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:27:45.25 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「させるかー!!」カチッ ビビビビビビビッ

あかり?
「変なビームが身体に巻きついて……これじゃあ、動けない……」ビビビビビビビッ

結衣
「京子! 私も手伝う!」カチッ ビビビビビビビッ

ちなつ
「箱の準備が出来ました! 私も手伝います!」カチッ ビビビビビビビッ

あかり?
「や、やめろ! その箱に入れるなぁぁぁぁあ!」ビビビビビビビッ スポン pipipi シュー!

結衣
「……終わった?」

ちなつ
「みたいですね!」


113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:28:31.75 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「そ、そうだ! あかり!!」

あかり
「……うぅ、ん……すぅ、すぅ……」

京子
「だ、大丈夫だ……息はある!」

ちなつ
「よ、良かったです」

結衣
「はぁ、これでやっと全て解決か……!?」


114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:29:06.96 ID:0Dx9D4Hx0

グラグラグラグラグ

京子
「が、学校全体が揺れてる!」

ちなつ
「結衣先輩! 京子先輩! 空が!」

結衣
「な、なんだ、あれは!」


115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:30:14.01 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「空から禍々しい光が……」

怨念
『虫けら共、私の声を聞け……』

ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり

京子
「こ、こんな時に電話!?」pi

「……も、もしもし!」

綾乃
『と、歳納京子! 聞こえますの?』

京子
「綾乃! 無事だったんだね!」

綾乃
『ええ! 他のみんなも無事よ! 今、みんなと合流して怨念と戦ってるわ!』

『そ、それより! 歳納京子、実は西垣先生から今の怨念について話があるそうよ……西垣先生、電話です!』


116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:30:59.29 ID:0Dx9D4Hx0

西垣
『私だ。歳納、今から言う事を良く聞くんだ! 怨念達のリーダーは赤座についたヤツではなかった!』

『あの声が怨念達のリーダーだ!』

京子
「さっきのが怨念のリーダー……」

西垣
『くっ、こっちも忙しくなってきたな……いいか、その怨念を倒さない限り、この騒動は解決しない!』

『武器として拘束用レーザーをフル出力で使えばダメージを与えられるはずだ!』

『いいか? 怨念が何か言って――』プツン プープープープー


117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:31:37.61 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「に、西垣先生!? 西垣先生ー!!」

「き、きれちゃった……」

ちなつ
「西垣先生はなんて言ってたんですか?」

京子
「さっきの声の怨念がリーダーだって……あれを倒さないと騒動が収まらないって……」

結衣
「さっきのを倒すって言っても……箱はあかりについてた怨念を倒したのが原因で壊れたぞ……」

ちなつ
「ボールもありませんしね……」


118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:33:43.31 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「拘束用レーザーをフル出力で使えば、攻撃できるって……」

結衣
「千鶴や西垣先生がやってた方法か……」

怨念
『私はこの世に破壊をもたらす者……さあ、選び……そして死ね……』

京子
「……選ぶってどういうことだ?」

怨念
『お前達は破壊者の形を選ぶのだ……』

ちなつ
「そうか……私達の頭の中で何か浮かぶと破壊者がその形になるみたいです!」

「結衣先輩! 京子先輩! 頭を空っぽにしましょう!」


119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:35:44.45 ID:0Dx9D4Hx0

京子
(何も考えない……何も考えない……)グゥ~!

(……お腹減ったなぁ~)

怨念
『選択はなされた……覚悟するがいい……』

京子
「えっ? ちょっと、待って! さっきのなしだよ!」

結衣
「……ちなつちゃん、選択した?」

ちなつ
「私は何も思い浮かべてませんよ?」

結衣
「私もだ……」


120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:36:58.13 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「…………ごめん、やっちゃった」

結衣
「……京子、何を頭に思い浮かべた?」

京子
「考えないようにしてたら……ラムレーズンアイスが食べたくなっちゃった……」

結衣
「ラムレーズンアイスって……この非常時に何を――」

ちなつ
「――結衣先輩!? あれ……」

結衣
「ま、窓の外に……巨大な……」

京子
「ら、ラムレーズンマン……」


121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:40:32.49 ID:0Dx9D4Hx0

結衣
「ラムレーズンアイスで出来た巨大な雪だるまがこっちに向かって歩いてくる……」

ちなつ
「しゅ、シュールですね……」

京子
「一見すると無害なようにも見える……むしろ美味しそう?」

結衣
「いや、あれを食べるのはどうかと……」

ちなつ
「食べたら全体お腹壊しそうですもんね……」


122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:46:33.43 ID:0Dx9D4Hx0

結衣
「しかし、どんどん近づいてくるな……」

ちなつ
「あ、教室の壁を叩き始めた……」

「……って、ラムレーズンマンはこの校舎を破壊するつもりですよ!?」

結衣
「と、とにかく! こ、攻撃!」

「攻撃して倒さないと! このままじゃ校舎が壊れる! ……のか?」

京子

「えっと……3、2、1で同時に攻撃ね!」

「3、2、1、発射!」ビビビビビビビビッ!

ラムレーズンマン『グ!?』ドロロ……


123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:50:28.84 ID:0Dx9D4Hx0

ちなつ
「効いてるみたいです! ラムレーズンマンが溶けてますよ!!」ビビビビビビビビッ!

結衣
「まぁ、身体がアイスクリームだからな……」ビビビビビビビビッ!

京子
「わ、私のラムレーズンが……」ビビビビビビビビッ!

結衣
「食べるつもりだったのか!?」ビビビビビビビビッ!

ちなつ
「さすがは京子先輩……」ビビビビビビビビッ!

ラムレーズンマン『グオオオ!』ドロドロドロ……


124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:52:09.93 ID:0Dx9D4Hx0

ちなつ
「……熱っ!? 熱くなったラムレーズン液が飛んできた!?」ビビビビビビビビッ!

京子
「だ、大丈夫! ヤツはアイスクリームだ! 体内に取り込んでも無害のはず?」ビビビビビビビビッ!

ちなつ
「何で疑問系なんですか!?」ビビビビビビビビッ!

結衣
「このまま溶かそう!」ビビビビビビビビッ!

ラムレーズンマン『グオ!』ドロドロドロ……

ちなつ
「かなり、溶けてきましたね!」ビビビビビビビビッ!


125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:53:09.80 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「あれ? ラムレーズンマン……何か膨らんでない?」ビビビビビビビビッ!

結衣
「ば、爆発するぞ!!」ビビビビビビビビッ! カチ

「二人とも早く避難を!!」

京子
「み、みんな逃げろー! と、あかりを抱えて……」ダキッ

「みんなで逃げよう! レッツゴー!」タタタタタタッ

結衣
「ちなつちゃんも早く!」タタタタタタッ

ちなつ
「ま、待ってください!」タタタタタタッ

ラムレーズンマン『グオオオオオオオオオ!』ドバーン!

――――――
――――
――


126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:54:55.96 ID:0Dx9D4Hx0

~学校、校舎前~


綾乃
「お、怨念達が消えてく……」

千歳
「怨念がおらんねん!!」

綾乃
「…………」

千歳
「……ごめんなぁ~、綾乃ちゃん」

西垣
「リーダーが倒された事でこいつらも存在が保てなくなったんだろ……」

綾乃
「じゃ、じゃあ! 歳納京子達が?」

千歳
「綾乃ちゃん!! あれ、歳納さん達や!!」

櫻子
「歳納先輩に抱えられてるの! あかりちゃんだ!! あかりちゃんだよ! 向日葵!!」

向日葵
「ええ! 赤座さんが無事に助けられた……グスン」

――――――
――――
――


127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:55:46.85 ID:0Dx9D4Hx0

千鶴
「…………」

千歳
「千鶴、すごく嬉しそうやなぁ~」

千鶴
「べ、別に///」


――――――
――――
――

りせ
「………………」

西垣
「うん、そうだな。あの娯楽部相手に勝てるヤツは居ないさ……」

――――――
――――
――


128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:56:43.38 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「……」

あかり
「うぅ、ん……きょ、きょうこちゃん?」

京子
「あかり? 気がついた?」

あかり
「……あれ? あかり、今まで何してたんだろ?」

京子
「う~ん、今度話すよ」

あかり
「?」


129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:57:21.23 ID:0Dx9D4Hx0

あかり
「京子ちゃん、ドロドロだね……」

京子
「ちょっと、ラムレーズンがねぇ~」

あかり
「ラムレーズン?」

京子
「……そんな事より! あかり、帰ったら誕生会だよ?」

あかり
「えっ!? そうなの!?」

京子
「そうだよ! あかねさんがあかりの家で準備してるからさ!」

「さて……みんなー!! あかりの家で誕生会やるから、みんなで行こうよ!!」

「「「レッツゴー!! あははははっ!!」」」

――――――
――――
――


130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 21:58:19.46 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「――こうして、あかりは無事に誕生日を祝ってもらい、京子ちゃんと幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし」

結衣
「相変わらず、京子は絵が上手いな」

ちなつ
「何で、結衣先輩が主人公じゃないんですか?」

あかり
「あかりの出番が開始早々になくなってる!?」

「ひ、ひどいよ!! 京子ちゃん~!!」


131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 22:00:04.57 ID:0Dx9D4Hx0

ちなつ
「まぁ、あかりちゃんの出番がないのは仕方ないよ! あの時、捕まってたからね!」

あかり
「……捕まってた?」

京子
「まぁ、あの時、あかりを助けに行ったんだから、あかりの出番は必然的に少なくなるわけで……」

あかり
「……えっ?」


132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 22:01:06.46 ID:0Dx9D4Hx0

結衣
「ドンマイ、あかり……」

あかり
「だって、このお話……京子ちゃんの作り話だよね?」

京子
「……」

結衣
「……」

ちなつ
「……」

あかり
「なんで、みんな無言になるの!?」

京子
「さて、じゃあ、今日はもう暗くなってるから帰りますか!」

結衣
「そうだな……」

ちなつ
「はい! あかりちゃんも帰るよ?」

あかり
「え、まだ、あかりの質問が……」


134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/11/06(日) 22:02:02.84 ID:0Dx9D4Hx0

京子
「さ~て、帰ろう、帰ろう!」

あかり
「だから、これは京子ちゃんの漫画だけの話だよね?」

結衣
「あかり?」

あかり
「結衣ちゃん、これって京子ちゃんの――」

結衣
「世の中には知らなくてもいい事ってあるんだよ?」

あかり
「え!? 何故、その隠し事があります的な態度!?」

ちなつ
「さ、あかりちゃん帰るよ?」

あかり
「ちょっと、待って! ちなつちゃん、手を引っ張らないで!」

「だから、帰る前にあかりの質問に誰か答えてよぉ~!」




終わり


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 [名無し]

ゴーストバスターズかよ
懐かしい

けどおんねんちゃんディスるな

 [名無しさん]

また古いものを
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